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日曜京都〜第159回天皇賞・春(GT)

中央では土日月の3日間開催が行われ、加えて今週は香港でも注目レースが行われるということで、競馬ファンにとっては忙しい週になりそうだ。土曜日はダービートライアルの青葉賞が府中行われ、2着以内の優先出走権を目指す面々がエントリーしている。まずは青葉賞を当てて、日曜、月曜の波乱含みの重賞にチャレンジしたい・・・そんな思惑のファンも多いだろう。

個人的に、平成が終わろうと令和が始まろうと特に何かが変わるわけではないと思っているのだが、平成の30年間で競馬の世界は大きく様変わりした。中でも春に行われる「淀の外回り2周」の”格”の失墜は、目に余るものがある。時代が・・・といってしまえばそれまでだが、メジロマックイーンがいて、ライスシャワーがいて、ナリタブライアンやサクラローレル、マヤノトップガン、スペシャルウィーク、テイエムオペラオー、ディープインパクトらがいた「遠い日の楯」の面影なく、今年も低調なメンバーで行われる淀の楯、平成最後の天皇賞である。

京都の雨は大丈夫そう。先週の開幕週ではいきなり日本レコードが飛び出す、従来の「超高速馬場」が戻ってきている印象がある。今年も展開次第では速い時計の決着になるのかもしれない。

その展開のカギを握りそうなのが、武騎手から福永騎手にスイッチしたメイショウテッコン(父マンハッタンカフェ)と、横山典弘騎手の大外ロードヴァンドール(父ダイワメジャー)、これにヴォージュ(父ナカヤマフェスタ)あたりがどう絡んでくるかといった組み合わせ。

人気の中心は、先行勢を見る形のフィエールマン(父ディープインパクト)とルメール。そしてデムーロが「難しい・・・」と嘆く1勝馬エタリオウ(父ステイゴールド)。両者は昨年の菊花賞で大接戦を演じ、今年はともに2着のスタートだった。メイショウテッコンは昨年エタリオウと接戦した経験があり、今年は日経賞で逆転に成功した。もちろんこの結果がそのまま力関係に置き換わるわけではないと思う。

さらには一昨年の菊花賞で2着、凱旋門賞にも挑戦したクリンチャー(父ディープスカイ)が、ようやく本調子を取り戻しつつあるということで、この馬に改めて期待したいファンも多いのではないか。おそらくこれが人気2頭に続く3番人気くらいだろう。

日本レコードは確かに飛び出しはした。しかし春の京都でときおり出現する「ほとんどのレースがレコード決着前後のクソみたいな馬場」ではない感じ。普通の高速馬場と超高速馬場の中間というくらいの高速具合。おそらく多少は雨の影響が及んでいると思われるので、例年どおりの高速馬場と考えて馬券を組み立てたい。

スタートが安定しないロードヴァンドールよりは、メイショウテッコンのペースと考えるほうが考えやすい。福永騎手の逃げならそこまで無謀なペースは考えられない。平均ペース。3分14秒台の決着かな・・・と推測する。

無謀なペースにならないなら、素直にスタミナ勝負の天皇賞になると考え、今年は伏兵のケントオー(父ダンスインザダーク)にした。実は前回の阪神大賞典(7着)でも本命にしていたのだが、不運にも勝負所でつまずき、一瞬故障か?と思われるほどの急ブレーキだった。勝ち馬は別にしても、あれがなければ馬券内は十分という手ごたえだったように思う。

もともと4歳時から、この馬は(折り合いさえどうにかなれば)長いところでこそ!と見ていた。前回阪神大賞典はやっとこういう距離で競馬できるようになったのかと、とてもうれしく思っていただけに、あの不運がなんとも残念だった。しかし前走の不運のおかげで今回も超人気薄は間違いない。これは馬券を買う者からすればむしろ幸運だったと思いなおすことができる。

京都で3勝、小倉で2着があるように、直線平坦なコースで多少上積みが見込める。そして未だ見ぬ長距離適性が生きれば、一世一代の大番狂わせが起こっても驚けない。強い馬が勝つ天皇賞から、大波乱の歴史に生まれ変わろうとしている平成ラスト楯だからこそふさわしいと思う。ずっと応援してきただけに、がんばってほしい。

