価格は73,800円(税込)です。
スペックは以下の通りです。
GPU | RX7700XT | RX7800XT | RTX 4070 | RTX4060Ti(8GB) | RX6800 |
シェーダ | 3456 | 3840 | 5888 | 4352 | 3840 |
ゲームクロック | 2171 MHz | 2124 MHz | 1920 MHz | 2310 MHz | 1815 Mhz |
ブーストクロック | 最大2544 MHz | 最大2430 MHz | 2480 MHz | 2540 MHz | 最大2105Mhz |
メモリ | 12 GB | 16 GB | 12 GB | 8 GB | 16GB |
メモリ種類 | GDDR6 | GDDR6 | GDDR6 | GDDR6 | GDDR6 |
バス幅 | 192-bit | 256-bit | 192-bit | 128-bit | 256-bit |
メモリ帯域幅 | 432 GB/s | 624 GB/s | 504 GB/S | 288 (554) GB/S | 512 GB/S |
TDP/BP | 245 W | 263 W | 200 W | 160 W | 250 W |
「RX 7900 XTX / RX 7900 XT」は同じ「チップレットデザイン」を採用しています。
これはGPUチップ全体を小さなブロックに分割するアーキテクチャで性能や効率の向上に寄与します。
また、プロセスルールも共通しており「5nm+6nm」の製造プロセスを使用しています。
これにより高い性能と効率を実現できます。
さらに、これらのグラフィックスカードは1基の64ビット幅のメモリーコントローラーと16MBのInfinity Cacheを1つのチップに統合しています。
これにより「メモリーアクセス」や「データの処理」が効率的に行えます。
「RX 7800 XT」は、このデザインを「4つのチップ」で構成しており高性能なミドルレンジモデルとなっています。
一方、「RX 7700 XT」は「3つのチップ」と「ダミー1つ」を配置しており性能と価格のバランスを取ったモデルと言えます。
このような設計により幅広い需要に応えるグラフィックスカードが提供されています。
「RX 7700 XT」のパフォーマンスは競合するNVIDIA社の「RTX 4060 Ti」と比較されています。
また旧世代の「RX 6800」に相当すると言われています。
後ほどスコアを見てみます。
1.「RX7700XT」はコスパが悪い?!
2.「RD-RX7700XT-E12GB」の特長
3.開封の儀
4.外観
5. 「RD-RX7700XT-E12GB」をチェックする
6. 換装の際の準備
7. ドライバをインストール
8. 「RD-RX7700XT-E12GB」のスコア検証
9.使ってみた感想
10.良かったところ
11.残念な点、注意する点
12.総評
13.主な仕様
14.関連商品
15.トレンドアイテム
「RX7700XT」はコスパが悪い?!
「RX7700XT」はコスパが悪い?!
9月16日にミドルレンジモデル「Radeon RX 7800 XT / RX 7700 XT」が発売されました。
特に「RX 7800 XT」の価格が8万円台ということで競合する「RTX 4070」よりも安価なため好調なスタートを切りました。
海外情報によれば「RX 7800 XT」は一日で完売するほどの人気がありますが、一方の「RX 7700 XT」は数日経っても在庫が残っています。
おそらく、価格差が1万円程度であるため「RX 7800 XT」を選ぶユーザーが増えているのかもしれません。
将来的には「RX 7700 XT」の需要が高まるであろうことが予想されます。
価格が安定してきて、特に「RX 7700 XT」が5万円前半から4万円後半に下がれば、需要が急増するでしょう。
グラフィックスカードの購入を今すぐに行わない予定であれば、じっくり待ってから購入することをオススメします。
「RD-RX7700XT-E12GB」の特長
「RD-RX7700XT-E12GB」の特長
❶優れたメモリ構成・・・ 高性能メモリーを備え、高忠実度ゲームに対応。
パフォーマンス、安定性、画質に優れ、最新要求ゲームに最適。
