2021年06月16日
【ライバルはRX6900XT!】ASUS社「TUF-RTX3080TI-O12G-GAMING」をレビュー
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1.「LHR」は「暗号通貨ブーム」を断ち切る?!
2.RTX3080TiはRTX3090のダウンサイズ版
3.「TUF-RTX3080TI-O12G-GAMING」の特長
4.開封の儀
5.外観
6. 「TUF-RTX3080TI-O12G-GAMING」をチェックする
7. 「TUF-RTX3080TI-O12G-GAMING」のスコア検証
8.使ってみた感想
9.良かったところ
10.残念な点、注意する点
11.総評
12.主な仕様
13.関連商品
14.話題のトレンド
15.お時間があれば、こちらも目を通して戴けると幸いでございます
「LHR」は「暗号通貨ブーム」を断ち切る?!
「LHR」は「暗号通貨ブーム」を断ち切る?!
「RTX3080Ti」は昨今の事情を反映した仕様になっています。
例えば「暗号通貨」のコイン種類である「イーサリアム」の「ハッシュレートリミッター=LHR」を搭載しています。
「LHR」はGPUの処理内容と負荷、処理時間の継続性を感知してソフト側で制限をかける機能です。
「LHR」が機能するとマイニングを始めてから徐々にスピードが落ちるというマイナーにとって不利な機能が働きます。
よって「暗号通貨」による購買目的から外れて純粋にゲームを楽しみたい方へお届けしたいという「NVIDIA社」の強い思いを込めたグラフィックボードです。
RTX3080TiはRTX3090のダウンサイズ版
RTX3080TiはRTX3090のダウンサイズ版
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「RTX3080Ti」は旧世代「RTX2080Ti」の後継モデルです。
また2020年10月に発売された「RTX3080」の強化版でなく「RTX3090」のダウンサイズ版です。
スペックは以下の通りです。
GPU | RTX 3090 | RTX 3080 Ti | RX6900XT | RTX 3080 | RTX 2080 Ti |
コア数 | 10496 | 10240 | 5120 | 8704 | 4352 |
ベースクロック | 1400 MHz | 1370 MHz | 2015MHz | 1440 MHz | 1350 MHz |
ブーストクロック | 1700 MHz | 1670 MHz | 最大2250MHz | 1710 MHz | 1545 MHz |
メモリ | 24 GB | 12 GB | 16GB | 10GB | 11GB |
メモリ種類 | GDDR6X | GDDR6X | GDDR6 | GDDR6X | GDDR6 |
バス幅 | 384-bit | 384-bit | 256-bit | 320-bit | 352-bit |
メモリ帯域幅 | 936 GB/S | 912 GB/S | 512 GB/S | 760 GB/S | 616 GB/S |
TDP | 350 W | 350 W | 300 W | 320 W | 250 W |
「RTX3080Ti」は「RTX3090」と比べてメモリが半分の12GBですが、それ以外は、ほぼ同等のスペックです。
競合するAMD社の最高峰モデル「RX6900XT」と比べるとコア数は2倍もあります。
しかし「RX6900XT」の方がクロック数は約30%くらい高くなっています。
また「ビデオメモリ」が「RTX3080Ti」が「12GB」に対し「RX6900Xt」は「16GB」と「4GB分」少ないです。
「メモリ帯域幅」は「RTX3080Ti」は「912GB/S」に対し「RX6900Xt」は「512GB/S」と約40%くらい「RTX3080Ti」の方が拡がっています。
価格は「RTX3080Ti」が「200,000円~260,000円」です。
「RX6900Xt」が「178,000円~350,000円」と価格幅は広いですが中間値「210,000円前後」のモデルが売れています。
両者の価格帯は近いですがゲームによってパフォーマンスが大きく異なります。
「RTX3090」も含め「RTX3080Ti」、「RX6900Xt」と両者の違いを見ていきます。
「TUF-RTX3080TI-O12G-GAMING」の特長
「TUF-RTX3080TI-O12G-GAMING」の特長
❶NVIDIA Ampereストリーミングマルチプロセッサ:世界最速で最も効率的なGPUのためのビルディングブロックである全く新しいAmpere SMは、FP32の2倍のスループットと改善された電力効率を実現します。
❷第2世代RTコア:第1世代RTコアの2倍のスループットを体験し、さらにRTとシェーディングを同時に行うことで、まったく新しいレベルのレイトレーシング性能を実現します。
❸第3世代 Tensor コア:構造的スパースとDLSSなどの高度なAIアルゴリズムにより、最大2倍のスループットを実現します。これらのコアは、ゲームのパフォーマンスと全く新しいAI機能を大幅に向上させます。
❹OCエディション:ブーストクロック 1,785 MHz (OCモード)/ 1,755 MHz (Gamingモード)
❺Axial-techファン設計では、中央のファン方向を逆にして乱流を抑えた新チューニングを施しています。
❻デュアルボールファンベアリング設計は、スリーブベアリング設計に比べての最大2倍の寿命。
