2019年04月20日
日曜東京〜サンケイスポーツ賞フローラS(GU・オークストライアル)
府中の芝2000m戦だからあまり極端な外枠には入りたくないところだが、有力どころは比較的真ん中よりも内目に入った印象。ウィクトーリア(父ヴィクトワールピサ)の出方が気になるところだが、このコースだけに、立ち遅れたくないジョーディー(父ダイワメジャー)のペースだろう。
注目は人気が予想されるセラピア。デビュー戦は衝撃的な内容だった。阪神外回り芝1800mは、全場合わせてもかなりタフなコースで、できるだけロスをなくしてスムーズに走らなければならないコース。特にキャリアに乏しいクラスだけに、それはなおさらのことだった。
セラピアは前に馬を置けずに終始力みっぱなしで、かなり厳しい結果も覚悟したが、後半ペースが上がって折り合いがついてからが圧巻だった。11.1―10.9のラスト2F地点で一気に先頭に立ち、1Fを推定11.4、それもほとんど持ったまままとめてしまったのだから驚いた。間違いなくGT級のポテンシャルを感じさせた。
あれだけのパフォーマンスをタフな阪神外回りで、しかも経験馬相手に見せたのだから、ふつうなら、そしてこの程度のメンバーなら、単勝1倍台の抜けた人気になるはず。ところが・・・現在4.8倍という最も危険な香りのする1番人気に「押し出されている」といった感じ。
このあたりは、さすがに競馬ファンはよく知っている。セラピアはオルフェーヴル産駒。オルフェーヴル産駒の2戦目の人気ほど危険な買い目はない。お父さんのオルフェーヴルは、やんちゃだとか頭がおかしいだとか、いろいろなことを言われてきたが、その実、極めて頭の良い馬だったと私はいつも感じていた。
父と母父だけ同じだったゴールドシップを評して、横山典弘騎手は「賢すぎる」と常々もらしていた。オルフェーヴルはおそらくゴールドシップ以上に賢かったように思う。賢いだけならよいが、はっきりいってタチの悪い「ずる賢さ」が顕著だったように思う。
オルフェーヴル産駒はみなお父さん孝行で、そういうずる賢さみたいのところをことごとく受け継いでいる印象がある。だからデビュー戦で「お、これは・・・」と思わせる馬でも、2戦目以降は競馬にならないくらいまともに走らなくなることもある。要は、オーナーや調教師や騎手やファンなど、人間の思うとおりには絶対になりたくないタイプの馬が多いのだ。
個人的には、オルフェーヴルの種牡馬成績はそこまで悪いか?というふうに感じているのだが、しかし期待値が大きいだけに、「種牡馬オルフェーヴル」への風当たりはかなり強いようだ。産駒特有の「難しさ」が邪魔をしていることは間違いないだろう。
明日のセラピアもデビュー2戦目。お姉さんのサラスは大丈夫だったのが救いだが、私は危ないと思う。かといって、2着とか3着の中途半端なことはしないだろう。楽勝か大敗。私は今回「大敗」のほうに賭ける。
とすると、他で評価が高いフェアリーポルカ(父ルーラーシップ)にチャンスが巡ってくる可能性も高いが、しかし有力どころでは唯一大外枠、このコースを考えれば最悪な枠に入ってしまった・・・
秋華賞馬の母を持つ超良血ウィクトーリアは、もちろん大崩れはないと思うが、この馬はパワータイプだけに、切れ味勝負のこのコースで全幅の信頼がおけるかというと、こちらも少々アヤシイ気がする。
人気どころではハーツクライ産駒のシャドウディーヴァかなぁという気もするが、3番人気が本命ではおもしろくない。ここは、行くと思われるジョーディーから入る。現在13番人気。逃げればしぶといのは同じ府中のクイーンSで証明済み。血統的には距離に問題があるとは思わないが、ウィクトーリアとの兼ね合いと、うまく折り合って逃げられるかがカギ。
相手は、こちらもデビュー2戦目アモレッタ(父ディープインパクト)にした。セラピアほどの派手さはなかったが、ディープ産駒らしく一生懸命走るタイプで、経験豊富な相手でも牝馬どうしなら差はないとみる。長く良い脚が続くから、府中のこのコース向きという感じがする。
府中向きとは言えないが、一瞬の脚は鋭いフォークテイル(父ロードカナロア)、血統面からは、母方にクロフネを持つパッシングスルー(父ルーラーシップ)が浮上の可能性を秘めるか。蛯名騎手への乗り替わりが怖いイノセントミューズ(父ヴィクトワールピサ)あたりまで押さえたい。
セラピアにスンナリ勝たれたらあきらめもつく。明日は思い切った勝負で遊んでみたい。明日は大波乱の予感が漂うなぁ・・・
◎ ジョーディー
