荒川太郎ニュース

横綱白鵬が全勝で25回目の優勝を果たした。これでモンゴルの先輩朝青龍に優勝回数で並んだ。相変わらず圧倒的な強さを保っている。

優勝インタビューで、東京での優勝は久しぶりですねと聞かれると、「江戸で優勝することができて嬉しい」と答えていた。日本人よりも日本人化しているではないか。先日亡くなった昭和の大横綱大鵬の記録を破る力士が出るとすれば、この白鵬かもしれない。

それにしても日本出身力士の優勝はいつになるのだろう。ここ何年かは、朝青龍、白鵬、日馬富士、旭天鵬らモンゴル出身力士の優勝が続いている。相撲は日本発祥の格闘技でありながら、なかなか日本出身者の優勝がないのは少しさびしい。

今のところ日本出身力士の中で最も優勝に近いところにいるのは稀勢の里だろう。彼が勝てば相撲は盛り上がる。だが先日の白鵬、稀勢の里戦を見るとまだまだ白鵬のほうが一枚上手だ。稀勢の里にはぜひ頑張ってもらいたい。

そういえばサッカーの母国イングランドも、もう数十年間ワールドカップで優勝していない。ブラジル、アルゼンチン、ドイツ、フランス、スペイン、イタリアなどが勝っている。不思議だな。