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重賞"1行"回顧〜第36回フェブラリーS

まともなレース予想を掲載しなかったのでエラそうに回顧だけを載せるのも正直気が引けるが、1年はじめのGTであり、何かと注目度が高かったレースなので、昨日のフェブラリーSについてちょっと触れておこうと思う。

予想掲載なしだったのでせめて馬券の結果だけは書いておこう。3着ユラノト軸の3連単を購入し、はずれた。ちなみに小倉大賞典もダイヤモンドSもはずれ。だから現在ロクでもない1週間のはじまりを迎えつつコレを書いている。ではさっそく。

@△インティ レース前から武の作戦勝ち。久々に「豊マジック」を見た。もちろん馬も強かった。
A△ゴールドドリーム 力は出し切った。作戦負けだがベストの競馬。
B◎ユラノト ロスなく乗ってこちらも力は出し切った。悔いはないだろう。先は注目。
C モーニン 実力者らしい内容で力は見せた。
D コパノキッキング 人馬とも大健闘。流れが向かなかったのは残念。しかしあの形しかなかっただろう。
E△サンライズソア 流れには乗れた。
F▲サンライズノヴァ 展開待ちだけに不発は納得。
G△サクセスエナジー 着拾いの感じが不快。
H ワンダーリーデル 人気薄ながら勝負せず。何しにGTに出てきた?
I オメガパフューム 初の57kg、相手大幅強化で条件的に厳しかった。これからの馬。
J○クインズサターン 条件ベストだが流れ向かず。ひと湿りあれば・・・
K ノボバカラ 距離長いし衰えもぼちぼち。
L ノンコノユメ 出遅れと鞍上の無策が不運だった。
M メイショウウタゲ 敷居が高すぎた。

正直例年そこまで盛り上がらないGTだが、今年は何かと盛り上がっていたんじゃないかな。その「立役者」となったのは確かに藤田騎手ではあった。しかし今回絶賛されるべきは、やっぱり武豊。

昨日か一昨日このブログで「行かない雰囲気ムンムン」と書いたが、おそらくスタートしてからも武騎手は「行かない」ほうの気持ちが強かったはず。しかし戦前武が張った煙幕に伏兵先行陣は見事にあおられ、ブログでもちょっと危惧した「誰も行かない」のパターンに陥りかけたかに思われた。

しかしここからが武騎手の真骨頂。感覚というか肌感というか、そんな空気をスッと察知してすぐにハナに行ったから、このあたりは「さすが」、唸るしかない。武騎手などベテランならではの瞬時の判断だった。というか、おそらく武騎手本人からしたら判断という範疇にも入らない、本能的な動きだったのだと思う。

藤田騎手の騎乗を見て、あんなにスローペースなのになぜ動かないのだという不満の声がちらほら耳に入ってくるが、相当なプレッシャー下で冷静にジャッジを下した藤田騎手は、むしろ好騎乗だったように私には映った。

向こう正面入り口でコパノキッキングはだいぶ噛んでいた。武騎手がかなりのスローペースに落としたことで、ベテランの内田=ノンコノユメ(昨年の覇者)などは泡を食って進出を開始するほどだった。はっきり言うが、展開というものをまったく読めていない上に、昨年優勝したパートナーをまったく信じることがなかった駄騎乗だったと思う。

しかし藤田騎手はあの状況でも冷静だった。折り合いに専念し、愛馬の末脚を信じ、じっと我慢していた。その判断は素晴らしかったと思う。スローなんだから行け!は結果論。おそらく行っていたら、ノンコノユメと並んで歩いてゴールインしていたことだろう。

昨日の展開でコパノキッキングが2着くらいに突っ込むことができるとしたら、往年の岡部元騎手のような「人脈」がなければ無理。武騎手でも昨日は無理だったと思う。というか、武騎手でも藤田騎手と同じ乗り方をしたんじゃないかな。

それより何より、1番人気のインティをあんなにラクに行かせてしまう伏兵陣こそ大問題だろう。あれだけ行きたいクチがそろいもそろってみんな武騎手のケツを追っているようでは、やっぱり日本人騎手は・・・のトーンにどうしてもなってしまうよなー・・・

まあ子供の手をひねるように、いとも簡単にそうさせてしまった武騎手のすごさでもあるんだけどね。
   
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