先回に引き続き今回は葬儀についてです。

みなさんには家庭環境や宗旨、みなさん自身の
価値観、お考えがおありと思いますが
大事な人とのお別れをどのようにするか・・・

私は田舎生まれの田舎育ちで葬儀は
親戚、友人知人、自治会の方々 総勢百人、
二百人といった葬儀が当たり前のような環境で
育ってきました。お別れは人数が多ければそれだけ
たくさんの方に故人を偲んでいただけるのだと・・・・・
それと田舎特有の見栄もあるし(世間なみに)・・・・

ところが、考えを改めさせられることが今年ありました。
私の父方の最後の兄弟であった叔父が3月に亡くなりました。
叔父の住まいは東京でしたが生前、自分で葬儀の
場所を探しており埼玉県所沢市の市営葬儀場でした。
どうしてお別れにいっぱいの人を呼んでたくさんの費用
掛けて何の意味がそこにあるのだろうか?
叔父を見舞った時にぼそっと叔父はつぶやいていました。

叔父の出身は山口で私の家が本家となります。
すでに3人の兄弟を送り最後に残された叔父は
3人の兄弟の最後の別れのあり方に疑問を持って
いたようです。宗派、故人・遺族の地位立場によっても
仕方ない部分はあるにしても厳かというより華美に走り
最後に載る霊柩車はリンカーン、祭壇は故人の為でなく
現存する誰かの見栄か今の地位を見せつけるためかと
思わせるような派手な花輪のオンパレード・・・・

叔父の葬儀はまったくそういうものと無縁の
自分が初めて体験した家族葬でした。
「むこう(山口)から来てくれるのはタケちゃん(私のこと)だけで
いいよ。みなさんによろしく言っといてよ」
そう叔父は最後に言いました。

東京で会社を興し仕事に打ち込んできた叔父の淡々とした
生き方にふさわしいお別れであったと思います。
山口でも家族葬とか小さな葬儀とかを扱いはじめて
いるようですがまだ、実際にその話を聞いたことはありません。
田舎ほど世間体、制約が多くなると思いますので・・・・・
でも、費用や掛かる時間・労力は悲しみに暮れている遺族の
方々にとって辛く重いものがあります。

もう葬儀のあり方を考え直す時が来ているのでないでしょうか?





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