価格は「210ドル」です。
カラーバリエーションは「ブラック」「シルバー」「ホワイト」のほか「ブラック / シルバー」「ホワイト / ブラック」など組み合わせもあります。
当時の販売価格は「36,080円=ブラック」です。
たった数時間で完売してしまいました!
今のところ個人輸入でしか入手することができません。
それどころか世界中で「争奪戦」が起きています。
公式サイトでも購入は難しいですが欲しい方はリンクを貼っておきますので毎日、チェックしてください。
FormD「T1」の詳細はこちら
なので現在「T1」は国内販売されていません。
筆者はどうしても欲しくて海外から輸入して「初期ロット」ですが手に入れることができました。
それでは早速レビューしていきます。
1.「FormD「T1」は何が魅力なの?
2.開封の儀
3.外観
4.「T1」をチェックする
5.「T1」を組み立てる
6.「T1」にパーツを組み込む
7.使ってみた感想
8.良かったところ
9.残念な点、注意する点
10.総評
11.主な仕様
12.関連商品
13.話題のトレンド
14.お時間があれば、こちらも目を通して戴けると幸いでございます
「FormD「T1」は何が魅力なの?
「FormD「T1」は何が魅力なの?
「T1」は以前にご紹介したDan Cases社 「A4-SFX V4」と同じく、とことん最小サイズを追求した超小型PCケースのジャンルになります。
「T1」の構成は中敷きをマザーボードとグラフィックボードで挟む「サンドウィッチ」タイプの超小型PCケースです。
【小さな巨人】Dan Cases社 PCケース「A4-SFX V4」のレビューはこちら
【ミニマリスト必見!】LOUQE社Mini-ITXケース「GHOST S1」のレビューはこちら
「A4-SFX」とは大きく違う点を言えば・・・
❶グラフィックボードが「3スロット」に対応する
❷完結型ケースでなくパーツ1つ1つをご自身で組み立てる
❸状況に応じて「トランスフォーム」が可能です。
例えば・・・
@「薄い空冷クーラー/簡易水冷」+「3スロットVGA」
A「大型空冷クーラー」+「2スロットVGA」
B「本格水冷」+「3スロット/2スロットVGA」
C「本格水冷」+「水冷VGA」
など限られた「極狭スペース」にも関わらず強力な冷却性能を保持できる環境を持ちながら「大型グラフィックボード」が詰め込めるのが「T1 」の最大の魅力です。
今までも「大型グラフィックボード」が換装できるケースは多数、存在してますが多くは「CPUクーラー」が「ロープロファイル」のみ対応とか、とにかく「CPU部」における冷却性能は非常に乏しかったです。
よって「CPU」「VGA」どちらも「強化された冷却性能」を保持できるのはFormD「T1」だけです。
開封の儀
開封の儀
外観(完結)
外観(完結)
「T1」をチェックする
「T1」をチェックする
完成形ですが大きさを見てみます。
「T1」のサイズは「W133×D333×H220o」です。
まずRAZER社「tomahawk Mini-ITX」と比較
「A4-SFX」と並べてみます。
「PS4コントローラー」と並べてみます。
取扱説明書が付属していなかったので「当サイト」をマニュアルと思って参考にしていただけると幸いです。
それと作業説明のためパーツ手順が前後する場合がございますが、ご了承ください。
まず最初に決めておかないといけないのは・・・
@「薄い空冷クーラー/簡易水冷」+「3スロットVGA」
A「大型空冷クーラー」+「2スロットVGA」
B「本格水冷」+「3スロット/2スロットVGA」
C「本格水冷」+「水冷VGA」
の構成によって使うパーツや順番が変わってきますので、あらかじめ構成を決めてから組み立てていくと良いでしょう!
筆者は@「薄い空冷クーラー/簡易水冷」+「3スロットVGA」の構成で組み立てていきます。
途中「2スロット」の場合のポイントも挟んでおきます。
では組み立て開始します。
「T1」を組み立てる
「T1」を組み立てる
「バックプレート」+「3スロット」を取り出します。右「2スロット」
次に「フロントパネル」と「パックパネル」をフレームで固定します。
ネジは大量にありますが全部は使いません。
完成後は使わないネジが大量に余ります。
このネジを使って固定します。
同じ要領でサイドフレームも固定します。
「電源ユニットフレーム」を取り付けます。
左「3スロット」、右「2スロット」
これからパーツを取り付けていきます。
「T1」にパーツを組み込む
「T1」にパーツを組み込む
最初に「マザーボード」を取り付けます。
そしてそのまま「VGAスロット」へ挿しこみます。
先ほどの「ライザーケーブル」は「フレーム」を外にするとケーブルが届きません!
