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2019年01月09日
誰でもペットを飼っていると経験する!犬の散歩であった女性は子を亡くした母の様!
正月でも犬の散歩は欠かせません。自宅が犬山城付近なので、犬山城へ向かう人や犬山城の入り口付近にあるお宮へ向かう人々で、早朝から自宅前の通りは人が多く行き交っていました。その時の出来事をお話します。
1.いつもの散歩コース
毎朝、8時前後に決まった散歩コースを通ります。気分によっては遠回りをしてみたりもしますが、私も自宅に帰れば洗濯や猫の世話などが待っていますから、歩く時間を決めて人込みを避けて裏道を通ります。
だいたい散歩される方は毎回、同じ時間に散歩へ向かいます。毎日会う人は決まってしまいます。裏通りからお城のお堀に向けて道を下っていきます。
お城のお堀端を歩いて木曽川まで向かって行きます。以前、お城の正面付近を散歩していたのですが車が多いのとクレームを言われコースを変えました。
2.犬の散歩不可でない場所での叱責
そこのお宮は「犬の散歩は不可」と看板にはありません。「犬の糞の始末はして下さい」との立て看板があったので、犬の散歩も大丈夫であろうと解釈していました。
シルバーの掃除の方とも仲良くなり、掃除の方達と飼い犬も仲良くなっていました。時の挨拶から始まり、犬との清掃の方がコミュニケーションをし、お互いに満足そうです。
ある日の事です。偶然、お宮の総代さん達の掃除の時間と重なった時の出来事です。ある総代さんに犬の散歩を激しく叱責されました。公共のトイレ等もあるお宮下の駐車場付近の所です。
もし、禁止ならばシルバーの掃除の方が教えてくださったでしょうが、1年以上散歩していて初めてでした。観光客の方々も犬を連れて私が叱責された場所を散策します。犬山市自身もキャラクターを「わん丸君」と名づけて、犬山市と犬をかけてアピールもしているのです。
しかし地元の人の散歩は禁止などと言われるのは、自分ながらも納得は行きませんが、あえて苛立っている高齢者の方と話は無理と考え、立ち去りました。きっと神様は人や動物を差別しているわけではないでしょう。差別をするのはいつの世も人なのだと感じました。
犬山市が「犬山市に犬を連れて遊びに来てください」とアピールしていた方針と違い、閉鎖的考えの方なのだろうと思いました。その後、その場所には2度とは近寄らないようにしています。
その後、川沿いなども歩いたりしながら、色んな自然と触れ合うことが出来て、知らない方々とあいさつを交わしたりと逆に私自身の視野が広がり、楽しく散歩をしているのです。犬の散歩で名も知らない方と会話をする事も多くなりました。
3.犬を抱いた女性
40代〜60代くらいの年齢の方が犬の散歩には多く出会います。話す内容は「何歳ですか?」「お名前は?」犬種が解らない時は「犬種は?」などと会話がはずみます。
犬も人間もそうですが、歳を追うごとに落ち着いてくるのですが、我が家のトイプードルの$は3歳を目前にしてもテンション高い犬です。良い言い方をすればフレンドリーな犬で、どんなに大きな犬にでも「遊んで、遊んで、攻撃をします。」
高齢の犬の飼い主の方には嫌がられる場合もあります。犬同士はお互いにおしりの臭いを嗅ぎあう事をします。気が合うとじゃれあったりします。その後、お互いに「ありがとうございます。」と言って別れるのです。
犬の集う場所は犬山城近くのp-キング付近で、観光客の中でも最近は犬を連れてくる方が多いです。p-キング近くの場所は犬連れの方や散歩の方々が集う場所になっています。ある朝、そこに50代の犬を抱いた女性が現れました。
よく見るとその犬は「トイプードルのぬいぐるみ」なのです。目を丸く見開いて、何度見ても「ぬいぐるみ?」どうしたんだろう?
4.我が子を亡くした悲しみの深さ
「ぬいぐるみ」を抱いた女性は犬の$に話しかけてきます。「男の子?」「何歳?」お決まりの質問です。その後、彼女が語りだしました。
1か月近く前に17年間飼っていたトイプードルを病気で亡くしたそうです。毎朝、犬山城付近へ散歩に来ていたそうです。亡くした犬の事が忘れられなく、よく似た「ぬいぐるみ」を購入し、以前の様に散歩へ連れ出しているとの事でした。
毎日の習慣と彼女が一番落ち着く行動なのでしょう。17年と言えば犬にしてみれば高齢ですが、人間の歳でしたら17歳の高校生の子供を亡くしたのと同じぐらいの悲しみなのです。
17年間大切に育てて、解ってはいるのですが、思い出が多すぎて悲しみも一層深いものになってしまうのではないでしょうか。新しい犬を迎えるにも、犬を亡くした悲しみが深すぎて同じ悲しみを受けるぐらいならと不安が先に立ち「ぬいぐるみ」を購入されたのではないでしょうか。
彼女の悲しみの深さは犬にかけていた愛情の深さと同じだと思いました。とても幸せな犬だったに違いありません。究極のペットロスに陥っている彼女を救うことは時間しかないのではないでしょうか。
そして、楽しい思い出だけになった時に新しい犬を迎える事が出来るのではないかと思います。1日でも早く彼女が犬を連れて楽しく散歩できることが出来るように願います。
私が散歩の時に叱責された事を書きましたが、我が家の犬の$は決して頭が良いわけでもありません。ただ、人見知りをしない愛想だけの犬です。しかし、私からしてみれば自分の子供を否定されたようにしか感じられませんでした。
犬にしても猫にしても飼い主は自分の子供の様に接し、感じてしまいます。ひょっすると子供以上の存在になるのかもしれません。
犬や猫を飼っていると多少の事はおおめに見る事が出来、腹も立ちません。失敗して当たり前と感じてきます。心穏やかに心広くさせてくれるのがペットなのではないでしょうか。
まとめ
・いつもの散歩コースから違うコースへ
・犬の散歩不可でない場所での叱責が理由
・犬を抱いた女性は究極のペットロス状態
・我が子を亡くした悲しみ以上の悲しみの中
我が家には犬の他に猫が3匹いますが、過去のペットロスの経験もあります。しかし、ペットがいるだけで腹が立っていても、ペットに愚痴を聞いてもらい、そして抱きしめて、癒され、新たな気持ちで明日を迎える事が出来るのです。
FROM 金券ショップ犬山