相手は一気に難しくなるが、ステイゴールド産駒が得意とするレースであることはよく知られている。それなら素直にエタリオウで問題ないと考えるファンは多いと思う。しかし唯一行われたこの世代の長距離戦は、昨年の菊花賞である。あのレースは、距離区分でロングディスタンスに入るというだけのことで、内容的にはスプリント戦に近かった。エタリオウは、確かに牝系はタフなリボーからの流れではあるものの、母系は完全なスプリント血統だけに、その適性が菊花賞で生きた可能性がある。

そして、ミルコをもってしても「難しい」と言わしめるほどの馬が、最大の難コースを乗り越えることができるのかときかれると、これまた甚だ怪しいといわざるを得ない。事実、難しいステイゴールド産駒の代表格であったオルフェーヴルは惨敗、ゴールドシップも3年目でようやく天皇賞馬の称号を手に入れるほど苦労した。

それならば、同じステイゴールド産駒でも、重厚なロベルト×ノーザンダンサーの「ちょっと古い血」がモノを言いそうなパフォーマプロミスのほうに期待したいところ。あとはソツなく回ってこられそうなユーキャンスマイルも有力。

さらに穴っぽいところでは、距離延びていかにも良さそうなカフジプリンス(父ハーツクライ)、天皇賞を勝つための「メジロ血統」を持つグローリーヴェイズ(父ディープインパクト)らの台頭にも期待したい。歴史と記憶に名を残すような素晴らしいレースを期待している。

◎ ケントオー
○ パフォーマプロミス
▲ グローリーヴェイズ
△ カフジプリンス、ユーキャンスマイル、フィエールマン、エタリオウ、ロードヴァンドール



そして、最後にひと言。レースは違えど、かの名キャスターをまねて・・・

今年もあなたの、そして私の「夢」を乗せ13頭が走ります。
あなたの夢はフィエールマンかエタリオウか。

私の夢は、シャケトラです。

日曜東京〜サンケイスポーツ賞フローラS(GU・オークストライアル)

府中の芝2000m戦だからあまり極端な外枠には入りたくないところだが、有力どころは比較的真ん中よりも内目に入った印象。ウィクトーリア(父ヴィクトワールピサ)の出方が気になるところだが、このコースだけに、立ち遅れたくないジョーディー(父ダイワメジャー)のペースだろう。

注目は人気が予想されるセラピア。デビュー戦は衝撃的な内容だった。阪神外回り芝1800mは、全場合わせてもかなりタフなコースで、できるだけロスをなくしてスムーズに走らなければならないコース。特にキャリアに乏しいクラスだけに、それはなおさらのことだった。

セラピアは前に馬を置けずに終始力みっぱなしで、かなり厳しい結果も覚悟したが、後半ペースが上がって折り合いがついてからが圧巻だった。11.1―10.9のラスト2F地点で一気に先頭に立ち、1Fを推定11.4、それもほとんど持ったまままとめてしまったのだから驚いた。間違いなくGT級のポテンシャルを感じさせた。

あれだけのパフォーマンスをタフな阪神外回りで、しかも経験馬相手に見せたのだから、ふつうなら、そしてこの程度のメンバーなら、単勝1倍台の抜けた人気になるはず。ところが・・・現在4.8倍という最も危険な香りのする1番人気に「押し出されている」といった感じ。

このあたりは、さすがに競馬ファンはよく知っている。セラピアはオルフェーヴル産駒。オルフェーヴル産駒の2戦目の人気ほど危険な買い目はない。お父さんのオルフェーヴルは、やんちゃだとか頭がおかしいだとか、いろいろなことを言われてきたが、その実、極めて頭の良い馬だったと私はいつも感じていた。

父と母父だけ同じだったゴールドシップを評して、横山典弘騎手は「賢すぎる」と常々もらしていた。オルフェーヴルはおそらくゴールドシップ以上に賢かったように思う。賢いだけならよいが、はっきりいってタチの悪い「ずる賢さ」が顕著だったように思う。

