南国メナドの島暮らし　「セレベスの海だより」

昨年あたりから、外国からの密輸入酒排除を理由に、輸入酒や輸入嗜好品などの税が３００パーセントも値上げされるなど、とんでもない政策をとっているインドネシア政府。

おかげで、メナド（マナド）の街では買えないワインを、バリで買おうと昨年から何度かバリにいった際に車であちこちの街を探しまわるも、どこも既にロクな輸入ワインは残っておらず、「バリ・デリ」などの高級輸入食料品スーパーで売っていたりしても、えらーく高価！！

いかにも色々な種類の日本酒や焼酎を置いてそうなバリの高級日本食レストランでも、既に全品が終了。梅酒や焼酎を楽しみに入っても、「品切れです」と言われるだけ。そこでレストランやバーでは、地酒のアラックやアラックを使ったカクテルをすすめられることに。

でもご注意！この安価なアラック。需要が一気に増えたせいで、カサを増やそうとメタノールを混入させたものが出回り、死亡事故まで起きています。詳細はちょっと古い記事ではありますが、「アピログ」のお知らせにも掲載されてました。

で、事故も怖いですが、さらに切実なのはワインや焼酎を出せなくなってしまったレストランやリゾート。うちなどは、元々ワインなどが手に入り難い土地ゆえ、状況は厳しくなる一方。仕方ないので、輸入ものほどのお味ではまだないですが、唯一手に入るインドネシア、バリ産のハッタンワインを買い込んでエアー宅急便で送ってもらおうと思いきや、なんと！！現在はジャカルタのテロの影響か、たとえ国内線といえども、航空便では一切の液体の搬入が禁止されてしまったのです。ガーンッ....!!　[E:crying]

ふんだりけったりとはこの事。輸入酒だけでなく、バリ産ワインまで飲めなくなってしまいました。もちろん飲み物以外の液体モノなどもそーです。船便ではいつになったら到着するのかわからないですし....。
かなり頼りにしていたバリ....。シャンパン、ワイン、焼酎好きな飲み助の当方には非常に頭の痛い事です。トホホ....(｡＞0＜｡)

  ローマから来たイタリア人ゲストグループが長期滞在。始めは誰も目もくれなかった、本棚の上にあった日本の伝統トーイ、「けん玉」ですが、グループの中の一人パウロさんがこの「けん玉」、一度手に取ったが最後、大人同士取り合いでムキになるほど熱中。今迄「けん玉」を見た事は無かったそうで、「こんなの簡単でっしょ！」って高を括っていたのに、やって見たら意外に難しかった、ってとこでしょーか。
で、ようやく柄の部分にタマが乗っかったー！
御覧下さい！パウロさんのこの得意げな表情を....!![E:smile]

今朝のサンライズも素晴しかったブナケン島！！快晴続きです。で今日は本島のほうへダイビングに。
コブシメの赤ちゃんがこっそり25mあたりのやや深場に隠れていました。近づいたら小さくても一生懸命こちらを威嚇。ナイトで見る白っぽい体色のベイビーよりもサイズは更に小さめでしたが、こんな初々しい赤色をしていました。”赤ちゃん”そのもの。（勿論水中では単に深緑色にしか見えませんが）

ひとりぼっちだけど、頑張って成長するんだヨー！！

晴れ/水温28℃/透明度30m/流れナシ/ティウォホポイント

ブナケン島/レクアンポイント/水温27℃/透明度20m/天気晴れ

ウミコチョウにも似てるけど、ウミウシというよりはカタツムリにそっくり。調べるとやはり背中に背負ってるのは貝で、これは貝の一種、イボヤギヤドリイトカケではないかと思われます。

体の周りにある赤い糸のようなモノは何だろう？と不思議に思っていたのですが、サイトで見つけた他の方のページを見て納得。なんと落下防止用の糸をサンゴにひっかけて自己防衛しているようなんです。

私が見つけたのはちょこんと藻のような上に乗っていて、その後御覧のサンゴへヨチヨチと写ってきていたので、小さくて可愛らしい印象。ところが普段はイボやギの中身をチューチュー吸い取っていてかなり獰猛な輩だそうで。落下防止機能まで身につけていて、何ともたくましいヤツだったようです[E:coldsweats01]

フクイポイント/晴れ/透明度20m/流れ弱/水温27℃

最近、ちょっと水温が下がってます。寒い！！普通は28℃以上あるのに、普段お盆シーズンにあがってくる冷水塊が遅れて上がって来ているせいか、反応若干遅めのダイビングコンピューターでも26℃を示すあたりもあるとか。自分のは２７℃を示したまま。でもそれよりももっと低い水温だろうなーという場所もあります。ブルルルルルルルル〜ッ[E:wobbly]