「推奨」は、ここにケーブルを通しますが筆者の構成では「無駄」にケーブルが長くて、できるだけ距離を稼ぐために横に通しました。
「マザーボード」側はこれで完成です。
@「3スロット」・・・「50mm」
A「2スロット」・・・「70mm」まで対応します。
簡易水冷を取り付けます。
最初に追加で「サイドフレーム」を「本体フレーム」に固定します。
「推奨」は「120mm簡易水冷」です。
どうにか取り付けることができました。
では、どうするか?
先ほど取り付けた「サイドフレーム」を外して「サイドフレーム」分、スペースを下げます。
「グラフィックボード」を換装して完成です!
まず「アンダーパネル」の「ゴム足」を取り付けます。
そして・・・完成!
PC構成
【CPU】「Core i9 10900K」
【マザーボード】「ROG STRIX Z490-I GAMING」
【メモリ】キングストン社「HyperX Predator RGB 4000MHz 8×2/16GB」
【GPU】サファイア社「SAPPHIRE NITRO+ Radeon RX 6900 XT OC
【PSU】Cooler Master V850 SFX GOLD
「インターフェースカバー」はガッチリ固定します。(3スロット使用)
とことん細部に渡って意味のない「出っ張り」や「凹み」に拘って洗練されたデザインは見事です。
「無駄」なデザインが一切ないのがFormD「T1」の魅力です。
以上、FormD「T1」のレビューでした。
使ってみた感想
使ってみた感想
組み立てマニュアルがないのでパーツ1つごとに「???」となります。
それは、まるで「ジグソーパズル」のようでした。
完成した後の「達成感」は今までにないものでした。
特に眺めていて美しいデザインなので見ていて飽きないのが「T1」の魅力です。
PCケースごとの引っ越しは極力なくすために最初から強化された構成で組むと良いでしょう。
「ベンチ機」にも、お使いいただけますが頻繁なパーツの入れ替えは「ネジ山」を傷めてしまいケースの寿命が短くなるので筆者は「普段使い」にしていきます。
良かったところ
良かったところ
❶新世代の大型グラフィックボードが換装できる。
「W140mm×312mm×60mm」まで対応!
❷「120mm×2 簡易水冷クーラー」も収まる!
ただし「ファン」の厚みは「15mm」を使用します。
❸無駄に凹凸がない洗練されたデザインは「T1」しかありません。
特にRGBライティングなど装飾が苦手な方は「T1」がピッタリです!
❹景観を考慮してスイッチは背面に配置している。
残念な点、注意する点
残念な点、注意する点
❶組み立てマニュアルがないのでパーツ1点ごとに「???」と迷います。
それはまるで「ジグソーパズル」のようです。
模型など組み立てることが、お好きな方には楽しいと思います。
❷塗装が非常に弱いです。
「マットブラック」なので少しでも何かに接触したらキズが目立ちます。
移動の際は気を付けてください。
❸「ライザーケーブル」が旧世代「PCIe3.0」を採用しています。
もうすぐインテル社よりチップセット「Z590」の登場が控えています。
最新の信号を読み取るならば「PCIe4.0対応ケーブル」が必要です。
以前に投稿したので参考にしていただければ幸いです。
【Gen4化の準備できてますか?】LINKUP社「PCIe Gen4」対応ライザーケーブルをレビュー
❹ゴム足のせいか「振動」が大きいです。
もしも振動が気になりましたら「ファンスピード」を調整してください。
多少?良くなりました。
総評
総評
FormD社「T1」は今までの「超小型PCケース」の中では一番、大型かつ強化パーツを組み込むことができます。
ただしある程度「自作PC」を組んだ経験がないと「パーツ」ごとに、どこへ取りつけて良いかわからなくなることがあります。
なので「上級者」向けの方には是非、チャレンジしてみてください。
できることなら「本格水冷」+「水冷VGA」でも組んではいかがでしょうか?
きっと、あらゆる困難を乗り越えながら完成していく自作PCは、きっと他にない達成感と所有欲を満たしてくれることは間違いないでしょう!
お目通し戴き、ありがとうございました。
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主な仕様
主な仕様
対応マザーボード-Mini-ITX
ドライブベイ-1x 2.5インチ
拡張スロット-3スロットまで対応
搭載可能ファン-トップ or ボトム: 2x 120mm
対応電源-SFX
体積-9.48リットル
サイズ-W133 x H216 x D330mm
重量-2.5kg
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