❼ミリタリーグレードのコンデンサやその他のTUFコンポーネントは、耐久性と性能を向上させます。
❽GPU Tweak IIは直感的なパフォーマンス調整と温度制御、システムモニタリングを提供。(ASUS社HPより引用)
開封の儀
開封の儀
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外観
外観
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「TUF-RTX3080TI-O12G-GAMING」をチェックする
「TUF-RTX3080TI-O12G-GAMING」をチェックする
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少し赤みがかった黒のボディーカラーになります。
大きさは旧世代「RTX2000シリーズ」の重量級クラスと、ほぼ同じくらいです。
ファンブレードを見てみます。
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よって「55℃」以下は回転が停止して耳障りな騒音から解放されます。
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次は冷却性能を見てみます。
ボディの端から端まで全体が「フィン」で覆われています。
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「バックプレート」の通気口が新たに設けられ排熱効果が高まりました。
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接続ピンは「8ピン」は2つ使用します。
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サイドの小さな「TUF」のロゴは鮮やかなRGBライティングが輝きます。
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Armoury Crateダウンロードはこちら
ASUSのオーバークロックツール「GPU TWEAK II」を使えばワンタッチでオーバークロックを設定するほかメモリ周波数、電圧設定など細かな調整やモニターすることができます。
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換装の際の準備
換装の際の準備
グラフィックボードを取り換えるときに古いドライバの削除をおススメします。
古いドライバ削除の詳しくはこちら!
ドライバをインストール
ドライバをインストール
グラフィックボードを換装したら「GeForce」ドライバをダウンロードしインストールします。
ダウンロードはこちら
それぞれの「CPU」の特性を参考にしていただけると幸いです。
比較する「GPU」は「RTX3080Ti」「RX6900XT」「RTX3090」「RX6800XT」「RX6800」「RTX2080Ti」「RX5700XT」です。
GPU別の比較スコアはインテル社のCPUをベースに検証しています。
それでは「ベンチマーク」を見ていきます。
「TUF-RTX3080TI-O12G-GAMING」のスコア検証
「TUF-RTX3080TI-O12G-GAMING」のスコア検証
【CPU】「Core i9 11900K」「Ryzen 9 5950X」
【マザーボード】「ROG STRIX Z590-I GAMING」「ROG CROSSHAIR VIII IMPACT」
【メモリ】キングストン社「HyperX Predator RGB 4000MHz 8×2/16GB」
【GPU】ASUS社「TUF-RTX3080TI-O12G-GAMING」
blender(BMW V2.90-OPTIX)ー「GPU」-数字が少ないほど「速い」ということになります。
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「RTX3080Ti」は現行VGAの中で一番、速いグラフィックボードという結果になりました。
3D MARK
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「TimeSpy」以外は「RTX3090」と同等のスコアになりました。
一方、「RX6900XT」と比べると「PortRoyal」以外は「RX6900XT」の方が軍配が上がります。
「アサシン クリード ヴァルハラ」-「デフォルト設定」
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「RX6900XT」のワンランク下位モデルの「RX6800XT」よりも下回りました。
「RTX3090」とは、ほぼ同等のスコアになりました。
「ファークライ5」-「デフォルト設定」
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「GPU別」を見ると「フルHD」の伸びがイマイチですが「WQHD」「4K」では「RTX3090」と同等のスコアになりました。
「RX6900XT」と比べると約7%くらい「RTX3080Ti」の方がスコアが高い結果になりました。
ゴーストリコン・ブレイクポイント-「デフォルト設定」
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「GPU別」を見ると「RX6900XT」の方が10%と優位なスコアになりました。
