今回は自分の家あるいは会社等の家具・家電・備品の
転倒防止についてご紹介させていただきます。
当然これは地震による揺れの対策ということに
なりますが自宅や会社の中で地震に遭って
家具・家電・備品類が転倒。結果として
人間の体を直撃して最悪死亡に至ると言う
悲惨なことが大きな災害時には起こっています。
このような悲劇を防ぐには転倒を防止する手立てを
事前にしておくことが肝心です。転倒・転落防止の
ための治具・用具はたいへん多く出回っています。
他ブログや災害に遭われた方々の生の声・参考資料を
照らし合わせてご紹介します。
♥ ♥ ♥ ♥ ♥
{阪神・淡路大震災体験談より転用}
●「まず火を消せ!」のウソ震度7級の地震だったら、まったく動けません。
近くの家具につかまって身体を支えるのがやっと。183センチの大男でスポーツをわりかしやっていたボクですら、ベッドから一歩も動けなかった。
とにかく「一歩も動けない」と思っておいた方がいいです。
だから火なんか消せません。第一、四方から家具が倒れてきます。下敷きにならず怪我しないのが精一杯でしょう。んー、机の下に隠れるくらいはできるかな、どーかなぁ、というレベル。火事にならなかったらラッキーなのです。(もちろん揺れがおさまったら火は消しましょうね)
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●最初、地鳴りや地響きと共に上下にドンドンドンと突き上げられては、落とされ、落とされては、突き上げられたりした。体が跳ねた。家具が飛び上がる。どうなったのだ。ここは、マンションの10階、地上から約35mはあるところなのだ。考えられない。声もでない。必死で隣に寝ている6才の長男の上に覆いかぶさった「じっとしてろ!」と長男に言うのがやっとだった。恐怖で声も出ない。こんな巨大なマンションが突き上げられているとは・・・。次にきたのが、南北方向の揺さぶり、振幅1mは、完全に動いているのがわかる。ガッシャーン!バッシャーン!ドッサーン!家具が次々に倒れる。転ぶ。踊る。寝ている部屋の足元に置いてある本がぎっしり入った大きな本箱が私たちの背中に倒れてきた。幸い布団の上からだったのでショックは、ずいぶんと和らげられたが、背中にはドサッという鈍い重みを感じた。本箱のガラス窓も割れて飛び散っているようだ。まだこれでもかというぐらいに揺さぶられる。まるでキングコングがまさにマンションをへし折ろうとしているのではなかろうかといった感じだ。これでは確実にマンションが折れる。折れて10階の私たちの家が1階に落下していくありさまを頭に描いた。これで終わりだ。
考えている暇もなく、あっという間に目の前の大きなタンスが自分の方に向かって倒れてきました。
『ドーン、ドーン』何かがぶつかる大きな音。『ガッシャン、ガッシャン』何かが大量に割れる大きな音。
この悪夢が、いつまでも続いていることに苛立って『もうええ、早よ終われ!』と大声で叫んだのを覚えています。早く悪夢から覚めろよ!リアルすぎるぞ!という意味でした。
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●しばらくすると、また元の静けさに戻りました。
私は横に寝ている家内の無事を確認することもできず、あっという間にタンスの下敷きになっていました。しばらくして、揺れはおさまりましたが、家の家財は無茶苦茶な状況。
真っ暗な中、家内に声をかけました。そして、ぞーっとしたのです。
タンスの扉が倒れた拍子で左右に開いて、その扉と扉の間に家内の頭がありました。
扉が開いていなければ、間違いなく彼女の頭に直撃だったと思います。
以上3件の体験談を掲示させていただきました。
皆さんはどのようにお感じになったでしょうか?
文から家具・棚等が固定してあったのかどうか
伺い知ることはできませんが床や壁が崩壊した
お宅も阪神・淡路大震災では多かったと聞きます。
床や壁に固定していても固定しているところから
崩壊したのではどうすることもできないですね。
しかし、床や壁がしっかりしていれば例え阪神・
淡路大震災クラスの地震でもきちんと固定の
機能を果たすものもあります。
それが「プロセブン」です。
以前のブログですがこの中に「プロセブン」の
能力を示す実験をしていますのでご覧下さい。
(動画です)https://fanblogs.jp/asago1997/archive/9/0
他の固定用治具については別途ご紹介します。
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