南国メナドの島暮らし　「セレベスの海だより」

メナド（マナド）のお土産といえばクッキーズ。
クリスチャンが９割というこの土地では、オランダ統治当時の名残なのか、クリスマスから年末年始にかけては、クッキーを各家庭で手作りして、これを年末年始の挨拶にくる客に振る舞ったり、人の家に行く手みやげとして持参したりする習慣があります。

なのでクリスマス時期、小麦粉とバター（といってもこちらでは”ブルーバンド”というマーガリンが主流）、砂糖などを大量買い込みする奥様方でレジに行列ができる、というのが恒例になっています。

クッキーのひとつひとつのスタイルにちゃんと名前まであるんです。例えば一番左のベシパナスは、一枚一枚を昔の焼きせんべいのように鉄板ではさんでやくので、ベシ（鉄）、パナス（熱い）、というそのまんまが名前になってます。

正月明けて早２０日。休暇から帰って来たスタッフが、うちにも手みやげにと１ビン、また１ビンとこのお決まりのビン詰めクッキーを持参してくるため、今週 末くらいまではこのメナド・ブナケン伝統のクッキーを、午後ティーと一緒にチャチャでも味わって頂くことができますよー。

by reiko