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しのちゃん
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2008年02月03日
やっと出会えた
 Gとは相変わらずメールが続いてました。もう何回も「メールを辞めたい」って言ったんですが、「辞める必要はない」とか「何が起こったんだそこで!」って書いてくるんです。実際もう2年近くになろうとしていましたが、まだ会ったことも無かったんです。  でも今思っても、Gしか続かなかったって思います。  クリスマスの時期にGがイギリスの実家に帰国すると言っていました。  もういい加減会ってみようか・・・・。そう思ってGに言ったんです。「会いますか?」ってそしたら「会いたい」って言うので、偶然にも2年前に私がまだ日本に居たときにGとインターネットで初めて話した日に会うことになりました。  そして何日か前にGから電話があったんです。あいにく私は不在で留守番電話にメッセージが残してありました。「こんにちは、○○○○○・○○○○○○○です。そしてそれがどうしても私には聞き取れなかったんです。そして“ライセスターピカデリー○○○○○○って地名の名前と彼の苗字を言っているかのようだったんです。(本当はライセスターではなくレスターです。)  その後私が折り返し電話をすると、Gがとても緊張した声で電話に出たのです。  そして1月4日、遂に!私たちは2年目にしてようやくあったのでした。そして偶然にも彼が言ったと思っていたレスタースクエアで待ち合わせをする事になったのです。  Gは手にペットボトルを持ち何度もその水を飲んでました。“あっ彼だ!”私がGに近づくと、一緒に歩き始めるや否や物凄い勢いで話始めたのです。「僕は風邪を引いてマシューに薬を買ってきてもらって・・・」  「マシューってロンドンに住んでるの?」「ああそうなんだ」  私はほとんどGの話を聴いてるだけでした。  それからGの行くままについていき、あるカフェに入ったのです。  まだお店はガラガラでした。Gはキョロキョロするだけだったので、私がウェイターに「どこでも座って良いですか?」って聞いたんです。「どこでもどうぞ」そして私たちは壁側にあるテーブルに座りました。  Gと私はまずはお水を注文。それからGがずっと下を向いてるんです。  Gはとっても素敵な人でした。美しい手、魅力的な胸元、特別ハンサムではないですが、私の理想としている感じのイギリス人でした。背も高くガッちっとした体系で、男らしい(見た目は)感じでした。  しかしずっと下を向いて話してたんです。  年末年始私はスコットランドに2回目のニューイヤーズフェスティバルを見に行きました。その時おかまなボーイ・ジョージがゲストとして来ていて、私は直接彼を見ることはできませんでしたが、大画面でおかまなボーイを見る事になりました。  Gはイギリス人なのにハギス(スコットランドの名物)を食べたことが無いということだったので、私は会うときにお土産で渡しました。  二人の会話中「あなた自分に自身を持ってる」って言うんです。全く持ってません。もし自身があればGに直ぐに会ったでしょう。  Gを見ていると、早く会うべきだったって思いました。こんなに緊張している。食事も全く注文しない。  彼はその夕方飛行機でニューヨークに行くはずだったのですが、飛行機の時間を電話で延ばしていました。しかし私が直ぐに「もう出たいです。」って言うとじゃあ次どこに行きますか?って言うのを期待していたのに、そのまま出て「私ローラ・アシュレイに行きます。」って言って手を振ってお別れしたんです。  お別れする前に彼が「やっと、やっと会えたね。今度会うときは日本だね」って何度も言って、そして何度もGが私のほうを振り返り何回もお互い手を振ってお別れしました。  結局Gは会話中ほとんど下を向いていました。  とっても幸せな時間を過ごしたはずだったのに・・・・。

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