2008年03月15日
常識不通と青汁体験
「インドネシアではこちらの常識は通用せず」
そんな事は百も承知なはずのチャチャ9年目の記念すべき出来事をお伝えします。
今日の夕方、色々頑張っているエリコ嬢をねぎらおうと、とっておきの抹茶ミルクを御馳走しようと、京都からゲストに買って来て頂いた抹茶ミルクの粉末パッケージを開けてみました。うーん、いい香り。「一人スプーン一匙半、200ccの牛乳と混ぜてね。」とスタッフの子に言いつけて、出て来るのを待ってました。
そこへちょうどエリコさんが。「あ、今抹茶ミルク御馳走するからね。」と私がルンルンして言うと、「え?」とキッチンを一瞬覗いたエリコ嬢が不信そうな顔をします。「あ、あれは青汁じゃなかったんですね。抹茶だったんだ、あの色は。」
そういえば、さっきから待ってるのに、まだ出て来ない。第一、そんな青汁みたいな色してるだろうか? 変だなあ。何でだろう?とだんだん不安になりつつも、待つ事さらに5分。
出て来た二つのグラスは、正にグリーンいや、深緑色のペンキでも入っているかのように強い色をしています。
でも逆に、「さぁすが〜京都の本場ものは違う!!」と感激。早速ひとくち口に含んでみるとかなりの激甘!!「どひゃー!!」
こんなに甘かったら一匙で充分だった。大失敗。濃いわー。チョコレートドリンクみたい。
「でも味かなり濃くて美味しいっすよ。さすがホンモノ。ちょうど今甘いもの欲しかったところでしたから。」とけなげなエリコ嬢。
開けた抹茶ミルクの粉パッケージは自分で保管しようと思い、こちらに返すように言うと、その時でした。帰ってきたパッケージ、なぜか、見事なほど、カラ(空)っ......?!!
「さっき一人1匙半って言ったよね?ってことは二人で3匙。後の残りはどこ??」とスタッフを問いただすと、「...。」(無言)。
何度か問いただした結果、ようやく、「えー、砂糖一人1匙半いれました。」とメルダちゃん。
「は?」(愕然とするれいこ)
ようやくまさかの状況が飲み込めてきました。何とスタッフのメルダちゃん、たったグラス2杯の抹茶ミルクドリンク(既に粉は砂糖入り)の為に、キッチンスタッフに、一袋100グラム丸々全部使用、おまけに砂糖一人1匙半、つまり二人分3杯を加える丁寧さで、混ぜて氷で冷やして出すよう申し伝えたです。キッチンスタッフもキッチンスタッフじゃ、っつうの〜ッ。
おかげで私とエリコ嬢、とんでもなく濃いぃ抹茶ミルクを飲む事に。何倍分の凝縮バージョンです。青汁のような色であることもこれで納得。
あんなデカイ一袋をグラス2杯のために使う、ッてこと自体、常識ではありえないJAROがーッ!!って文句を言ってももう遅い。ここはインドネシア、ということを改めて認識させてくれる事件でした。あんなに何度も説明したハズがコレですもんなー。
「ごめんねー、エリコ嬢。甘さで胸焼けしなかった?」と聞くと、「あれ、1杯で5杯分くらいでしたかねー。でも甘いの欲しかったし、とっても贅沢な体験させて頂いたってことで...。」 クーッ、泣かせてくれます...
写真のは水で薄めてみた後のもの。でもこの頃になると砂糖で胸焼け。これ以上とうてい飲む気にはならず...トホホ、京都のホンモノ抹茶ミルクはイの中で青汁と化してしまったのでしたー。誰か責任とれよー、アタシの抹茶ミルク。
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