オルフェーヴル産駒はみなお父さん孝行で、そういうずる賢さみたいのところをことごとく受け継いでいる印象がある。だからデビュー戦で「お、これは・・・」と思わせる馬でも、2戦目以降は競馬にならないくらいまともに走らなくなることもある。要は、オーナーや調教師や騎手やファンなど、人間の思うとおりには絶対になりたくないタイプの馬が多いのだ。

個人的には、オルフェーヴルの種牡馬成績はそこまで悪いか?というふうに感じているのだが、しかし期待値が大きいだけに、「種牡馬オルフェーヴル」への風当たりはかなり強いようだ。産駒特有の「難しさ」が邪魔をしていることは間違いないだろう。

明日のセラピアもデビュー2戦目。お姉さんのサラスは大丈夫だったのが救いだが、私は危ないと思う。かといって、2着とか3着の中途半端なことはしないだろう。楽勝か大敗。私は今回「大敗」のほうに賭ける。

とすると、他で評価が高いフェアリーポルカ(父ルーラーシップ)にチャンスが巡ってくる可能性も高いが、しかし有力どころでは唯一大外枠、このコースを考えれば最悪な枠に入ってしまった・・・

秋華賞馬の母を持つ超良血ウィクトーリアは、もちろん大崩れはないと思うが、この馬はパワータイプだけに、切れ味勝負のこのコースで全幅の信頼がおけるかというと、こちらも少々アヤシイ気がする。

人気どころではハーツクライ産駒のシャドウディーヴァかなぁという気もするが、3番人気が本命ではおもしろくない。ここは、行くと思われるジョーディーから入る。現在13番人気。逃げればしぶといのは同じ府中のクイーンSで証明済み。血統的には距離に問題があるとは思わないが、ウィクトーリアとの兼ね合いと、うまく折り合って逃げられるかがカギ。

相手は、こちらもデビュー2戦目アモレッタ(父ディープインパクト)にした。セラピアほどの派手さはなかったが、ディープ産駒らしく一生懸命走るタイプで、経験豊富な相手でも牝馬どうしなら差はないとみる。長く良い脚が続くから、府中のこのコース向きという感じがする。

府中向きとは言えないが、一瞬の脚は鋭いフォークテイル(父ロードカナロア)、血統面からは、母方にクロフネを持つパッシングスルー(父ルーラーシップ)が浮上の可能性を秘めるか。蛯名騎手への乗り替わりが怖いイノセントミューズ(父ヴィクトワールピサ)あたりまで押さえたい。

セラピアにスンナリ勝たれたらあきらめもつく。明日は思い切った勝負で遊んでみたい。明日は大波乱の予感が漂うなぁ・・・

◎ ジョーディー
○ アモレッタ
▲ パッシングスルー
△ シャドウディーヴァ、フォークテイル、フェアリーポルカ、ウィクトーリア、イノセントミューズ

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重賞"1行"回顧〜第79回皐月賞

長い審議になったそうだが、自分の馬券とはまったく関係ない話なので、今回は詳しく見ていない。とはいえ、2着の川田騎手(被害人馬・勝ち馬が加害馬)が「スムーズな競馬で力は出せた」などとヌルいことをヌカシてるのは気にくわない。そんなキャラじゃなかろうに。

勝ち馬と同じオーナー&生産者であることがどうしても引っ掛かる。忖度か?と思えてしまう。同じ勝負服で似たケースといえば、あのジャパンカップの勝ち馬ジェンティルドンナ(加害馬)と2着オルフェーヴル(被害馬)の叩き合いを思い出す。

あの事象について今さら蒸し返すつもりはまったくない。それよりもレース後の陣営のスタンスが素晴らしかった。あのときぶつけられて結果ハナ差で負けたオルフェーヴルの池添騎手、池江調教師は怒りが収まらなかった。オーナーが誰であろうと、勝負に徹するというのはそういうことなのだと思う。

起こった出来事の大きさや後味の悪さという意味では、あの日のJCのほうが大きかったが、人間の世界のドロドロとしたいやらしさを感じたのは、むしろ昨日の皐月賞のほうが断然大きい。なんかすっげー気持ち悪い。

