５３年目のひとりごと

恨みたいなら気が済むまで
恨めばいいじゃん

それを
人を呪わば穴二つとか
罪を憎んで人を憎まずとか
なんかきれいごと並べて

本当は、恨みたい、憎みたい
直でなくても
恨み節を唱えたい

なのに
それ我慢して
きれいごと言い聞かせて

我慢が、我慢のまま抑えつけて
ずっと
すっと
心の中に、残るでしょ
何かの拍子に即思い出して
また恨みの気持ちになるでしょ
そしてまた

恨んじゃいけない
憎んじゃいけない
きれいごとで、抑えつけて

一生繰り返すかもしれない

気が済まないのに
我慢するなんて
それこそ、穴二つじゃないの？

きれいごとで、スッキリできるなら
それでいいけど

スッキリしないでずっと残るなら
恨みたいだけ恨んで
唱えたいだけ、恨み節唱えて

独り言でも、恨みつらみ言い続けていいんではないか

それで、いつか気が済むんじゃない？

こうしちゃいけない
ああしちゃいけない
って
本当は、恨んでるし、文句言いたいのに
それを、きれいごとで抑えつけて

恨むこと憎むことがいけないことで
そんな自分を責めて、大事な人生を過ごすなんて
あり得ない

恨む自分も、憎む自分も、全然いいじゃんか
それで、何がいけないのさ
そんな自分でＯＫじゃんか

人生は、自分のためにある

自分を責めるなんて、しなくていい
恨む感情も、理由があってのことなんだ

「恨んでいいんだ、憎んでいいんだ、そんな自分はそれでいい」って
そう思っていたら
いつか気が済んだり、恨むことを忘れて、別の楽しいことに
夢中になったりしてるかもしれない

思い出して、また恨み節言っても、いいじゃんか

そのうちに、そんなこと
どうでもよくなるような出来事がある

恨んでる自分のことをダメな奴って思うことない

恨むようなことした相手には
必ず、ツケがまわる

不当なことをして、人を傷つけたり
恨みをかったりしたやつには
必ず、同じものが返ってくることになってる

恨まれることをしてるんだから
恨む方じゃなくて
恨まれることしてる方に、ツケが廻って、来る

不当な扱いされて恨み節唱えるのは、全然いいじゃん

だって、自分から何かをしたわけじゃないなら
その悔しさゆえに、恨んだりすることは
間違ってないし、普通だ

きれいごと並べる奴は
そういう経験したことないから
言えるんだよ

恨むほど悔しい思いをしたことあれば
きれいごとなんか無意味ってわかる

恨んじゃいけないわけではなくて
気が済むことが、恨み節ならとことん唱えればいい

だって、自分がどうしたいかだから

恨み節、自分で唱えることに疲れたら
そこでやめればいいし

自分がどうしたいかを、まわりの意見とか
世間の常識とかで
我慢とか抑えつけるとかしないでいい

まわり、関係ないからね

恨むこと自体が、あほらしくなる時が来るでしょ
不当な扱いしてる奴に対する恨みに
時間を割くのがもったいないって思えてくるでしょ

恨むことによって
自分はどんなふうになりたいか
そうなったら、どれだけ楽しいか

そこを確認できる時がくる


だから
恨みや憎しみは、ダメなことではないから
そういう自分を責めないで
気が済むまで、恨むよ、私は！！！