同日に上位モデル「RX6800XT」も発売されました。
❶「Radeon RX 6800」
価格・・・72,800円前後〜(税別)
❷「Radeon RX 6800XT」
価格・・・82,000円前後〜(税別)
今回もリファレンスモデルが先行販売されましたが各メーカーによって価格が大きく異なりますが中身は、ほぼ同じです。
唯一、違いがあるとすればパッケージのクオリティーが違います。
メーカーによっては簡易的な梱包もあれば、これでもかというくらいに厳重に梱包されているのもあります。
1.在庫はRTX3080以上に少なくて激しい争奪戦だった!?
2.「RX6800」は旧世代王者「RTX2080Ti」を超えた!?
3.の特長
4.開封の儀
5.外観
6. 「リファレンスモデル版 RX6800」をチェックする
7.使ってみた感想
8.良かったところ
9.残念な点、注意する点
10.総評
11.主な仕様
12.関連商品
13.話題のトレンド
14.お時間があれば、こちらも目を通して戴けると幸いでございます
在庫はRTX3080以上に少なくて激しい争奪戦だった!?
在庫はRTX3080以上に少なくて激しい争奪戦だった!?
11月20日19時より「RX6800XT/RX6800」の争奪戦が始まりました。
筆者は最初から「RX6800」を狙っていましたが、やはりターゲットは上位モデル「RX6800XT」に集中しました。
「RX6800XT」は一部ですが「RTX3090」を超えるスコアがあるとのことで最強コストパフォーマンスに優れた理由で瞬殺に終わりました。
もちろん「RX6800」も瞬殺でしたが翌日、秋葉原へ散歩がてらブラブラしていたらナント?!「RX6800」の在庫が溢れていました。
言うまでもありませんが「RX6800XT」は、どこも既に完売です。
昨日の争奪戦は何だったのかと思いながら帰りました。
「RX6800」は旧世代王者「RTX2080Ti」を超えた!?
「RX6800」は旧世代王者「RTX2080Ti」を超えた!?
まず「RX6800」のスペックを見てみます。
GPU | RX6800 | RX6800XT | RTX 2080 Ti | RTX 3070 | RTX 3080 | RX 5700 XT |
コア数 | 3840 | 4608 | 4352 | 5888 | 8704 | 2560 |
ベースクロック | 1815 Mhz | 2015MHz | 1350 MHz | 1500 MHz | 1440 MHz | 1605 MHz |
ブーストクロック | 最大2105Mhz | 最大2250MHz | 1545 MHz | 1730 MHz | 1710 MHz | 1905 MHz |
メモリ | 16GB | 16GB | 11GB | 8GB | 10GB | 8GB |
メモリ種類 | GDDR6 | GDDR6 | GDDR6 | GDDR6 | GDDR6X | GDDR6 |
バス幅 | 256-bit | 256-bit | 352-bit | 256-bit | 320-bit | 256-bit |
メモリ帯域幅 | 512 GB/S | 512 GB/S | 616 GB/S | 512 GB/S | 760 GB/S | 448 GB/S |
TDP/BP | 250 W | 300 W | 250 W | 220 W | 320 W | 225 W |
「RTX2080Ti」と比べて「コア数」「バス幅」「メモリ帯域幅」は少ないですが「クロック数」が大きく差をつけました。
今後においてゲームの表現力がグッと上がるにつれ必要不可欠な「ビデオメモリ」は「11GB」よりも「5GB」も増えて「16GB」となりました。
「RTX3070」も「RTX2080Ti」と同等のパフォーマンスを期待されましたが僅かな差で負けてしまいました。
敗因は「8GB」の「ビデオメモリ」と考えられます。
その点「RX6800」は「16GB」の大容量を備えているので「RTX2080Ti」を打ち負かせることができるのか検証したいと思います。
「リファレンスモデル版 RX6800」の特長
「リファレンスモデル版 RX6800」の特長
❶DirectX 12 Ultimateにより実現する真に臨場感あふれるゲーミング体験
❷AMD FidelityFXにより可能となる堅牢なビジュアル機能セット
❸Radeon Image Sharpeningにより実現する優れたディテール
❹Radeon Software Performance Tuning Presetsによるワンクリック・オーバークロック
❺1,300以上のモニターで利用できるAMD FreeSyncテクノロジーにより、ティアリングやちらつきがなく純粋にゲームに没頭できる環境が実現
❻Radeon Anti-lagにより、入力レイテンシーを抑えて競争力を向上
❼Radeon Boost5により、必要な瞬間にパフォーマンスを強化(AMD社HPより引用)
開封の儀
開封の儀
外観
外観
「リファレンスモデル版 RX6800」をチェックする
「リファレンスモデル版 RX6800」をチェックする
外観はオール金属製で覆われて質感は非常に高いです。
デザインは好みが大きく分かれるところで「RTX3000シリーズ」に比べて控えめにした印象です。
「ファン」は「RX5000シリーズ」とは異なり「3つ」になりました。
今まで「リファレンスモデル」ならではPCケース外に排気する「外排気」を採用していましたが今回「RX6800シリーズ」は「内排気」を採用しているのが大きな変更点です。
ファンブレードを見てみます。
次は冷却性能を見てみます。
サイドにヒートパイプは見当たりません。
PCケース外に排気する「外排気」ではないので小型PCケース(ITX)では熱対策が必要です。
真ん中のコンデンサーがギッシリ詰まっています。
この「USB-C」は通常の「入出力」です。
VR専用に設計されていないようなので少し残念です。
また排気口が撤廃されて見た目が暑苦しい感じがします。
接続ピンは「8ピン」を2つ使用します。
「RADEON」のイルミネーションは「赤」固定です。
換装の際の準備
換装の際の準備
グラフィックボードを取り換えるときに古いドライバの削除をおススメします。
古いドライバ削除の詳しくはこちら!
