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実は、真木よう子が声優をしている
『ミチコとハッチン』（全22話）というクールでシュールな、アニメのお話しなんですが
異例の豪華キャストが集結、主役のミチコ役には、女優・真木よう子。
相手役のハッチン役には、ハリウッド映画デビューもしている演技派女優・大後寿々花。
ミチコの幼馴染だが、ミチコを追う警部アツコ・ジャキソン役に女優・坂井真紀。
ミチコの逃げた恋人でハッチンの父ヒロシ・モレーノス役に津田寛治など。


「サムライチャンプルー」のマングローブが描く、TVアニメの枠を超えた渾身のオリジナルアニメーション「ミチコとハッチン」

抜けるような青空に真上から照りつける太陽、そして赤茶けた大地……。『ミチコとハッチン』を観た人はまず、そのあまりにも色鮮やかな風景に、目を奪われるはずだ。


“ラティーノ・ワールド”と呼ばれるこの世界のモチーフは、南米・ブラジル。
以前、かの地を旅行で訪れた山本監督自らが「ここを舞台にした作品を作りたい！」と熱望し、また制作にあたって主要スタッフによるロケハンを敢行。そのロケ地には、外国人がなかなか足を踏み入れることのできない「ファヴェーラ（貧民街）」なども含まれていたという。

そんなリアルな空気感を取り入れ、生み出されたユニークな『ミチコとハッチン』の世界観。その魅力を端的に言い表わすとすれば“猥雑さと荒廃と、その向こうにある自由”。どこからともなくサンバやボッサのリズムが流れ込み、ファンキの強烈なビートが地面を揺らしたかと思えば、ショーロの切ない旋律が、風に乗って舞い踊る。

ミチコたち――タフでハードで物騒な、彼女たちの物語を語るのに、これほどうってつけの土地はない。そしてまた“ラティーノ・ワールド”は、死と生、希望と絶望が隣合わせに存在する世界でもある。

うだるような暑さとともに描き出される、女二人の、愛と自由と……その他もろもろをひっくるめた、ワン・アンド・オンリーなロードムービー。空っぽの風景を駆け抜けていく彼女たちの姿は、恐ろしいほどの生々しさで、私たちの胸に迫ってくるのだ。

＜プロローグ＞
厳しい里親のもとで育ち
そこから逃げて自由に生きたいと願う少女「ハッチン」。
でも、そんなことできるわけないとスグにあきらめてしまう。
しかしその日は突然やってきた。あのオンナと共に・・・。
その名は「ミチコ・マランドロ」。
脱獄不可能といわれた監獄要塞を破り、
絶対自由に生きるセクシー・ディーバ。
舞台は強烈な太陽と、原色の国。
ひとたび荒野に踏み出せばそこは危険な無法地帯。
ミチコはそんな世界をラティーノ・ビートに乗って、しなやかに生き、ハッチンは自由を夢見て生きていた・・・。
そんな噛みあわない女ふたりによる
スリルに満ち溢たアリエナイ逃避行が、いま幕を開ける！

残念なが放送は終了しているんですが・・・
どうしても見たいという方はどうぞ！

『ミチコとハッチン』全22話
エピソード 01： さらばだ！非情のパラダイス
エピソード 02： 掟破りのブラウンシュガー
エピソード 03： しゃかりきピンボール
エピソード 04： のら猫のミルキーウェイ
エピソード 05： 愚か者たちのサウダージ　PARTE1
エピソード 06： 愚か者たちのサウダージ　PARTE2
エピソード 07： 雨におちるモノトーン
エピソード 08： 黒いノイズとドープなゲーム
エピソード 09： 恋したショコラッチ・ガール
エピソード 10： ハイエナどものカーニバル
エピソード 11： どしゃ降りスタートライン
エピソード 12： 煉獄１０８℃のテレパシー
エピソード 13： 泥沼のゴールドフィッシュ
エピソード 14： 命知らずの爆発ランナー
エピソード 15：いたずらにグラフティ
エピソード 16：まっ赤な不実のエチュード
エピソード 17：血斗！心さわぐオペラ
エピソード 18：あかんたれの弾道サンバ
エピソード 19：はがゆい遮光のバタフライ
エピソード 20：みな殺しのランデヴー
エピソード 21：狂い咲きラストワルツ
エピソード 22：ありのままで走れ （最終話）