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2014年04月22日

マンチェスターユナイテッド、モイーズ監督解任か!?

マンチェスターユナイテッド、モイーズ監督解任か!?


イングランドプレミアリーグ第35節、エバートン(ホーム)vs マンチェスターユナイテッド(アウェー)。


エバートンは勝ち点66で5位。34節は敗れたものの、その前は7連勝しており勢いがある。 注目は、今季13ゴールを挙げているベルギー代表のルカク。 身長190センチ、まだ20歳と若いが破壊力のあるフォワードだ。


ユナイテッドは勝ち点57で7位。日本代表香川真司は2列目の左で先発出場。 リーグ戦では3試合連続、公式戦となると6試合連続の出場と、このところ出場機会が増えている。 出場すれば活躍しているので、調子は上向きとみていいだろう。


この両チームの前回の対戦は14節。 ユナイテッドのホームゲームだったが、その時は1-0でエバートンが勝っている。 ユナイテッドはアウェーでの勝率が高く、ホームでは7勝なのに対してアウェーでは10勝している。 アウェーでの勝率はリーグでナンバーワンだ。何とも不思議なデータである。


昨シーズンまでエバートンで指揮をとっていたモイーズ監督にとっては、古巣との対決になる。 ルーニーとフェライニも、エバートンからユナイテッドに移籍した選手だ。 ある意味、因縁の対決と言える。


この試合ではユナイテッドの2列目には、香川(左)、マタ(トップ下)、ナニ(右)、1トップにはルーニーが入った。 ファンペルシーはけがでこの試合も欠場した。 ヤヌザイとバレンシアが入った場合はサイドからクロスを上げる攻撃が多いが、香川、マタ、ナニの場合は中央からの攻撃が多く全く別の戦い方になる。 香川とルーニーのコンビネーションが非常に良い。


しかし、先制したのはエバートンだった。 ルカクのシュートがDFジョーンズの手に当たり、エバートンがPKを獲得。 これをベインズが確実に決めた。28分だった。


ボールポゼッションは圧倒的にユナイテッドが上回りボールを回していたが、エバートンはボールを奪ってからの素早いカウンター攻撃からPKを獲得した。 やはりルカクの存在は大きい。


その後もユナイテッドがボールを保持したが、ゴール前でのエバートンの守りが固く破ることができなかった。


43分、ミララスのゴールで2-0とエバートンがリードを広げた。 これもカウンターからのゴールだった。


前半は2-0で終了。シュート数はユナイテッドはわずかに1本、エバートンは8本だった。 エバートンは、固い守りからのカウンター攻撃に迫力があった。


後半3分、香川が強烈なミドルシュートを放ったがキーパーに止められた。


16分、ユナイテッドはナニに代えてバレンシア、エバンスに代えてエルナンデスを投入。 30分には香川に代えてウェルベックを送り込んだが得点することはできず、2-0でエバートンが勝利を飾った。


エバートンは勝ち点3を積み上げ、チャンピオンズリーグ出場権を得られる4位以内に入るという目標に向かって一歩前進した。


これで今シーズン、ユナイテッドはエバートンに2連敗を喫した。 ユナイテッドが1シーズン中に同一チームに2連敗するのは、なんと44年ぶりである。 古巣に2連敗を喫したモイーズ監督の心境は、決して穏やかではないはずだ。


ユナイテッドは、カップ戦とチャンピオンズリーグはすでに敗退している。 リーグ戦も優勝は無理な状況なので、今シーズンはタイトルなしで終わるのは確実だ。


チームの正式な発表ではないがイギリスのマスコミがモイーズ監督の解任を伝えている、との報道もある。香川を毛嫌いしているとしか思えないモイーズ監督、来季もユナイテッドの指揮をとるのだろうか?



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2014年03月27日

マンチェスターユナイテッドのあまりにもひどい惨状

イングランドプレミアリーグ第28節、マンチェスターU(ホーム)vsマンチェスターC(アウェー)、マンチェスターダービー。

ユナイテッドは、勝ち点51で7位。


エースのファンペルシーはチャンピオンズリーグ・オリンピアコス戦でハットトリックを達成する活躍をしたが、そのゲームで負傷しこの試合は欠場。 復帰までに2〜4週間かかる見込みだ。


そのため前節のウエストハム戦で2ゴールを決め、今シーズン13得点のルーニーがトップに入った。


トップ下にはフェライニ、マタは2列目の右に入った。


香川は先発から外れた。 香川は前節のウエストハム戦ではフル出場し、香川、マタ、ルーニーを中心にボールが流れるように良く回り、チームとしての連動性を感じることができた。


ようやく望んでいた展開を見ることができたのだが、このゲームでは香川の出番ははたしてあるのか?


シティーは、勝ち点63で3位。


攻撃陣ではアグエロが怪我で欠場のため、1トップにジェコ、2列目左にナスリ、トップ下にダビド・シルバ、右にへスス・ナバス。


前回の両者の対戦では4-1でシティーが大勝している。


前半開始直後からシティーが猛攻を仕掛けた。 なんと開始44秒でジェコが今シーズン9点目となる先制ゴールを叩き込んだ。 ナスリのシュートがポストに当たり、その跳ね返りをジェコが押し込んでシティーが先制。


シティーは中盤で流れるようにボールが回った。 得点はリーグ2位、失点の少なさでもリーグ2位のデータ通り攻守のバランスが非常に良い。


コートジボアール代表のヤヤ・トゥーレは攻守ともに安定したプレーを見せた。 コートジボアールと日本はワールドカップ本戦で戦うことになるが、この選手は日本にとっては要注意である。


前半は1-0のまま終了。 ユナイテッドはカウンター以外には攻め手がなく、いい形が見られなかった。 シティーの先制点があまりにも早かったので、ユナイテッドは落ち着きを失ってしまったようだ。


モイーズ監督は、後半の頭から香川を2列目の右に入れてきた。


後半11分、コーナーキックからジェコがこの日2点目となるシュートを決めて2-0となった。


21分、モイーズ監督はフェライニに代えてバレンシアを投入。バレンシアが右に入り香川は左に回った。


31分にはウェルベックに代わり、エルナンデスが入った。 ユナイテッドは香川、バレンシア、エルナンデスと攻撃の選手を入れ替えたが、シティーの守備は固くゲームの流れを変えることはできなかった。


香川は時折香川らしいプレーを見せたが、ボールに触る機会が少なかった。


45分、ヤヤ・トゥーレが強烈な右足のシュートを決めて、シティーに3点目が入った。 ヤヤ・トゥーレの今シーズン17点目となるゴール。ものすごい迫力である。 やはり日本代表にとって怖い選手だ。


結局3-0でシティーの勝利。 シティーはこれで5試合連続で無失点、攻撃だけでなく非常に守備の堅いチームだ。 1位のチェルシーよりも残り試合の多いシティー、これで優勝に1歩近づいた。


ユナイテッドは優勝はほぼ無理。3位以内を逃すとなると90〜91年シーズン以来となる。 若いファンは、生まれてこの方見たこともないようなユナイテッドの惨状を目の当たりにしていることになる。





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