○ アモレッタ
▲ パッシングスルー
△ シャドウディーヴァ、フォークテイル、フェアリーポルカ、ウィクトーリア、イノセントミューズ
こっちの「予想ブログ」もよろしくーー
注目は人気が予想されるセラピア。デビュー戦は衝撃的な内容だった。阪神外回り芝1800mは、全場合わせてもかなりタフなコースで、できるだけロスをなくしてスムーズに走らなければならないコース。特にキャリアに乏しいクラスだけに、それはなおさらのことだった。
セラピアは前に馬を置けずに終始力みっぱなしで、かなり厳しい結果も覚悟したが、後半ペースが上がって折り合いがついてからが圧巻だった。11.1―10.9のラスト2F地点で一気に先頭に立ち、1Fを推定11.4、それもほとんど持ったまままとめてしまったのだから驚いた。間違いなくGT級のポテンシャルを感じさせた。
あれだけのパフォーマンスをタフな阪神外回りで、しかも経験馬相手に見せたのだから、ふつうなら、そしてこの程度のメンバーなら、単勝1倍台の抜けた人気になるはず。ところが・・・現在4.8倍という最も危険な香りのする1番人気に「押し出されている」といった感じ。
このあたりは、さすがに競馬ファンはよく知っている。セラピアはオルフェーヴル産駒。オルフェーヴル産駒の2戦目の人気ほど危険な買い目はない。お父さんのオルフェーヴルは、やんちゃだとか頭がおかしいだとか、いろいろなことを言われてきたが、その実、極めて頭の良い馬だったと私はいつも感じていた。
父と母父だけ同じだったゴールドシップを評して、横山典弘騎手は「賢すぎる」と常々もらしていた。オルフェーヴルはおそらくゴールドシップ以上に賢かったように思う。賢いだけならよいが、はっきりいってタチの悪い「ずる賢さ」が顕著だったように思う。
オルフェーヴル産駒はみなお父さん孝行で、そういうずる賢さみたいのところをことごとく受け継いでいる印象がある。だからデビュー戦で「お、これは・・・」と思わせる馬でも、2戦目以降は競馬にならないくらいまともに走らなくなることもある。要は、オーナーや調教師や騎手やファンなど、人間の思うとおりには絶対になりたくないタイプの馬が多いのだ。
個人的には、オルフェーヴルの種牡馬成績はそこまで悪いか?というふうに感じているのだが、しかし期待値が大きいだけに、「種牡馬オルフェーヴル」への風当たりはかなり強いようだ。産駒特有の「難しさ」が邪魔をしていることは間違いないだろう。
明日のセラピアもデビュー2戦目。お姉さんのサラスは大丈夫だったのが救いだが、私は危ないと思う。かといって、2着とか3着の中途半端なことはしないだろう。楽勝か大敗。私は今回「大敗」のほうに賭ける。
とすると、他で評価が高いフェアリーポルカ(父ルーラーシップ)にチャンスが巡ってくる可能性も高いが、しかし有力どころでは唯一大外枠、このコースを考えれば最悪な枠に入ってしまった・・・
秋華賞馬の母を持つ超良血ウィクトーリアは、もちろん大崩れはないと思うが、この馬はパワータイプだけに、切れ味勝負のこのコースで全幅の信頼がおけるかというと、こちらも少々アヤシイ気がする。
人気どころではハーツクライ産駒のシャドウディーヴァかなぁという気もするが、3番人気が本命ではおもしろくない。ここは、行くと思われるジョーディーから入る。現在13番人気。逃げればしぶといのは同じ府中のクイーンSで証明済み。血統的には距離に問題があるとは思わないが、ウィクトーリアとの兼ね合いと、うまく折り合って逃げられるかがカギ。
相手は、こちらもデビュー2戦目アモレッタ(父ディープインパクト)にした。セラピアほどの派手さはなかったが、ディープ産駒らしく一生懸命走るタイプで、経験豊富な相手でも牝馬どうしなら差はないとみる。長く良い脚が続くから、府中のこのコース向きという感じがする。
府中向きとは言えないが、一瞬の脚は鋭いフォークテイル(父ロードカナロア)、血統面からは、母方にクロフネを持つパッシングスルー(父ルーラーシップ)が浮上の可能性を秘めるか。蛯名騎手への乗り替わりが怖いイノセントミューズ(父ヴィクトワールピサ)あたりまで押さえたい。
セラピアにスンナリ勝たれたらあきらめもつく。明日は思い切った勝負で遊んでみたい。明日は大波乱の予感が漂うなぁ・・・
◎ ジョーディー
○ アモレッタ
▲ パッシングスルー
△ シャドウディーヴァ、フォークテイル、フェアリーポルカ、ウィクトーリア、イノセントミューズ
こっちの「予想ブログ」もよろしくーー
投稿者:ASHIGE2|19:38