アフィリエイト広告を利用しています

2020年10月20日

「格差社会」の一端、ここにあり

先日の最高裁の判決が物議をかもしていますね。

非正社員に退職金やボーナスを支給しないのは

非合理とは言えないとした判決です。

これは事実上、経営者側の裁量に理解を示した

判決と言えるでしょう。

その一方で、日本郵便の契約社員らに対する待遇格差を

めぐる裁判では格差是正を命じる判決が下されました。

格差を違法とする司法判断が下されたのです。

日本における格差問題を象徴するこの二つの判決に世間が

注目しているのです。

昨今、日本でも格差問題が取り沙汰されて久しいのですが、

これは日本の雇用構造の変化が背後にあるように思います。

今や日本の雇用構造は大きく変わり、派遣社員や時間労働者などの

非正社員は働き手の4割近くを占めるようになっています。

国税庁の民間給与実態統計調査(2019年)によると、非正社員の

平均年収は175万円で、正社員の平均503万円の35%にとどまる

のです。

その要因の一つが、ボーナスや退職金の支給如何にかかわる

問題と言えます。

要するに、ボーナスや諸手当、退職金の支給があるかないかに

よって賃金格差が大きくわかれるのです。

ところが、非正社員の場合、ボーナスや各種手当などが

支給されない場合がほとんどで、退職金にいたっては皆無に

等しいと言われています。

同一労働、同一賃金からは、まだまだほど遠い状況にあると

言えるでしょう。

いわゆる「ワーキングプア」と呼ばれる年収200万以下の

非正社員の急増が、すなわち格差問題の根源に横たわって

いると考えられます。

そういう意味では、非正社員の待遇改善に向けた施策が

格差問題を解消していくうえで要の問題になるのは間違い

ないでししょう。

非正社員に対する待遇にかかわる司法判断がこれからも

様々な形で問われていくのではないでしょうか。

今後も注目していきたいと思いますね。













posted by アプロ君 at 17:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 雇用
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/10283749
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
ファン
検索
<< 2024年10月 >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
最新記事
写真ギャラリー
最新コメント
タグクラウド
カテゴリーアーカイブ
プロフィール
アプロ君さんの画像
アプロ君
プロフィール