と
幻想映画館 堀川アサコ/〔著〕
を連続で読みました
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幻想郵便局
就職浪人中のアズサは「なりたいものになればいい」と親から言われてきたけれど、
「なりたいもの」がわからない。
特技欄に“探し物”と書いて提出していた履歴書のおかげでアルバイトが決定。
職場は山の上の不思議な郵便局。そこで次々と不思議な人々に出会う。
生きることの意味をユーモラスに教えてくれる癒し小説。
幻想映画館
趣味はシリトリ。ちょっぴり学校に行きたくない高校生・スミレは、
「不思議なもの」がよく見える。ある日、「不思議なもの」と同時に父の不倫現場を目撃。
後を追い、商店街の映画館に迷い込む。そこで生まれて初めての恋をしたはいいが、
失踪事件に巻き込まれ―生死の狭間に繰り広げられる癒し小説。(サイトより)
郵便局に出てきたキャラクターが映画館にも出てくるので
続けて読むとさらに面白いです。
どっちもかなりファンタジー要素が強いので苦手な方も多いのかも。。
わたしはこれを読んでいると。
ファンタジーの中にいながら不思議と現実のことばかり考えてしまいました。
自分が何をやりたいのかわからなくて、就職活動でもやもやしていた経験があって。
わたしに向いている仕事なんてあるのか?とか考えたり。
結局。就職すれば目の前の仕事に日々追われていくけれど。
やっぱり未だに自分に向いてるのかなんてわからないし。
自分のやりたいことは見つかってない気がします。
筆者の堀川アサコさんもあとがきに書いているけれど
『逃げる』っていう選択は全然悪くないとわたしもいつも思っているのです。
いつも逃げてばっかりじゃだめだとは思うけど。。。
よく。環境が変わっても自分が変わらなければ意味がない。とか。
そこで耐えられないならどこへ行っても同じだ。って言う人がいるけど。
耐えても悲しさとかツラさが積み重なっていくだけ。
何も変わらないことが多い。
全然話は変わるけど(笑)
最近『あまちゃん』を見ましてww←出遅れすぎwww
(こんなにブームになってるのに朝ドラって見ないんです)
主役のアキもこの小説の主人公たちと同じだなぁって。
東京の学校では暗くてパッとしなくて協調性も存在感もない子だったのに。
岩手の田舎に行って生活するうちに
みんなが自然と周りに集まってくるような。
明るくて周りの空気を動かすような。みんなから愛される存在になっていました。
お母さんの春子が。
『変わってないわよアキは。・・・・あんたじゃなくてみんなが変わったんだよ。』
って言ってたように。
環境が変わっただけで。
いろんなことが上手く回りだすことがあると思う。
自分は変わってなくても周りの人が変わっただけで。
誰かに必要とされることがある。
必要とされいてると感じなくても。
積もった悲しさとか辛さが溶けていって
少しでも楽しいこととか幸せなことが増えるなら逃げていいんじゃないかな。
閉じ込めていた自分を取り戻すことがあるのかもしれない。
それがきっかけで周りを変えることができるかもしれない。
この本に出てくる就活性のアズサも
学校で居場所のない高校生のスミレも。
いつもの環境から離れて。ぱっと郵便局や映画館の中に入り込むと。
とまどいながらも楽しそうに生き生きしてるなと思いました。
逃げるのも。
枠からはみ出すのも。勇気がいるけれど。
逃げなければ知らなかった景色が見えたり。
新しい感覚に気付くこともあるかも。
誰かに必要とされるのは嬉しいし。
恋をするまではいかなくても。気の合う人に出会えたらハッピー。
自分を受け入れてくれる人たち。
居心地の良い場所って大事。
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