「B550-I」は上位グレード「X570-I」の廉価版の位置にあたります。
廉価版といってもモデルによっては「X570-I」よりも豪華なパーツが組み込まれていることがあります。
それでは上位モデル「X570-I」と旧世代「B450-I」を合わせて簡単に比較しながら「ROG STRIX B550-I GAMING」をレビューしたいと思います。
1. 「B550」と「B450」の大きな違いとは?
2.新世代「Wi-Fi6」とは?
3.「ROG STRIX B550-I GAMING」の特長
4.開封の儀
5.外観
6. 「ROG STRIX B550-I GAMING」をチェックする
7.「B550-I」は正統進化を遂げる!
8.使ってみた感想
9.良かったところ
10.残念な点、注意する点
11.総評
12.関連商品
13.話題のトレンド
14.お時間があれば、こちらも目を通して戴けると幸いでございます
「B550」と「B450」の大きな違いとは?
「B550」と「B450」の大きな違いとは?
❶マザーボードとグラフィックボードに繋ぐ「PCI Express 4.0」をサポート!
❷「B550」の帯域幅は「B450」の2倍のスピードを実現!
❸第3世代Ryzen以降(第4世代)も対応します。
❹CPUに繋がる「PCI Express x16」バスのレーン分割に対応!
❺チップセットから出るPCI Expressは「Gen3」へ進化!
新世代「Wi-Fi6」とは?
新世代「Wi-Fi6」とは?
「Wi-Fi6」とは最近、話題の「5G」と同じ技術基盤を用いながらシーンに応じて共存していく新世代無線通信テクノロジーです。
最近は「AI=人工知能」「IoT=身の周りのあらゆるモノがインターネットにつながる」「Wi-Fi6」「5G」など、よく耳にするようになりました。
「AI」や「IoT」を活用するに欠かせない無線通信手段が「Wi-Fi6」「5G」です。
「Wi-Fi6」「5G」をまとめた表を作成しました。
通信規格 | Wi-Fi6 | 5G |
活用場所 | 室内 | 室外 |
規格の種類 | 無線LAN | 移動通信システム |
最大通信速度 | 9.6 Gbps | 50 Gbps |
主な用途 | ❶リアルタイムでのVR体験 | |
❷8Kなど超高画質での再生が可能! | ||
❸次世代自動運転 | ||
メリット | ❶最大通信速度が旧世代(Wi-Fi5)の1.4倍! | ❶最大通信速度が20Gbps以上 |
❷2.4GHzと5GHz帯を組み合わせ安定かつ高速通信が可能! | ❷同時接続デバイス数が現状の100倍! | |
❸MU-MIMOでの同時接続できる端末台数が従来の2倍の8台! | ❸1ms(ミリ秒)以下の超信頼、超低遅延を実現! | |
❹省エネルギー | - | |
デメリット | ❶最大通信速度が「5G」よりも遅い | ❶基地局が少ない |
❷サービス開始が一部 | ❷IoTなど接続機会の増加に伴うセキュリティーリスクが向上 | |
- | ❸テザリングは20GB制限がある |
「ROG STRIX B550-I GAMING」の特長
「ROG STRIX B550-I GAMING」の特長
❶AM4ソケット・・・第3世代AMD Ryzenプロセッサに対応
❷最高のゲーミング接続性・・・PCIe4.0対応、デュアルM.2、USB 3.2 Gen.2 Type-C + HDMI 2.1およびDisplayPort 1.4出力
❸スムーズなネットワーキング・・・オンボードWiFi 6 (802.11ax)とIntel2.5GbイーサネットとASUS LANGuardを搭載
❹堅牢なパワーソリューション・・・ ProCool II電源コネクタ、高品質の合金チョーク、耐久性のあるコンデンサを備えたパワーステージをチーム化
❺有名なソフトウェア・・・ UEFI BIOSとASUS AIネットワーキングの直感的なダッシュボードにより、ゲーミングビルドの設定が簡単に行えます。
❻DIYフレンドリーなデザイン・・・Qコネクタ、BIOS FlashBackおよびFlexKeyを含む
❼比類なきパーソナライゼーション・・・ASUS独自のAura RGBヘッダーとアドレス指定可能なGen 2 RGBヘッダーを含むAura Sync RGBライティングを搭載
❽業界をリードするゲーミングオーディオ・・・Audio USB Type-C、AIノイズキャンセリングマイク、SupremeFX S1220Aコーデック、DTS Sound Unbound、Sonic Studio IIIにより、没入感のあるオーディオを実現(ASUS社HPより引用)
開封の儀
開封の儀
外観
外観
「ROG STRIX B550-I GAMING」をチェックする
「ROG STRIX B550-I GAMING」をチェックする
二重構造の仕様になっています。
