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2016年12月21日

京都で過ごすアートなひととき。展覧会の中に宿泊する「ART HOSTEL kumagusuku」について

京都で過ごすアートなひととき。展覧会の中に宿泊する「ART HOSTEL kumagusuku」
現代アートとホステルを融合させた宿泊型アートスペース「KYOTO ART HOSTEL kumagusuku(キョウト アートホステル クマグスク)」は、展示されたアートをじっくりとさまざまな視点から鑑賞できるのが魅力。アート好きの方はもちろん、ひと味違う宿泊体験をしたい方にもおすすめです。 阪急大宮駅から後院通を歩いて約5分のところにある「京都アートホステル クマグスク」。2015年1月末、美術家でもあるオーナー・矢津吉隆さんが「アートを身近に感じられる空間を」という思いでオープンしました。建物2階の宿泊スペースを使って約1年間の企画展を開催。作品が溶け込んだ空間に宿泊することでアートを体感します。現在は小林耕平さんと?橋耕平さんのふたりによる『遠隔同化−二人の耕平』が2017年秋まで行われています。(※記事のメイン写真は、現在の展覧会とは異なり\xA4
泙后砲泙拭屮唫泪哀好糖C話\xDB60年以上の木造建築を改築。京都の若手工芸家グループ「工芸の家」により、漆塗りの階段や青い染板の塀などが施され、建築そのものも楽しめる空間に仕上げられています。 現在開催中の『遠隔同化−二人の耕平』は、小林耕平さんと?橋耕平さんがそれぞれの作品を展示。「二人の耕平が、作品制作を通して同化を試みる」というもので、展示作品は「畏怖の造形化」をモチーフに作られています。 シングルルーム、ロフトタイプのツイン、シングルベッド2つのツイン、3名まで利用できる部屋と、タイプの異なる4部屋があり、最大定員は8名。作家やキュレーターが事前に建物を内覧したうえで制作に取り掛かり、各部屋に異なる作品を展示します。写真の部屋は一見何もない部屋に見えますが、ある段階で作品が見える瞬間が訪れます。そんないろんな仕掛けのある作品を、時間をかけて楽しめることが「クマグスク」の魅力です。 また、宿泊者は自分の宿泊スペースの作品しか見られないため、共有スペースでは映像で全作品を紹介。この映像にもユニークな演出がされています。そ
れは、お互いがインタビュアーとなり、?橋さんが小林さんの作品を、小林さんが?橋さんの作品を“自分の作品”として説明するという試み。お互いが相手の作品を説明することで、作者が意識していなかった新たな視点が生まれる面白さがあります。 朝ご飯(540円・要予約)は、季節の食材を取り入れた和食や、手作りパンがいただける洋食などを日替わりで用意。特に和食は見た目も華やかで美しく、ホッと落ち着く優しい味わい。一つひとつ、丁寧に作られているのが伝わります。アレルギーにもできる限り対応してくれます。 展覧会といっても決して作品が主張しているわけではなく、自然と空間に溶け込んでいるのが印象的。日中は京都観光を楽しみ、「クマグスク」では旅の疲れを癒しながら、ゆっくりとアート体験をしてみませんか。



posted by arashiyama33 at 06:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行
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