2008年01月29日
9月11日
Gとメールのやり取りをして半年以上が経っていました。“もうこのまま会わないだろう、でも会いたい”いつもそんなことを考えてたのです。
Gが数週間私にメールを書かなかったのですが、ある日「今、ニューヨークにいます。ニューヨークで仕事をしています。」って書いてきたのです。その頃のメールの交換はとってもゆっくりで何週間も明けて来る事が多くなっていました。
そういうこともあり少しイライラしていた私は遂に聞いたのです。「あなたに彼女がいるならそれはそれで良いです。」ってそしてら「確かに以前はいた、でももう彼女とは終わっている。」
やっぱり・・・。それから私はGに不信感を抱くようになりました。そして素直にメールの交換をする事ができなくなっていました。
その後あの9月11日のニューヨークでのツインタワーの事件が起こったのです。
Gは仕事が忙しかったようで、前の様に頻繁にメールをしていませんでした。しかし9月11日から1ヶ月ほど経ち長いメールが来たんです。
「9月11日ニューヨークで仕事をしていた。僕はツインタワーの近くにいたんだ。周りは破壊されて何も見えなかった。 仕事も駄目になった。この先一人でやっていかなくてはいけないんですか?」
私に言われても・・・。その後私のメールは彼を攻撃する内容に変わって行きました。
どうしても許せなかった、あの時の彼女の事が。それぞれ人の違った意見があるかもしれませんが、もし付き合っているなら私とメール交換を辞めてくれれば良かったんです。そうすれば私がGに会わなかった後悔の念は残っても、きちんと言ってくれた彼に尊敬の気持ちも抱いたかもしれません。
この事は後々ずっと私を苦しめました。