FX用経済指標分析

明日9日は、
・09:30　豪州NAB企業景況指数（1月集計分）
の発表があります。


豪州NAB企業景況指数

先週4日にNABは10-12月期四半期事業調査を公表しています。
そのレポートにおける将来の見通しは、事業環境が四半期後と1年後に高い水準となっていました。そして、NABのエコノミストは「昨年半ば頃に皆が予想していたより、ずっと速い回復を示唆」旨、コメントを添えていました。

市場予想（前回結果）
・信頼感指数　＋ 8（＋ 4）
・景況感指数　＋11（＋14）
事前差異判別式の解は△5.0です。

2017年以降発表時の平均順跳幅／値幅pips（2020年以降発表分）
・直前10-1分足:::5.4／ 3.6（6.6／3.5）
・直前1分足::::::::2.0／ 1.5（2.6／2.0）
・直後1分足::::::::4.9／ 3.5（3.7／2.1）
・直後11分足::::::9.0／ 5.9（8.6／5.5）

過去傾向に基づく取引方針
・直前10-1分足値幅が3.5pips超のとき、発表1分前にその逆方向にポジションを取得し、指標発表前に解消します。
・事前差異判別式の解の絶対値が2.0超のとき、指標発表直前にその解の符号と逆方向にポジションを取得し、発表から11分以内に解消します。事前差異判別式の解は△5.0なので、今回はロングです。
・直後1分足順跳幅が5.4pips超に達したら直ちに追撃開始し、直後11分足跳幅での利確を狙います。


以下は19時過ぎに追記しています。

【事後検証】

豪州NAB企業景況感指数

指標結果は前回より総合的に悪化と言えるものの悪くはなく、反応は陽線でした。信頼感指数・景況感指数ともに、20年10月集計分以降4か月連続でプラス推移が続いています。

個別には、信頼感指数（Business Confidence）は3か月後の状況予測で、前回・予想を上回りました。一方、企業景況感指数（Business Conditions）は現在の事業環境の良否で、前回・予想を下回りました。
個別のこうしたちぐはぐな大小関係が、直後1分足での1足内反転に結び付いたと考えられます。






本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75％程度に留まり、100％ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。


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