1 △サートゥルナーリア 思ったよりデキていた。角居厩舎のさすがの手腕。ダービーでも上昇必至。
2 △ヴェロックス この馬は府中のほうがよい。ダービーはもしかしたらこっちかも。
3  ダノンキングリー 競馬上手だがどうも線が細くて・・・距離延長は「?」、ダービーは過信禁物
4  アドマイヤマーズ 枠に泣いた。そこまで力差はない。距離も持ちそう。
5  クラージュゲリエ 操作性高い。こういう馬はダービーだとコワイが賞金微妙?
6 ◎タガノディアマンテ 健闘。ラストは目をひいた。ダービーは見向きもせず菊一本で行ってほしい。
7  ラストドラフト 時計的に足りなかったと思う
8 △アドマイヤジャスタ 一瞬目を引く伸び、将来性ある
9  ダディーズマインド 積極策実らず、宮崎騎手は貴重な経験を得た
10  ナイママ アルママとともにがんばれ
11 ▲ブレイキングドーン うーん・・・思ったよりも弾けなかったなー。ちょっとよくわからない。
12 △シュヴァルツリーゼ まだまだこれからの馬
13  ファンタジスト 鞍上のことばどおり「距離長い」
14  サトノルークス 忙しい競馬になってしまったがダービーではまだ見限れぬ
15 △メイショウテンゲン この馬も秋注目
16 △クリノガウディ 距離ロス大きかった
17 ○ニシノデイジー こんな馬ではないと思うが気難しい。鞍上の大舞台での経験値が小さすぎた。
18 ランスオブラナー あのペースでは止まる

という具合に、いちおう思ったままを書いてみた。今回はレースを何度も見直していないので、たった1回だけ見た感想であり、もう1回見直したら違った感想になるかもしれない。しかし人気順でキレイに決まる皐月賞なんて、1回だけ見れば十分と思ってしまう。あーつまらん皐月賞だったなー・・・

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日曜中山〜第79回皐月賞(GT)

連続開催の最終週だから、かつてはなかなかタフな馬場で行われることが多かった皐月賞。しかし近年、芝の生育が加速する時期にはかなりの好タイムが計測されるようになった。まずは馬場状態の把握が問題。

今年はだいぶ時計がかかっている。今週半ばの雪(雨)の影響も少なからず残っているようだ。単純に時計がかかっているだけでなく、上がりを要するタフなコンディションといっていい。土曜の競馬も内枠有利の中山なのになぜかピンク、オレンジ、緑あたりが次々好走していた。内回りの芝2000m戦はおなじみだが、良馬場で行われたここ数年の皐月賞とはちょっと異なる馬場かもしれない。

注目はサートゥルナーリア(父ロードカナロア)は6枠12番。今年の傾向を考えれば絶好枠といえる。ただし、嫌う手はある。何しろここは皐月賞だ。近年あまりにもダービー重視の考え方が浸透しすぎてしまい、皐月賞を狙いに行く陣営は決して多くない。サートゥルナーリア陣営も、まず間違いなくダービー狙いだろう。

三冠のうち最も難しい、トリッキーな中山内回り。休み明け。明らかに過剰な人気・・・もちろんダービーをまで展望すれば春の絶対的主役ではあるが、こと皐月賞に限っては、私はあえて嫌いたい。

◎ タガノディアマンテ(枠、馬場はいい。前走乗り役は感触を試す感じだった)
○ ニシノデイジー(今年はこの馬と決めていた、軸)
▲ ブレイキングドーン(望みどおりの枠。タフな馬場歓迎)
△ メイショウテンゲン(前走はできすぎだがタフな成長力は魅力)
△ サートゥルナーリア(ホープフルは参考にならない)
△ アドマイヤジャスタ(意外性ある)
△ クリノガウディー(好位から流れ乗る)
△ ヴェロックス(素質相当だが器用さ?)