❷息をのむような美しいビジュアル・・・AMD Radeon RX 7000 シリーズグラフィックボードとAMD Radiance Display エンジンによって、息をのむほど美しいピクセル・パーフェクトなビジュアル体験が提供され、鮮明な画質で没入感を高めて楽しむことができます。
❸AV1 による高品質ストリーミング・・・AV1は低ビットレートと小さなファイルサイズで高画質を提供するために設計され、エンコードとデコードに対応しています。
これにより、高品質なストリーミングと新しいマルチメディア体験が可能となります。
❹AMD Noise Suppression・・・周囲の雑音を低減します。
重要な会議に参加する場合も、激しい対戦ゲームに集中する場合でも、音声が明瞭になり、会議やゲームに集中できます。
❺ゲームとクリエイティブのための最先端プラットフォーム・・・最新のRyzenプロセッサーとRadeonグラフィックスを組み合わせたデスクトップは、高性能で電力効率が高く、AMDの次世代テクノロジーを活用しています。
さらに、AMD Radeon RX 7000 シリーズグラフィックボードは、究極のプラグアンドプレイソリューションで、システムの電力、熱、ノイズを最適化します。
❻AMD Software: Adrenalin Edition・・・多彩な機能を提供する使いやすいソフトウェアで、ゲーム内で[ALT] + [R] ホットキーで簡単にアクセスでき、設定の調整や録画、配信、パフォーマンス管理が可能です。
❼AMD FidelityFX スーパー解像度・・・対応ゲームのフレームレート向上と優れた画質を提供し、数千ものゲームのパフォーマンス向上に役立つテクノロジーです。
❽AMD LINK・・・Radeon搭載PCとモバイル端末や他のPCを接続するアプリで、PCのモニタリングや録画コントロール、モバイルでのストリーミングなどを行える便利なツールです。
開封の儀
開封の儀
外観
外観
「RD-RX7700XT-E12GB」をチェックする
「RD-RX7700XT-E12GB」をチェックする
「トリプルファン」を採用することで、高度な冷却効果が実現され、長時間の使用においても安定した動作を維持します。
その結果、デバイスの性能を維持しながら、過度な熱による不安定な動作や損傷を防ぐことができます。
ファンの外径は「90mm」です。
バックプレートを見てみます。
しかし、この「RX7700XT」にはそれがないため、ヒートシンクを介して内部の熱を適切に放散する手段が制限されています。
その結果、GPU内部の温度が上昇し、動作安定性に懸念が生じる可能性があります。
インターフェース周りを見てみます。
それでは「RD-RX7700XT-E12GB」のスコアを見ていきます。
換装の際の準備
換装の際の準備
グラフィックボードを取り換えるときに古いドライバの削除をおススメします。
古いドライバ削除の詳しくはこちら!
ドライバをインストール
ドライバをインストール
グラフィックボードを換装したら「Radeon」ドライバをダウンロードしインストールします。
ダウンロードはこちら
「RD-RX7700XT-E12GB」のスコア検証
【PCケース】JONSBO D31 メッシュ SC「RD-RX7700XT-E12GB」のスコア検証
【CPU】INTEL社「Core i9-13900K」
【マザーボード】ASUS社「ROG STRIX Z790-I GAMING WIFI」
【メモリ】CORSAIR社「VENGEANCE DDR5, 6000MHz 32GB(16GBx2)」
【GPU】玄人志向社「RD-RX7700XT-E12GB」
【PSU】CORSAIR社「Corsair RM1000e」
【AIO】ASUS社「ROG RYUJIN II 240」
【Ver】Adrenalin 23.9.1
「Resizable BAR」は有効にしています。(室温26℃)
3D MARK
blender(V3.4.0)ー「GPU」
「Call of Duty: Modern Warfare 2」−「デフォルト設定」
Horizon Zero Dawn−「デフォルト設定」
「zombie army 4」−「デフォルト設定」
「アサシン クリード ヴァルハラ」−「デフォルト設定」
「ファークライ5」−「デフォルト設定」
ゴーストリコン・ブレイクポイント−「デフォルト設定」
