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2017年08月14日
紫外線で使われる【UVAとUVB】の違いは?どっちの対策が大事なの??
日差しが強くなる夏に向けて、『紫外線対策』をと考える人も多いんじゃないでしょうか。
そのためUV効果のある商品を購入すると「UVA」「UVB」という文字が…!
UVは紫外線のことですが、「A」「B」と続く文字には大きな違いが!!
しかも知らないでいると、いつの間にかお肌にトラブルを抱えることになるかも…
そこで今回は「UVAとUVBの違いについて」詳しく紹介していきます
UVA(紫外線A)とは??
大半を占める紫外線
『紫外線(UV)』を分類すると、波形の違う『3種類の紫外線』に分類されます。
このうちもっとも波形の短いUVCは、ほとんどがオゾン層で弾かれているので気にしなくても大丈夫!
残りの2種類のうち地表に最も多く届くのが『UVA』と呼ばれる「1番波形の長い紫外線」です。
UVAの特徴は、オゾン層や障害物などを簡単にすり抜ける性質を持つこと。
そのためエネルギー自体は弱いのに、「地表に届く紫外線の90%をUVAが占めている」んです。
奥まで届く
UVAをお肌に浴びても、すぐにわかるような変化は現れません。
しかしUVAは、お肌の奥の「真皮」まで入り込みやすい特徴を持っています。
真皮には美肌のもとである「コラーゲン・ヒアルロン酸などを生み出す細胞」が存在しています。
ところがUVAは真皮まで届くと、こと細胞にダメージを与えることに…
その結果、お肌の潤いや弾力が失われやすくシワ・たるみの出来やすい肌になってしまうんです。
屋内まで届く
屋外に出るときに紫外線対策をする一方で、屋内だと適当になっていませんか??
実はUVAは「ガラス窓をすり抜けやすく」、屋内まで届きやすい性質があるんです。
そのため部屋で過ごしていても、いつの間にかUVAがお肌にダメージを与えてしまいます。
また天気が曇りの日でも、「曇りをすり抜けて地表へ」。
しかも季節を問わないので、日差しの強い夏以外も紫外線対策は重要なんです。
対策は??
UVA対策で大切なことは、浴びる量をできるだけ減らすこと。
そのためにUVA対策として、「日焼け止め効果のある化粧品を日常的に使用することが重要」です。
その他では、
窓ガラスをUVカットのものにする。
UVカット効果のあるレースカーテンにする。
季節や屋外・屋内に問わず、常にUVAを意識して対策を行いましょう!
UVB(紫外線B)とは??
地表に届くのは少量
『UVB』は地表に届く紫外線のうち、「約10%を占める紫外線」。
季節によってその量は変化し、「特に7・8月」に増える傾向があります。
波形はやや短いため、オゾン層や曇・ガラス窓に弾かれやすいのが特徴です。
また肌の奥までは届きにくく、大半は表皮や中間部分までしか届きません。
日焼けの原因に
「紫外線による日焼け」と言われると、肌が赤くなったヒリヒリする症状を想像しますよね。
これらの症状はUVBを浴びた影響で、しかも短時間で肌にダメージを与えやすい特徴を持っています。
また表皮にダメージが加わると、その部分にメラニン色素ができてしまい、その結果シミ・ソバカスが出来やすい肌になってしまいます。
日焼けのダメージと重なって回復が遅れることも…
更に皮膚がんリスクも高まるため、UVB対策はUVA対策と同じように重要なのです。
肌を出さない
UVB対策で重要なのは、日差しを直接肌に浴びないこと。
日焼け止めはもちろんですが、「日傘」「帽子」「パーカー」「長手袋」などで肌を出さない事も大切です。
その他には、目も日焼けしやすいので「UVカット効果のあるサングラス」なども着用しましょう。
UVAとUVBのまとめ
最後に『UVA』と『UVB』の違いについてのまとめ。
UVA
・地表に届く90%以上の紫外線がUVA。
・波形が長く、オゾン層・雲・ガラス窓などをすり抜けやすい性質を持つ。
・肌の奥にある表皮まで届き、コラーゲンなどを作り出す細胞にダメージを与える。
・短時間でわかるようなダメージは出ないが、長期的に肌を衰えさせるダメージがある。
・季節を問わず存在するため、毎日欠かさずUV対策を行う必要がある。
UVB
・届く量は少量だが、肌が赤くなる・ヒリヒリするなど日焼けを引き起こす原因のとなる。
・メラニン色素を増やす原因でもあり、シミ・ソバカスを引き起こす。
・特に7・8月に量が増える。
・皮膚がんリスクを高まる原因の一つ。
・日焼け止めはもちろん、日差しを直接肌に浴びない対策が必要。
毎日の対策を!
「紫外線対策」は夏のみ、屋外のみと思っていると、後で思わぬ影響が出てくる可能性が…!!
屋内まで届くうえに、肌の奥までまで届いてじわじわとダメージを与える『UVA』。
短期間でわかりやすいダメージを与えるうえに、皮膚がんリスクを高めてしまう『UVB』。
どちらも怖いですが、毎日の紫外線対策を意識すれば肌を守ることは可能です!
それぞれの紫外線の違いを理解したうえで、毎日使う化粧品やお出かけアイテムを選びましょう