ヒートシンク用ファンはここから電源供給ケーブルで繋がっています。
よって「電源VRM」が非常に強力な設計に仕上がっています。
「フェーズ」を見てみます。
マザーボードの上部を見てみます。
CPUコネクタは「8ピン」です。
「F-PANEL」「USB2.0」の周りを見てみます。
コネクター系統は、ひと通り揃っているので様々なPCケースに対応します。
「ストレージ」と繋ぐ「SATA」は1か所に「4つ」にまとまっておりケーブルマネジメントがしやすいです。
オーディオチップとM.2スロットが一体化されてます。
蓋の裏側には「SSD m.2」を冷却するシートが貼っています。
インターフェース周りを見てみます。
主に「HDMI」が搭載されていることが多いので地味に「DP」が使えるのが嬉しいです。
PCIeスロットを見てみます。
グラフィックボードの自重で垂れ下がらないだけでなく、グラフィックボードを換装の際に引き抜く力も通常の1.6倍の強度を実現。
今後にかけて「グラフィックボード」は性能とともに重さも厚み(3スロット)増してくるので頑丈であれば安心です。
次はASUSが得意とする音源チップの「SupremeFX」が搭載されています。
高音質な「SupremeFX」音源は本当に心地よい音を奏でます。
3.5mmオーディオ端子に繋いで試してみてください。
ちょっと、この辺で「X570-I」と「B450-I」のマザーボードのレイアウトの見比べをしてみます。
「B550-I」は正統進化を遂げる!
「B550-I」は正統進化を遂げる!
まず本体を並べてみます。
左「X570-I」、中央「B550-I」、右「B450-I」
前面のストレージ部分を見てみます。
「B550-I」
またASUSのロゴが点灯しないのが大きな違いです。
インターフェース周りを見比べてみます。
「B550-I」
USBスティックにドロップし「USB BIOS FlashBack ポート」に接続してボタンを押します。
「CPU」は換装する必要がありますが「CPUクーラー」は不要です。
またマイクとヘッドホン端子が一つになった4極タイプのヘッドセットの端子が標準装備です。
「B550-I」の「SATA」ポートが1か所にまとまって便利です。
使ってみた感想
使ってみた感想
今回は「Ryzen3 3300X」を換装しました。
特に目立ったトラブルもなく順調に起動してます。
ただLED RGBライティングソフト「AURA Sync」は「Armoury Crate」にて操作することができますがマザーボード単体は点灯しません。
ダウンロードはこちら
これも時代のせいでしょうか?
最近はライティングが控えめな傾向にあるので少し寂しい気がします。
良かったところ
良かったところ
❶ハイエンドCPU「Ryzen9 3950X」など難なく使える。
❷緊急時に役立つ「BIOS FlashBack」を搭載している。
❸マイクとヘッドホン端子が一つになった4極タイプのヘッドセットの端子が標準装備している。
❹第3世代Ryzen以降(第4世代)も対応している。
❺マザーボードとグラフィックボードに繋ぐ「PCI Express 4.0」に対応しているので長期間、使える。
❻有線LAN機能は「X570-I」には実装されていなかった「Intel I225-V 2.5Gb Ethernet」を標準装備することで通常よりも2.5倍のハイスピードでラグのないゲーム環境を実現します。
残念な点、注意する点
残念な点、注意する点
❶マザーボード単体はRGBライティングがないので寂しいです。
いっそのことライティングがないPC環境を構築するも良し!
❷BIOS更新機能「BIOS FlashBack」を更新の際、「CPU」が必要との事です。
総評
総評
大きく進化したチップセット「B550」は廉価版という位置づけを取っ払い、「X570」にはなかった装備や機能が充実しています。
「ROG STRIX B550-I GAMING」においてはハイエンド重視からコスパ重視まで幅広いPCビルドが可能です。
個人的にはコスパ重視したいのでマザーボード単体の値段が張るのでCPUは節約したいです。
例えば今は入手しづらいですが「Ryzen3 3300X」が特にオススメしたいです。
マザーボード(25000円)+Ryzen3 3300X(15000円)=約4万円でマザーボードとグラフィックボードに繋ぐ「PCI Express 4.0」のアップグレードが可能です。
「X570」は高価だったので見送った方は多かったと思います。
「B550」なら一部ですが「X570」を超えるパーツや機能が充実しています。
最近、発売したRyzen「3000XTシリーズ」と組み合わせてみては、いかがですか?
お目通し戴き、ありがとうございました。
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