また「RTX3090」と比べて6%、スコアが高い結果になりました。
ディビジョン2-「デフォルト設定」
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一方「RX6900XT」と比べて約6%スコアが高い結果になりました。
SHADOW OF THE TOMB RADER-「デフォルト設定」
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「GPU別」では「RTX3090」がほぼ同等のスコアになりました。
「RX6900XT」と比べると4%、低いスコアになりました。
RISE OF THE TOMB RADER-「デフォルト設定」
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また「WQHD」では「5950X」の方が伸びる結果になりました。
「GPU別」を見ると三者とも大きな違いはありませんでした。
デウスエクス マンカインド・ディバイデッド-「デフォルト設定」
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「GPU別」を見ると「RX6900XT」「RTX3090」と三者、同等のスコアになりました。
strange brigade-「スケール150%」
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一方「RX6900XT」と比べて14%と大きく差をつけました。
ゴーストリコン ワイルドランズ-「デフォルト設定」
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また「WQHD」では「5950X」の方がスコアが高い結果になりました。
「GPU別」で見ると「RTX3090」とほぼ同等のスコアになりました。
「RX6900XT」と比べて8%、スコアが高い結果になりました。
ゲーム中の消費電力(Watt)
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使ってみた感想
使ってみた感想
ひと通りゲームをしたところ体感的には「RTX3090」とほとんど変わりませんでした。
「ビデオメモリ」が「12GB」を超えるようなゲーム(NVIDIA公開中のビー玉)以外は「RTX3080Ti」で十分、対応できると思います。
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一方で「RX6900XT」とはゲームの種類によって大きく変わりました。
例えば「アサシン クリード ヴァルハラ」では「RX6900XT」の方がフレームレートが26%も高いパフォーマンスを発揮します。
「RX6900XT」が優位なゲームタイトルは「アサシン クリード ヴァルハラ」のほかに「ゴーストリコン・ブレイクポイント」「SHADOW OF THE TOMB RADER」です。
しかし「アサシン クリード ヴァルハラ」が突拍子もないスコアを出しますが、それ以外のゲームでは落差があまりない点を考慮すると「RTX3080Ti」の方がトータルバランスが優れていると思います。
良かったところ
良かったところ
❶30万円を超える「RTX3090」と変わらないパフォーマンスを実現します。
❷「4K環境」で「60fps」以上のゲームが体験できる。
❸「Mod」を入れたゲームも快適に遊べる。
❹「レイトレーシング」「DLSS」が最高水準で遊べる。
残念な点、注意する点
残念な点、注意する点
❶価格が高い。
ゾタック社の「17万円」モデルならば昨今の事情を踏まえて少々、納得できると思いますが「20万円」を超えると「ガチゲーマー」以外はオススメしません。
❷入手性が悪い。
メーカーを選ばなければ入手できますが20万円を超えています。
❸消費電力が高い。
特にゲームとして相性が良い「11900K」は最高のパフォーマンスを駆使しますが消費電力は駄々洩れです。
総評
総評
「RTX3080Ti」は「RTX3090」とほとんど変わらないパフォーマンスでした。
最近の在庫状況ですが「RTX3080Ti」は「21万円前後」であちこち見かけるようになりました。
メーカーは選べませんが最新のゲームを「4K60fps」で遊ぶなら「RTX3080Ti」の一択です。
ゲーム情勢ですが「E3 2021」で発表された最新ゲームの発売日が「9月~11月」に集中している様子です。
画面を見る限りでは「レイトレーシング」「DLSS」を採用したゲームが多い印象でした。
そこで「RTX3080Ti」を持って最新技術が隅々までご堪能できることでしょう。
ゲームデベロッパーが意図するクオリティー&感動を「RTX3080Ti」で体験してみませんか?
お目通し戴き、ありがとうございました。
AD: N.K
![]() | ASUS TUF-RTX3080TI-O12G-GAMING |
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主な仕様
主な仕様
サイズ‐299.9 x 126.9 x 51.7 mm
トレンドアイテム
トレンドアイテム
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お時間があれば、こちらも目を通して戴けると幸いでございます
お時間があれば、こちらも目を通して戴けると幸いでございます
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