思い通りにならなくなったことに
寂しさを覚え
大切に育てたのに
知らない女のものになってしまい
嫁になる女が気に入らなくなる
自分の体の一部だった
分身なのに
どんどん
遠くに行ってしまう
嫁をいじめる姑は
母としての歪んだ寂しさ故
なのかもしれない
大人になったら
ママと結婚する
そう言ってくれた息子は
もう知らない世界にいて
この次からは
いつも
連れ去った女と共に
顔を見せに来るようになるのか
もう親子水入らず
なんてことはないんだな
もっと写真を撮っておけばよかった
他人の入っていない写真を
撮っておけばよかった
大切で大事で
息子以外は
誰もいらないと思うほどの
母の愛は
歪み続けていくのだろう
キレイ事なんかいらない
息子を奪った女なんか
見たくもない
孫の顔なんか見たくもない
だから
嫁は
夫の実家では
付け足しのような扱いになるのか
姑にとって
最愛の息子を奪った女なんだから
そこにくっついてきても
外面的にいい姑ぶるけど
あとは
無視
どうでもいい
会話にも入れることもない
いないと同じ
だって
大事な
分身の息子を奪った憎い奴なんだから
いい顔なんかする必要もない
そんなお人よしになる気もない
歳を取って
どんどん
奪われるだけの人生
気づけば
他人である夫に奉公してるような
あほらしい日々
夫に尽くす人生しかないなら
もうそんなもの要らない
私の人生はもう
どこにもない
歪み倒して消えてやる
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