ということで、大本命のサートゥルナーリア筆頭になかなかの好メンバーだと思う。上昇見込めるシュヴァルツリーゼ(父ハーツクライ)他、伏兵まで喜んで手を広げたい。

重賞"1行"回顧〜第79回桜花賞

んー・・・どうも桜花賞の週は土→日で急激に馬場が速くなる。今年もその典型のような急変。芝の成長重なる時期ではあるが、少なくとも土曜の段階ではレコードが出るような馬場になるとは思わなかったなー。

とはいえ勝ったグランアレグリアは、馬場に恵まれたとかそういうことは一切ない「完勝」だった。私を含む誰もが素質は認めるところだったが、それを自ら証明する素晴らしい走りだった。そしてどうしても言わなければならないのが、(毎度毎度で正直もうあまり言いたくないが)ルメールのファインプレーも見逃すことはできない。

では、例によってひと言ずつ。

1 △グランアレグリア 気難しさを逆手にとる鞍上の好プレー。まともに走ればこのとおりという感じ。
2  シゲルピンクダイヤ オークス向きとは思っていたが、コース取りが完ぺきだった。ただし伏兵だからできたコース取り。
3 ○クロノジェネシス 軸にしながら勝負所でキレイにフタをされたシーンで噴き出した。コース取りも、慌てふためいた乗り役の判断もどうかと思う。
4 △ダノンファンタジー 前半47秒7の緩い流れを外、外回して・・・ではさすがに苦しい。
5 △ビーチサンバ 時計に対応できなかった印象。これからの馬。
6 △プールヴィル 逃げたこと自体は作戦だから仕方がないが、思い切ってためる手もあったかなと思う。
7  エールヴァオ 一か八かの作戦だがこれが精いっぱい。次に人気するようだと危険かも。
8  ジュンランビル 絶好の展開だったが力不足。
9  シェーングランツ 不可解な位置取りだがオークスでは浮上の可能性秘める。
10 ◎アウィルアウェイ 強いのと同じところにいては勝てるはずなく・・・
11  ノーワン 記憶にございません。
12  メイショウケイメイ さすがにこの馬場では苦しい。人気落として渋ったら見直す手。
13 ▲アクアミラビリス 小柄の牝馬の馬体減は厳しかった。
14  レッドアステル 途中からついていけなくなった。おそらく仕上げが大失敗。
15  フィリアプーラ 一発狙ったが展開が向かなかった。
16  ホウオウカトリーヌ 力不足。
17  ノーブルスコア ちょっとよくわからない。
18  ルガールカムカム 速い脚つかえず。

人気のダノンファンタジーについてはもうひと言。枠、展開に泣きはしたが、ラストは勝ち馬に差を広げられていたあたり、この馬の現状の力を示しているなぁ・・・オークス向きとも思えないが、またコレが人気になるのかな?だとすればオークスは大波乱の目も・・・

ということで、無事に桜花賞が終わった。私も仕事がひと段落ついたが今日は大雪。だからこうして回顧しているが、今週の皐月賞にこの雪がどう影響するのか、早くも波乱の予感が高まる。

日曜阪神〜第79回桜花賞(GT)

かなりスローになりそうな組み合わせ。今年は牡牝とも、少なくとも春のクラシックは軸を決めているので、展開など考えすぎず、シンプルに穴馬を狙うことができる。かなりのスローを読むなら、先に行く馬が当然穴候補になる。

土曜の阪神牝馬Sはさすがに参考にならないが、古馬1000万で1分33秒台、別のレースでは32秒台の早い脚を使える馬場だけに、明日は全馬が力を出せるのではないか。

ポンと行けたらおもしろそうなのが・・・

◎ アウィルアウェイ(マイルの流れはむしろ歓迎、鞍上は前日の失策を取り返すチャンス)
○ クロノジェネシス(決め手で勝る)
▲ アクアミラビリス(ミルコの決め打ちはコワイ、スローの上がり勝負向く)
△ ビーチサンバ(上積み大きそう)
△ グランアレグリア(試金石だがモノが違う可能性も)
△ ダノンファンタジー(外々回して瞬発力勝負で勝てるほど強くないと思うが)
△ プールヴィル(爆発力秘める血統、瞬発力勝負は意外と合うかも)

終始内にいて直線で外に出すのが阪神外回りの勝ちパターン。スローになると前が開かなくなるのは阪神牝馬で見たとおり。人気のダノンは外を回さざるを得ない。そうなると、波乱の目も少しは出てくるかな。

軸がクロノジェネシスだからそこまでうまい配当も望めないが、それでも相手次第ではそれなりの妙味は見込めると思う。

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