2014年01月30日
南雲海軍大将への献上刀。最上大業物、将軍献上刀工【守次則定】
本作は、『佐世保基地司令官(南雲忠一海軍大将と考えます)』に、大戦の時の戦果(昭和17年南太平洋戦争の大勝利と考えます)の祝いとして贈られた将軍刀であります。 作者は、献上刀の最高峰の巨匠である【守次則定】です。当時は海軍将軍短刀の拵えがあったと思われますが、現存は白鞘となっております。守次則定は将軍など最高地位にある人への献上刀を作刀していたので、一般に市場にはまず出てきません。私もある縁で入手致しました。この短刀が南雲大将へ贈られて物と考えます理由は以下の通りです。【南雲海軍大将と南太平洋戦争】昭和17年10月26日第三艦隊(が敵偵察機から爆撃を受け南太平洋海戦が発生。南雲艦隊は米空母「ホーネット」「エンタープライズ」を中破、戦艦1隻、巡洋艦1隻、駆逐艦1隻損傷という戦果をあげます。しかし南雲艦隊も米艦載機SBDドーントレス急降下爆撃機 の攻撃で空母「翔鶴」(旗艦)、「瑞鳳」、巡洋艦筑摩が中破。日本海軍は空母3隻・戦艦1隻・巡洋艦2隻・駆逐艦1隻を撃沈したと誤認し、大本営発表を行いました。これが南雲大将の戦果であります。そして、南雲大将は昭和17年11月11日佐世保基地司令長官。同年11月17日、参内して 昭和天皇に奏上を行います。昭和18年6月21日呉鎮守府司令長官。ケ号に参加して大破した駆逐艦「磯風」 が呉工廠に帰還した際、南雲大将が訪れた際、南雲大将は「これほど損傷した艦を見捨てもせず連れ帰 ってくれた」と乗組員を賞賛し、さ磯風乗組員(士官、下士官兵問わず)と彼らの妻に、山口 県湯田温泉へ2泊3日の慰安旅行を贈ります。その後、南雲大将は最後の第一艦隊司令長官となりました。【守次則定とは】現代刀の刀工として【貴品上位、最上大業 検査役格】を持つ最高位の刀工です。また、【大戦前夜・軍刀展刀匠第1部 (新作刀)、特別名譽席 (鍛刀總匠)】を受賞しておりますし、将軍等への献上刀を許された三人の巨匠の1人です。後鳥羽天皇700年祭奉納刀入選の三刀匠、紀政次、小山信光、守次則定(三者共福岡県居住)の1人でもあります。また、満州国皇帝 愛新覚羅 溥儀 陛下に献上するための日本刀を作刀したとも言われております。 守次則定は本名守次清吉。昭和八年桜井卍正次に入門。正次は固山宗次、泰龍斎宗寛の流れを汲む刀工で隅谷正峯の師であります。【本作が南雲大将への献上刀と考える理由】守次則定は昭和16年新作日本刀展覧会に於て、最高位の「鍛刀總匠」を受賞しており、南雲大将が南太平洋海戦で勝利し、 佐世保基地司令官に就任したのが昭和17年です。歴代の佐世保基地司令官の中で、大きな戦果をこの時期にあげた司令官は南雲大将が一番であります。この歴史背景から、本作は『南太平洋海戦で勝利し、佐世保基地司令官として赴任した南雲大将への献上された将軍刀』と考えます。【刀身】は、素晴らしく明るい直刃の刃紋の素晴らしい最上作です。もちろんキズ等はございません。【拵え】本来は海軍将校、大将の海軍短刀拵えが有ったはずですが、現在は白鞘のみであります。状態は良くとても奇麗です。※本作品はコレクションとして保有していたものです。今回、コレクション入替えの為に出品致しました。委託品や転売品ではございませんので、日頃のメンテナンスは致しておりますが、素人の為完璧ではないやもしれません、出来るだけクリアな拡大写真でお伝えしておりますが、商品見識に相違がある場合が御座います。画像にて御判断の上ご参加下さいます様お願いします。※まれに、あまりにも低調だったことがありました場合、終了直前で出品キャンセルさせて頂く事があるやもしれません。この場合、御入札された方のお手間を取らせて申し訳なく存じますが何卒ご了承頂けますようお願い申し上げます。
※落札後の納品後の返品につきましては差替え防止や最高落札者以前の入札者への配慮等の為にご無礼させて頂いております。事情を参酌して頂きますよう何卒お願い申し上げます。※御入札される方は及び上記の取引条件をご了承頂き、御入札頂ければと存じます。※銃刀法により、購入された方は20日以内に登録のある都道府県に所有権移転の届け出をしなければなりません。所有権移転に必要な記載をした登録用紙と登録証の複写を添付し、度道府県宛の封書をお付け致しますので、落札された方は購入日と住所氏名を記入してポストに投函して、必ず登録移転をして頂きますようにお願い致します。【種 別】 短刀【登録 】 東京都 平成25年登録【刃 長】 24.1cm 【反 り】 内反り【元幅】 1.76p【元重】 0.6p【目釘穴】 1個 【銘文】(表)祝皇軍戦勝贈佐世保鎮守府司令官閣下(裏)福岡住守次則定謹作XHBEX
タグ:刀
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image