ゼニカル(Xenical)
食べた料理の中にある脂肪の吸収を阻害して、そのまま体外へ排出させる薬です。食事の前に飲んでおくと、摂取カロリーを大幅にカットできます。
ゼニカルは、腸内のリパーゼに作用して、腸管から脂肪が吸収されるのを阻害します。実は、このように腸管からの吸収を阻害してダイエット効果のあるサプリメントは他にもいろいろ販売されています。(後述)
しかし、ゼニカルがもっとも信頼されているのはFDAの認可を受けている医薬品だからです。FDAとは、日本の厚生労働省にあたるアメリカの政府機関です。[アメリカ食品医薬品局 - Food and Drug Administration]
海外ではモデルが太らないために使用しているという話もある医薬品のゼニカルは、日本では残念ながらまだ認可されていません。そのため国内で入手するのは困難ですが、個人での使用に限り輸入が認められています。
なぜ、ゼニカルは安全なのか
ゼニカルはオルリスタット(オーリスタット)という肥満治療薬の商品名です。ロシュ社からXenical(ゼニカル)、グラクソ・スミスクライン社からはAlli(アライまたはアリ)という名前で販売されています。
オルリスタットは日本で合法的に個人輸入できる医薬品のうちで、唯一中枢神経系に作用しない肥満治療薬です。
中枢神経系に作用する薬とは、脳にニセの満腹感を与えることによって食欲をなくさせるものです。ゼニカルの場合は、食べたいものを食べたいだけ食べても、腸から吸収しないので、脳をだます必要がありません。
ダイエットへの効果
ゼニカルの場合、痩せるというより、太らないという表現が正確でしょうか。食べても脂肪を吸収しなくなるため、カロリー摂取量が減ります。エネルギーを吸収しないので、徐々に体重が落ちます。
アメリカでの治験では、1年間の投与により60パーセントの成人で5パーセントの体重減少、27パーセントの成人で10パーセントの体重減少が観察されています。この数値だと、思ったほどの効果がないようにも思えます。
元々、脂分を口にしない菜食主義者(ベジタリアン)には効果が薄いかもしれません。しかし普段の食生活で脂肪の摂取量が多い方には、想像以上の効果があるようです。
ベストケンコーのユーザーレビューより
「ぎょえーー!こんなに油をたべてたんか!」 とショックを受けるくらいに、油がでるでる!! 依然油分を固めて排泄させるってサプリを飲んだが、 まったく効果なかったけど、 ゼニカルはすごい目に見えて油分を排出させます。 ただ、ナプキン装着と、まめに交換が必要。 しかもかなり臭う!
ゼニカルを飲むと、消化されない脂肪分はそのまま便になって出てきます。結果として、ウンチが非常に臭く、また漏れやすくなります。
怖いのは臭いウンチとおなら
下の文は、「ゼニカルを飲むのは、副作用など将来的に作用が心配です><」という質問者へ寄せられた体験談です。
今流行のゼニカルって知ってますか??私の上司(男性)が飲み、かなり痩せました... - Yahoo!知恵袋より
実際に使った経験から申しますと非常に危険な薬です。ゼニカルをしばらく使用して、排便後に便器の中を見てください。ものすごいにおいのラー油のような油がたっぷり浮かんでいます。これだけの油が排泄されるのだからダイエット効果があるのも納得するに十分です。そのような状況になったら、今度はおならをしてください。おならと一緒に油が漏れ出てきます。これが猛烈にくさく、下着やズボンに付くと部屋中が臭くなります。
副作用など将来的に作用が心配です>< とのことですが、副作用は心配ありませんが、将来に傷が付く可能性がありますので、ゼニカル使用中はおならは必ずトイレで下着を下ろしてすることをお勧めします。会社や教室ではおならをしてはいけません。
ゼニカル服用中は、うんちとオナラがとても臭くなる。そしてお腹がゆるくなるということを、常に意識して注意しておく必要があります。
結論
- カロリー摂取量の多い人には相当なダイエット効果があると思われる。
- ただし、うんちとオナラが、とても臭くなる。そして、お腹がゆるくなる。
- 服用する場合は、人前で粗相をしないように注意が必要。
もっと知りたい方は、@cosme(アットコスメ)に寄せられたゼニカルの口こみもご覧ください。
ゼニカルは、毎日服用するのではなく週末など、自宅を出なくていい日の前の晩に飲むのがいいようです。その場合、前の晩に暴食しても脂肪分は体内に蓄積されません。
常用するのではなく、パーティーや宴会などで、どうしても食べてしまう時にあるといいのではないでしょうか。
現在、国内でゼニカルを入手するには個人輸入する必要があります。
ゼニカルのジェネリック医薬品
ジェネリック医薬品、または後発医薬品と呼ばれる製品があります。
これは、有効成分に対する特許が切れた後で、その成分を使った製品を他の製薬会社が製造して販売するものです。ジェネリック医薬品も成分は同じですが、開発費がかからない分、安価になります。
ゼニカルのジェネリック医薬品として「オルリファスト(Orlifast)」や「ビーファット(Vyfat)」などがあります。これらも、ゼニカルと同じように個人輸入で入手可能です。
ゼニカルと同じ理屈で、食べても太らないカロリーカット系ダイエット・サプリメント
ゼニカルが脂肪を体内に吸収させなくするように、食べてもカロリーになる元を吸収しなければ、おいしいものを我慢しないで食べたい時に食べられます。サプリメントでも、そういった効果を宣伝しているものはあります。
例えば「炭水化物ブロッカー フェーズ2」は、炭水化物をブドウ糖に分解するアルファアミラーゼをブロックして、炭水化物が腸内で消化吸収されるのを防いでくれます。その結果、余分な脂肪分が体内に蓄積されません。
「これdeカット」は、食事の前に2粒飲むと、4つの植物由来の成分が、炭水化物、砂糖、油・脂肪を吸収されにくくしてくれるといいます。
「カロリストン」も、食事前に、3粒飲むだけで食べたのを、なかったことにしてくれる簡単ダイエットサプリメントです。
これらのサプリメントは、「ゼニカルを試すのは、ちょっと怖い。けど、痩せたい。」という方にとって、ゼニカルよりは気軽に試せるかもしれません。
医薬品の通販に関して
ネット通販会社のケンコーコムとウェルネットが国を相手取り、医薬品ネット販売の再開を求めて東京地方裁判所に提訴した裁判で、2013年1月11日、最高裁判所は厚生労働省の上告を棄却し、原告勝訴の判断を下しました。裁判の原告であるケンコーコムは、判決を受け同日午後に一般用医薬品のネット販売を全面的に再開しています。今後、他のネット通販業者でも医薬品を取り扱う可能性を考え、下に通販業者の一覧を作りましたのでご利用ください。
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