簡単にスペックの一覧を見てみます
型番 | XG35VQ | PG348Q |
モニタサイズ | 35インチ | 34インチ |
解像度 | 3440×1440 | |
アスペクト比 | 21:9 | |
パネル種類 | VA | IPS |
表示色 | 1677万色 | 10億7374万色 |
応答速度 | 4ms | 5ms |
コントラスト比 | 2500:1 | 1000:1 |
視野角(上下/左右) | 178°/178° | |
価格(4月現在) | 12万~14万 | 15万~17万 |
AMD/NVIDIA | Free-Sync | G-Sync |
「XG35VQ」と「PG348Q」の画面サイズは1インチ違いですが中身は全く異なります。
ここで簡単に「パネルの種類」の違いをおさらいします。
「パネル」は3種類あります
❶「TNパネル」は高速描画に優れますが弱点として画面が白くなり視野角も3種類のパネルの中で一番狭いです。
❷「IPSパネル」は発色が3種類の中で一番優れてますが「黒表現」が苦手です。
黒なのにバックライトが透かしてしまい、ややグレーに発色してしまう。
だが最近は「高額なIPSパネル」ならでは「直下型LED」を採用しているので点光源で照らし「黒の部分」は点灯させないので「黒表現」の弱点を克服しました。
❸「VAパネル」は「TNパネル」と「IPSパネル」の中間をとった「バランス型パネル」といえるでしょう。
決して「良いところ取り」ではないので店頭にて、ご確認をおススメします。
早速、色彩検証してみます
それぞれモニター側の画面モードは「sRGB」にて設定します。
「明るさ」「コントラスト」など固定の数値設定で調整はできません。
まず「XG35VQ」と「PG348Q」を並べて正面から撮ります。
❶デスクトップ画面−左「XG35VQ」、右「PG348Q」
これは「VAパネル」の利点である「黒の沈み」を得意とするからです。
一方「PG348Q」は「IPSパネル」の弱点である「黒」は透けてしまうので「やや白く」なってしまう。
❷黒(無信号)
その際、「VAパネル」の「XG35VQ」はやや均一に遮断していますが「IPSパネル」の「PG348Q」は光を透かしてしまい、疎らな「白さ」が目立っています。
❸白
「PG348Q」の方が「白さ」が抑えられ長時間のゲームや作業においては眼に優しく疲れにくいです。
❹赤
❺青
「XG35VQ」は濃いめだが「PG348Q」は薄く落ち着いています。
ゲームなど画面の印象を大きく左右する「青」は好みが分かれることでしょう。
❻緑
❼グリッド線
次は「バトルフィールド1」にて比較します。
❶タイトル画面
❷ゲーム画面
「PG348Q」の色味は全体的に薄めだが「黒」の影部分は色調が見やすく暗い場所でも「敵」など発見しやすい。
影部分を明るくする「FPSモード」を選択しなくても丁度良い色合いです。
ゲームによる残像の違い
どちらもフレームレートは「100Hz」ですが「PG348Q」の方が輪郭も含め滑らかに感じました。
高速移動の残像は「XG35VQ」は少し粗くみえました。
ゲームの没入感は「XG35VQ」が圧倒的に優位です。
総評
用途はゲームや映画など動画メインでお考えであれば「XG35VQ」をオススメします。
「PG348Q」は写真加工、動画編集、グラフィックデザインなど正確な色表現(10億色)はクリエーター向けに特化してるでしょう。
用途によって使い分ける「XG35VQ」と「PG348Q」ですが一度、店頭にて見比べてみませんか?
お目通し戴き、ありがとうございました。
もしも、お時間がございましたら、お立ち寄りいただければ幸いです。
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