検索されない「記事」は存在しないのと同じ
inaliさんがBIGを当てたらしい。
楽天で BIG 買ったら当たったった♪ | goods and life + fanblogs.jp/andgoods/archi…
— inaliさん (@goo_goo_inali) 2013年3月28日
これは凄いことなんだけど、それを検索してくる人は多分いない。
そもそも、ブログネームinaliの存在を知っている人がいない。存在を知らないのだから「inali toto」だとか「inali 6億」だとかで検索をする人などいるわけもない。
つまり、inaliさんが6億円持っている事実など、この世には存在しないのだ。
ブログをやっている奴なんて、ほとんどいない
これは、ライフメディア リサーチバンク調べのアンケート結果で2013年3月時点のブログサービス利用状況の結果をグラフにしたもの。
現役ブロガーは1割程度(ライフメディア リサーチバンク調べ)
2013年3月5日〜13日の間に、10代から60代の年齢の男女6,566人から回答を得られたアンケートの結果で、調査はインターネット上で実施された。
回答を得られた6,566人のうちで、現役ブロガーはわずか12.9パーセント。アンケートはインターネット上で実施されたものなのだから、ネットユーザーの10数パーセントしかブログをやっていないという結果になる。
前にこのブログで「成果が出ないのはブロガーだけを対象にしているからです」という記事を書いたけど、このデータは見事にそれを裏付けている。わずか10パーセント程度のマイノリティ(少数派)だけを対象に、頑張って活動しても成果など上がるはずもない。
「成果が出ないのはブロガーだけを対象にしているからです」より抜粋
そもそもの発想として「読者はブロガーだけではない」ということを忘れていませんか?
「コメントまわり」 - これ、相手もブログを持っていないと出来ません。
「相互クリック」 - これも、相手がブログにアフィリエイトを貼っていないとできません。相手もブログを持っていないと出来ないことだけに精を出すから成果が出ないんです。
そもそもあなたの知り合いで、ブログをやっている人は、知り合い全員の中の何パーセントですか?残りの人はブログをやっていないわけですが、そのパーセンテージはどれくらいですか?
それをすべて切り捨てて、ブロガーだけを対象に、アクセスアップを図ろう、アフィリエイトで儲けよう!という発想はいかがなものでしょうか?
アクセスをアップさせるには、検索されなくてはならない
「私はコメントの交換が楽しみなんです」という人はいるだろう。それはそれでいい。楽しいことは楽しめばいい。けど、それとアクセスアップとは、まったく別に考える必要がある。
コメントの交換はアクセスアップにつながらない。「あしあと」を残すことや、コメントめぐりはアクセスアップとは無関係。正確には、まったく無関係とは言わないが、毎日毎日、時間をかけてそれをやったところで、月に数人のリピーターが増えるだけである。
アクセスが欲しいからと、いろんなブログに足跡を残すのは、時間と労力の無駄。本気でアクセスが欲しいなら、人に読んでほしいなら、ブログめぐりとは違う、別の方法が必要となる。
じゃあ、アクセスはどこから来るの?検索でしょ?
ブログをやっている人なんて、極わずか。発信する側など、ごくわずか。大部分は受身である。つまり、受信専用、読むのが専らである。その人たちは、どうやってページにやって来るのか?検索してくるのだ。だから、検索にヒットしなければ誰も来ない。検索にヒットしないブログは、この世に存在しないのと同じ。
では、BIGに興味のある人は、どういうキーワードで検索するのか?
「BIG 当たる方法」「BIG 必勝法」「BIG 確率」
こういったキーワードで検索される事はあっても「inali 6億」で検索される事はありえない。
つまりブログに「inali、BIGに当たったった!やっほー!」としか書いていなかったら、間違いなく誰も来ない。
そうではなく「inaliはBIGに当たったった!こうやったら当たったった!」と書いたなら、大勢の6億円欲しい人に検索されるだろう。
検索する人は、答えを探しているのだ。だから、答えを書いてあげれば、それを見に来てくれる。
品物を検索する人は、その品物の性能を知りたいのだし、どこで買えるかを知りたいのだ。どこで買えるかを示してあげる、それがアフィリエイトでしょう?「ここで買えますよ」と教えてあげることでマージンを得る。それがアフィリエイトでしょ?
その品物のメリットは?デメリットは?コストパフォーマンスは?どういうところがオススメなの?
知りたい答えを指し示してくれるブログに人は大勢やってくる。検索されるためには、検索する人が知りたいことを書かないといけない。
そして、人が知りたいと思うことは、何も商品だけではない。自分の詳しいこと、持っている知識、そういうものがあればそれを公開すればいい。
そうではなく、自分自身が知らなかったこと、調べたらおもしろかったことを書いてもいい。
ひとつ言えることは「どこの誰だか知らない山田さんの食べた昼飯のメニュー」や「会ったこともない鈴木さんの家族の会話」などに興味をもって検索する人などいないということ。
無名の人間が、ただ日記を書いたところで誰も読みには来ない。知りたいことではないからだ。アクセスがないのはそれが原因ではないですか?
ただし、将来、アクセスが上がったなら、つまり知名度があがったなら興味を持たれるかもしれない。書いている人が、独創的な存在で、人に好かれるキャラクターであったなら、その可能性はある。
問題なのは、誰もそのユニークな日記の存在を知らないこと。知名度もない人の日記には誰も興味など持たない。
アクセスをあげるには、そのブログの存在を多くの人に知ってもらう必要がある。知ってもらうためには、ブログに来てもらうためには、興味を持たれる内容がなくてはならない。