新しくなったROG RYUJIN IIシリーズは2種類あります。
❶ROG RYUJIN II 240・・・36,800円(税込)
それでは「ROG RYUJIN II 240」を見ていきます。
1.「ROG RYUJIN II 240」の特長
2.開封の儀
3.外観
4. 「ROG RYUJIN II 240」をチェックする
5.使ってみた感想
6.良かったところ
7.残念な点、注意する点
8.総評
9.主な仕様
10.関連商品
11.トレンドアイテム
12.お時間があれば、こちらも目を通して戴けると幸いでございます
「ROG RYUJIN II 240」の特長
「ROG RYUJIN II 240」の特長
❶液晶ディスプレイ・・・AIOクーラーの液晶ディスプレイとしては業界最大サイズとなる3.5インチ液晶パネルを搭載しています。
ほか「システム管理」「アニメーション変更」「AIDA 64 EXTREME」の機能を備えています。
❷ROGヘッド・・・ノイズの少ない産業用Noctua iPPC-2000 PWMラジエーターファンを採用。
❸ポンプ内蔵ファン・・・ヘッドには「60mmファン」が組み込まれCPU周辺のVRMヒートシンクなどを冷却します。
❹AIOファンコントローラー・・・4ピンPWMファンヘッダー、4ピンARGBヘッダーを搭載しRGB-LEDライティングをコントロールすることができます。
❺幅広い互換性…インテル社マザーボード最新、第12世代ソケットに対応します。
開封の儀
開封の儀
水冷クーラー本体
2 x 120mm ROG Ryuo Fan Model 12
1 x ARGB Input Cable
1〜2 ファン接続用のYケーブル
ネジとブラケットのアクセサリパック
クイックスタートガイド
1 x ROG Sticker
1 x ROG Fan Controller 3M Mounting Tape
外観
外観
「ROG RYUJIN II 240」をチェックする
「ROG RYUJIN II 240」をチェックする
手に取った印象は旧世代RYUJINと比べて重く大きいと感じましたが実際は旧世代の方がサイズは大きかったです。
ちょっと並べてみます。
左「 RYUJIN II」、右「 RYUJIN」
ディスプレイを外してみます。
しかしCPU周りがスッキリする代わりにケーブルユニットが追加されました。
ユニットの大きさは「iPhone8」より小さいです。
【やっぱり純正が一番!】RAZER社「Razer Tomahawk Mini-ITX」をレビュー
付属ファン「Noctua iPPC-2000 PWM」を見てみます。
特に「SSO2ベアリング」を採用することで15万時間も連続稼働も余裕とのことです。
高品質なファンブレードはPWMファンによりエアフローを高めて騒音を最小限に抑制します。
早速、「ROG RYUJIN II 240」をマザーボードに取り付けてみます。
新世代「LGA1200」から旧世代「LGA1151」はもちろんAMD「AM4」も付属しているので幅広いフォームファクタに対応しています。
マザーボードの裏側にバックプレートを取り付けます。
デフォルトは「LGA11xx」が装着されています。
そして完成!
エルボーが下向きになったおかげでメモリスロット周りにゆとりがあります。
なのでメモリがエルボーに押し倒されることはありません。
専用アプリを使って機能紹介
専用アプリを使って機能紹介
「ROG RYUJIN II 240」は専用アプリ「Armoury Crate」を使って「RGBライティング」「システム管理」「アニメーション変更」をモニタリングすることができます。
システム画面はこんな感じです。
トップ画面
使ってみた感想
使ってみた感想
スペックは以下の通りです。
【CPU】INTEL社「Core i9-12900K」
【マザーボード】ASUS社「ROG STRIX Z690-I GAMING WIFI」
【メモリ】CORSAIR社「VENGEANCE DDR5, 4800MHz 32GB(16GBx2)」
【GPU】ASUS社「ROG-STRIX-RTX3090-O24G-GAMING」
【PSU】クーラーマスター社「V850 SFX GOLD」
【AIO】ASUS社「ROG Ryujin II 240」
第12世代 Alder Lake「Core i9-12900K」を通常使い(例えばゲームなど)なら「60〜70℃台」をキープします。
ところがベンチマーク「Cinebench R23」を試すとスタート直後に「98〜100℃」に達します。
ヘッド内蔵「60mmファン」が活躍しています。
一応、マザーボードにワッシャーを取り付けましたがCPU温度は劇的には下がりませんでした。
冷却ホースがヘッドに対して「下向き」になっているせいかITXケースでは取り回しが悪く「縦方向」に設置しました。
ヘッドは縦になっても付属アプリソフトで縦方向に設定することができます。
一度、設定すれば電源投入時から縦方向になっているので心配いりません。
ディスプレイ部の画面が大きくなったことで直視でモニタリングすることができるので便利になりました。
特にゲーム中のCPU温度が気になる方は重宝します。
良かったところ
良かったところ
❶旧世代「RYUJIN」と比べて厚みはありますが全体的にコンパクトになったのでCPU周りがスッキリしました。
❷ヘッドから生え出してるケーブルが2本(以前は4本)になったのでCPU周辺のケーブルの取り回しが楽になりました。
❸ディスプレイ部の向きを90度、変えられます。
残念な点、注意する点
残念な点、注意する点
❶ベンチマーク「Cinebench R23」では速攻で「98〜100℃」に達します。
12900K単体が爆熱なので少しでもCPU温度を下げたければ「CPU殻割りツール」や「銅製IHS」など使って対策することをオススメします。
❷専用ファンコントローラーの設置スペースを確保しなければならない。
超小型Mini-Itxケースではほぼ設置できない。
総評
総評
「ROG RYUJIN II 240」はありとあらゆる冷却装備に徹底した設計ですが「Cinebench R23」を起動するときは「Core i9-12900K」を十分に冷やしきることはできませんでした。
こればかりは「12900K」が爆熱すぎて通常使用の範囲を超えていて、とても扱えないです。
「ROG RYUJIN II 240」のほかにASUS社以外の「簡易水冷CPUクーラー」で試しましたが結果は変わりませんでした。
冷やしきれない要因の一つである「CPU反り」の影響は大いにあると思います。
よって「ROG RYUJIN II 240」の性能不足と断言するのは難しいです。
一応、ラジエーター部分が触れないくらい熱くなっているので一応、CPUと受熱ベースは密着しており熱伝導は問題ないはずです。
さらに冷却性能を求めるなら「CPU反り」を解決するCPU固定パーツが出回っています。
先ほども申し上げたように他社メーカーでも結果は変わらなかったので「12900K」に「ROG RYUJIN II 240」はソケット部分も含めて相性が悪いと判断しました。
要改善を迫られる「LGA1700ソケットホルダー」では性能は十分に活かしきれません。
誤解のないようお伝えしますがあくまでも「Cinebench R23」を起動するときに限る話です。
ゲーム性能は「60〜70℃台」で安定キープします。
インテル社には早急に「ソケットホルダー」を改良してもらいたい。
次回は「CPU固定パーツ」を使って本来の「ROG RYUJIN II 240」の冷却性能を試したいと思います。
お目通し戴き、ありがとうございました。
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主な仕様
主な仕様
ウォーターブロック-78.15 x 87.5 x 81 mm
ラジエーター-121 x 272 x 27
互換性
Intel: LGA 1150, 1151, 1152, 1155, 1156, 1200, 2011, 2011-3, 2066, 1700
AMD: AM4, TR4
LGA1700対応リテンションキット付属
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お時間があれば、こちらも目を通して戴けると幸いでございます
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