ディビジョン2−「デフォルト設定」
SHADOW OF THE TOMB RADER−「デフォルト設定」
デウスエクス マンカインド・ディバイデッド−「デフォルト設定」
strange brigade−「スケール150%」
ゴーストリコン ワイルドランズ−「デフォルト設定」
使ってみた感想
使ってみた感想
早速、もらったゲームを試してみます。
ゲームのタイトルは「スターフィールド」です。
購入対象期間は9月30日までですが、「スターフィールド」がもらえるキャンペーンが実施中です。
AMD HEROES | AMD公式ファンサイトはこちら
冒頭の「採掘現場」をしばらく探索してみました。
フレームレートは概ね「75fps前後」を維持しています。
「RX7700 XT」はゲーマー向けに設計され、WQHDモニターの解像度をサポートしています。
レイトレーシングの性能が向上しており、FSR2も優れています。
ただし、一部のフレームタイミングの問題が観察されており、ドライバーレベルでの改善が必要かもしれません。
また、ゲーム中にクラッシュしてドライバが破損して再度インストールするトラブルがありました。
リリースしたばかりなので何らかのトラブルはつきものです。
今後のアップデートで改善されることを願います。
良かったところ
良かったところ
❶「フルHD」「WQHD」で最新ゲームも「60fps」を下回ることはありません。
「フルHD」で高いフレームレートを提供しゲームを滑らかに動作します。
また「WQHD」でも十分なパフォーマンスを発揮し、高画質なゲームプレイを楽しむことができます。
❷12GBのビデオメモリと192ビットのバス幅を備えており、コストパフォーマンスに優れています。
12GBのビデオメモリとバス幅が192ビットという組み合わせは、高解像度テクスチャや大規模なゲームワールドに適しています。
❸冷却性能は歴代の中でもトップクラスです。
バックプレートに「スリット」がなかったため熱暴走の懸念がありましたが実際にはまったく問題ありませんでした。
❹「RX 7700 XT」の中で最も安価なモデルです。
装飾品が一切なく、コスト削減を重視したモデルは、シンプルでミニマルなデザインが個人的には好みです。
残念な点、注意する点
残念な点、注意する点
❶価格が高すぎます。
上位の「RX 7800 XT」との価格差はほとんどありません。
❷「RX7700XT」は「RX6800」と比較してゲーム性能は若干、劣ります。
旧世代でありながら「RX6800」の性能は高水準で「RX7700XT」がそれを超えないのは残念です。
❸レイトレーシングのパフォーマンスとAIがNVIDIAに比べて劣ります。
また「レイトレーシング」や「AIタスク」において「RX6800」に比べて劣る可能性があります。
❹電力効率が悪いです。
電力効率の低さは高い電力消費を伴い発熱問題や電気代の増加を招く可能性があります。
総評
総評
「RX 7700 XT」は価格と性能のバランスを提供するWQHDモニター向けの新しいグラフィックスボードです。ただし、レイトレーシングやスーパーサンプリングにおいて競合に遅れがあると指摘されています。
機能面ではAV1互換性やRDNA3アーキテクチャの組み込みがありますが旧世代のNVIDIAからの切り替えはあまり魅力的ではありません。
また「RX 7700 XT」は「RX 6800」よりもパフォーマンス向上を期待しましたがゲーム性能やレイトレーシングについてはやや劣る結果となりました。
それにもかかわらず、最大のメリットは「RX 7700 XT」のGPU温度が過去最高の冷却性能を持っていることです。
バックプレートに「スリット」が入っていない点に関しては心配しなくても大丈夫です。
最後に「RD-RX7700XT-E12GB」はコスト削減を重視しシンプルでミニマルなデザインが魅力的です。
ミニマリストの方には「こういうので良いんだよ!」と頷けるでしょう。
共に「ミニマルデザイン」を楽しみませんか?
お目通し戴き、ありがとうございました。
AD: N.K
主な仕様
主な仕様
本体寸法・・・290 x 111 x 50 mm (ブラケットを除く)
補助電源・・・8pin x2
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