でフクイの砂地で見つけたジョー君（ゴールドスペックジョーフィッシュ）、遠目に見てもなんか口を妙に開けたままだなーと思い、だましだまし寄りつつ写真を撮ってみたら（ラフに言わせると寄りが全然たらん！ッてことでした、トホホ...）、やっぱり！
口のなかにたくさんの卵を保護していました。口内保育はオスのお役目だそう。飲まず食わずで２週間ほどこうして卵の保育をするようで、まるでインドネシアのプアサ（イスラムの断食）と一緒?!　でもたまに間違って飲み込んだりしないのかと余計な心配しそうなくらい、喉もとまでいっぱいに詰まってる様子。次回の観察が楽しみですねー!

今年の乾季はホントに抜群のお天気続き！！暑い日が続いてます。天気がいいのでゲストには最高！美しい海を見てもらえて何よりですが、雨が降らない分、水の確保が本当に大変なので、その分コストが痛い、痛い....?!（内輪の愚痴ですみません...）　そんな痛い腹とは裏腹に？ 楽しいゲスト達で賑やかな毎日。ちょっとその風景なども公開....

上はイギリス、そしてカナダからのお二人。
下は、青空に絵になるなー...　ゲストのラウラさんはスイス/フランス人?

チャチャ2ポイント
浅瀬の珊瑚礁と魚影の濃さは、水族館の中にいるような気が...[E:fish]

チドリミドリガイ(Plakobranchus ocellatus)

天気:晴れ/水温29℃/透明度15m/流れ強/モンテハゲ島バンゴポイント
久しぶりにモンテハゲ島へ。素晴しく良い天気でゲストとボートで大はしゃぎ！バンゴポイントでは流れてたものの、大物は現れず。そのかわりEmiがこんなウミウシを見つけてくれました！！これも今迄見た事なかったウミウシで、図鑑で見た記憶もなし。もしや新種？なんて思ったけど、ちゃんとウミウシ図鑑に載ってました。プラコウミウシ、プラコちゃんです。日本名はチドリミドリガイ。今日見たこの子のサイズは７センチくらいでしょうか。一見パッとしないプラコちゃん。どうりで図鑑の写真で見てもイマイチさえない色だし、全く記憶に残らないわけですねー[E:coldsweats01]　でも近くで見ると、体中の抹茶グリーンに白の斑点、そして頭部の薄い青色といい、とってもキレイでしたよーん！

で、23日チャチャ2ポイントにて、小物に集中していたハッピーゲストとEmiを横目に見ながら、一人浅瀬に移動して遭遇したカンムリブダイの群れ。

WOW!! 昨日の午前中の1本目でもカンムリブダイの巨大なのに3匹（3頭？）会っていたんで、2日連チャン。その時も透明度のせいで、正直、「浅瀬の巨体ダイバーなんぞ指さしちゃって、Emiどうしちゃったのかしらん？？」なんて思ってたんですが、近づいて来たのを見たら、マジでカンムリブダイでした。Emiちゃん、失礼しました。m(_ _)m

で、今回も透明度がイマイチでやや遠め、しかも動かないので、岩か何かと勘違いしたのかと最初思ったほどデッカい奴が、ドーンッと浮いていたんです。慌てて動画回してみました。ここには群れのほんの一部しか写ってませんが[E:happy02]

昨日は、ボートから遠過ぎて見えなくなっていたのか、ティモールからダイビングをスタートしたという、チャチャ2ポイント沖で漂流中？の、別のダイビングセンターのイタリアンダイバーを3名程救出ピックアップ。彼らの場合は特に流れが問題だったわけではなさそうですが（苦笑）、私達が行く筈だったティモールのほうが、午前中相当強く流れていたということで、午後3本目は、またチャチャ2ポイントへ。
遭遇しちゃいました。珍しいニジョウサバ（写真上）。体に線が見えたので最初カツオかと思ったんですが、ボディーの長さといい尾ビレといい、やっぱりこれはニジョウサバでしょうねえ。１匹だけでしたが悠々と目前を横切りました。
今日のチャチャ2は透明度がかなり悪かったですが、そのせいか大物と接近遭遇。彼らのほうから近寄って来る、という感じでした。

カスミアジも、オニヒラアジどちらも体長50-60センチくらいでしょうか。そのちょっと厚めの、でもキリリと閉じた唇がセクシーかも[E:coldsweats01]

その他、どでかいマグロ、ヨコシマサワラ2匹なんかも出てたんんですが、肝心のゲストは本日、大物にはまったく焦点を合わせておらず、小物（マクロ）撮影中心。呼んでも全く振り向かず、撮影に夢中になっている様子。もちろんゲストがハッピーなら私達もハッピー[E:smile]