ドライバをインストール
ドライバをインストール
グラフィックボードを換装したら「Radeon」ドライバをダウンロードしインストールします。
ダウンロードはこちら
「リファレンスモデル版 RX6800」のスコア検証
「リファレンスモデル版 RX6800」のスコア検証
【CPU】「Core i9 10900K」
【マザーボード】「ROG STRIX Z490-I GAMING」
【メモリ】キングストン社「HyperX Predator RGB 4000MHz 8×2/16GB」
【GPU】ASUS社「リファレンスモデル版 RX6800」
今回はGPU別にベンチマークを比較します。
比較するGPUは「RX6800」「RTX3070」「RTX2080Ti」「RTX2080-S」「RTX2080」「RX5700XT」「RTX2070-S」です。
今回「RX6800」より「アサシン クリード ヴァルハラ」を追加しました。
blender(BMW V2.90-OPTIX)ー「GPU」−数字が少ないほど「速い」ということになります。
「Blender」をお使いならGeforce「RTX3000シリーズ」の方が最適化されていて扱いやすいです。
3D MARK
特にレイトレーシングに特化した「PortRoyal」では「RTX2000シリーズ」並みとなってしまいました。
レイトレーシングのパフォーマンスは「RTX2000シリーズ」と同等と思っておくとイメージしやすいです。
「レイトレーシング」を存分に味わいたいなら「RTX3080/3090」をオススメします。
「アサシン クリード ヴァルハラ」−「デフォルト設定」
「フルHD」「WQHD」で遊ぶと、かなり快適です。
「RTX3090」でさえも「4K」は「60fps」は厳しかったです。
よって「Radeon」によって最適化された「アサシン クリード ヴァルハラ」は「RX600シリーズ」が強いです。
「ファークライ5」−「デフォルト設定」
「WQHD」よりも解像度が細かいほど伸びていきます。
ゴーストリコン・ブレイクポイント−「デフォルト設定」
ディビジョン2−「デフォルト設定」
SHADOW OF THE TOMB RADER−「デフォルト設定」
RISE OF THE TOMB RADER−「デフォルト設定」
デウスエクス マンカインド・ディバイデッド−「デフォルト設定」
strange brigade−「スケール150%」
ゴーストリコン ワイルドランズ−「デフォルト設定」
高解像度になるにつれ安定していきます。
ゲーム中の消費電力(Watt)
使ってみた感想
使ってみた感想
最近は「アサシン クリード ヴァルハラ」を楽しんでいます。
第一章おきに「RTX3070」「RX5700XT」「RTX3090」と並行しながら動作確認も含めながらストーリーを進行しています。
やはりGeforce系はフレームレートが安定しなくて常時ガクガクしています。
Geforceの最適化を待つか「アサシン クリード ヴァルハラ」の快調のために「RX6000シリーズ」を購入するか迷うところです。
そのくらいパフォーマンスに差があります。
他にレイトレーシングの機能としては、まだまだ不十分です。
「DLSS」がないので重たいゲームはずっと重いままです。
AMDが開発している「DLSS」代わりの「FidelityFX Super Resolution」に期待したいです。
良かったところ
良かったところ
❶トータル的に「RTX2080Ti」よりもパフォーマンスに優れています。
「RTX3070=8GB」とは違い「ビデオメモリ」は「16GB」もあるのでフレームレートが落ちにくいだけでなく様々な映像表現もご堪能できます。
❷厚みが「2スロット」なので「RTX2080Ti」超えの超小型ハイスペックゲーミングPCが構築しやすいです。
最近はほぼ「3スロット」が標準サイズになりつつあるので「2スロット」はかなり希少だと思います。
❸「リファレンスモデル」ならではしっかり造りこまれた質感と剛性が「オリファンモデル」よりも優れます。
残念な点、注意する点
残念な点、注意する点
❶「オリファンモデル」に比べ冷却性能が乏しいです。
実際にプレイをしていると「GPU温度」は低く表示されていますがボディー全体が非常に熱いです。
その点は「オリファンモデル」の方が優位となるでしょう。
❷「オーバークロック」が抑えられている。
「リファレンスモデル」では「高耐久性」「長寿命」を謳っているので本来のポテンシャルが引き出せない。
❸レイトレーシングの機能としては、まだまだ不十分です。
「DLSS」もないので重たいゲームはずっと重いままです。
「DLSS」代わりのAMDが開発中の「FidelityFX Super Resolution」に期待したいです。
総評
総評
「RX6800」は「Geforce系ゲーム」では極端に劣化することなく普通に遊べました。
Radeon初の「レイトレーシング」は正直、いまいちでした。
感覚としては旧世代Geforce「RTX2000シリーズ」と同等のパフォーマンスです。
「レイトレーシング」が快適に遊べるようになるまでは少し時間がかかりそうです。
「レイトレーシング」は、まだ不要という方には「RX6000シリーズ」がオススメです。
「2スロット」の利点を活かした「超小型PC」には「RX6800」が一番、しっくりきます。
「RTX2080Ti」の時に成し得なかった「超小型ハイエンドゲーミングPC」が半額で実現できる時代になりました。
ご自慢の「超小型PC」のアップグレードに「リファレンスモデル版 RX6800」は、いかがですか?
主な仕様
主な仕様
サイズ-267mm×120mm×40mm
TDP-250W
お目通し戴き、ありがとうございました。
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お時間があれば、こちらも目を通して戴けると幸いでございます
お時間があれば、こちらも目を通して戴けると幸いでございます