2021年01月28日
1月29日経済指標(結果検証済)
明日29日は、
・09:30 豪州生産者物価指数(10-12月集計分)
・18:00 独国四半期GDP速報値(10-12月集計分)・独国輸入物価指数(12月集計分)
・22:30 米国PCEデフレータ・個人消費・個人所得(12月集計分)・四半期雇用コスト指数(10-12月集計分)
の発表があります。
22:30の指標取引は、やろうかやるまいか迷っています。
豪州生産者物価指数
下記の通り、2019年以降はほぼ反応していません。
では、方向一致率も悪いのか? 小売売上高等の影響力が強い他の指標との同時発表を除くと、対象5回のうち事後差異判別式の解の符号と直後1分足方向の一致は4回でした。
ということは、少なくとも指標発表直後は結果の良し悪しに素直な方向に反応していたことになります。
がしかし、直後1分足と直後11分足の方向が一致し、且つ、反応を伸ばしたことは、最新データで跳幅同士54%・値幅同士46%です。初期反応方向を当てても、その後の追撃でのpips拡大には不向きな指標です。
つまり、取引するのを忘れてしまっても、ちっとも惜しくない指標です。
市場予想(前回確定値)
・前期比 +0.1%(+0.4%)
・前年比 +0.7%(△0.4%)
事前差異判別式の解は△1.5です。
過去平均順跳幅/値幅pips(2019-20年発表分)
・直前10-1分足:::5.8/ 4.0( 3.7/ 2.8)
・直前1分足::::::::2.7/ 1.7( 1.4/ 1.2)
・直後1分足::::::::5.1/ 3.1( 1.6/ 0.9)
・直後11分足::::::9.3/ 5.9( 7.5/ 4.7)
過去傾向に基づく取引方針
・直前10-1分足は、同期CPI前期比の実態差異判別式の解の符号と逆方向にポジションを取得し、発表1分前までに解消します。1/27に発表された10-12月期CPI前期比の実態差異判別式の解は△0.7なので、今回はロングです。
・指標発表直前に事前差異判別式の解の符号と同方向にポジションを取得し、発表後1分以内に解消します。事前差異判別式の解は△1.5なので、今回はショートです。
独国四半期GDP速報値 ←リンク先の分析記事は最新改訂済
同時発表される輸出入物価指数とは、2013年以降、同時発表を確認できません。但し、一般的に輸出入物価指数よりもチャートへの影響力が強い卸売物価指数は、過去に同時発表されても本指標への素直な反応事例が80%を占めます。卸売物価指数を相対判定基準にすれば、本指標は輸出入物価指数よりも影響力が強い、と言えます。
通常の反応は小さく、追撃の成否が大事になります。がしかし、直後1分足順跳幅が10pipsに達しない場合の追撃は、成功率が十分な水準に達しません。
市場予想(前回確定値)
・前期比 +11.2%(+8.2%)
・前年比 △4.0%(△3.9%)
事前差異判別式の解は△2.3です。
過去平均順跳幅/値幅pips(2020年発表分)
・直前10-1分足:::4.8/ 2.4( 3.4/ 1.9)
・直前1分足::::::::2.9/ 1.6( 2.0/ 0.6)
・直後1分足::::::::6.7/ 4.5( 2.9/ 1.6)
・直後11分足::::12.0/ 8.3( 4.7/ 4.5)
過去傾向に基づく取引方針
・直前1分足は、事前差異判別式の解の符号と同方向にポジションを取得し、指標発表前に解消します。事前差異判別式の解は△2.3なので、今回はショートです。但し、直前10-1分足値幅が2.4pips超の陰線だった場合にはロングとします。
・直前10-1分足値幅が1.2pips超のとき、指標発表直前にその逆方向にポジションを取得し、発表後1分以内に解消します。但し、直前10-1分足値幅が1.2pips以下だったときは、直前1分足値幅方向と逆方向にポジションを取得します。
・直前10-1分足値幅が2.4pips超のときは、指標発表直前にそれと同方向にポジションを取得し、発表後11分以内に解消します。
・直後1分足順跳幅が10pips超に達したら直ちに追撃開始し、直後11分足順跳幅を狙います。
直後1分足順跳幅が10pips超に達したら直後1分足終値がついた時点で追撃開始し、発表後11分以内に解消します。
米国PCEデフレータ・個人消費・個人所得
四半期雇用指数と同時発表で、2015年以降の実績からは、本指標とどちらが強い指標かを判定できません。
また、直近の消費低迷からすれば、PCEコアデフレータが大きく上昇するとは考え難い情勢と考えています。
但し、現地・実際を知らないために気になる点があります。
というのも、コアCPIと違って、PCEコアデフレータには医療費や医療保険が含まれています。そして、米国ではそれらが消費に占める割合が無視できません(CPIとPCEデフレータの値が異なる理由のひとつ)。コロナ拡大によって、医療費や保険料が高くなるのか、公的資金投入なり法的規制等によってむしろ安くなっているのか、それを知らないことが気になります。
以下は31日10時前に追記しています。
豪州四半期生産者物価指数
結果は前回・予想を上回ったものの、反応はほぼありませんでした。
本指標今年の今後発表日は、4/30・7/30・10/29が予定されています。いずれもCPIより後の発表となります。
独国四半期GDP速報値
結果は悪化(事後差異判別式の解△32.3)でしたが、反応は陽線でした。
前回7-9月期前期比は+8.5%と急速な改善だったものの、当該期は感染再拡大で民間消費を抑えたようです。それにも関わらず前期比プラスになったのは、輸出と建設が好調によるものです。
反応は小さく、直後11分足順跳幅ですら5.4pipsしかありません(EURUSDは更に小さく、同3.4pipsしかありません)。直後11分足順跳幅が10pipsに及ばないのは、これで5期連続となりました。
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
10GBで月額400円という安さです。参考までに、2016年末頃から始めたこのブログの情報量は、まだ0.5GBぐらいです。サーバー初利用なら400円から始めても十分だと思います。
そして、申込むと自動でWordPressがセットアップされるため、難しい設定をしなくても最短1〜2分でホームページの作成を始めることができます。定期的に行われるWordPressのバージョンアップも自動で行われるので、古いバージョンを使用して起こるセキュリティーリスクの心配もありません。
初心者に優しくなっていますよね。
・09:30 豪州生産者物価指数(10-12月集計分)
・18:00 独国四半期GDP速報値(10-12月集計分)・独国輸入物価指数(12月集計分)
・22:30 米国PCEデフレータ・個人消費・個人所得(12月集計分)・四半期雇用コスト指数(10-12月集計分)
の発表があります。
22:30の指標取引は、やろうかやるまいか迷っています。
ーーー$€¥£A$ーーー
豪州生産者物価指数
下記の通り、2019年以降はほぼ反応していません。
では、方向一致率も悪いのか? 小売売上高等の影響力が強い他の指標との同時発表を除くと、対象5回のうち事後差異判別式の解の符号と直後1分足方向の一致は4回でした。
ということは、少なくとも指標発表直後は結果の良し悪しに素直な方向に反応していたことになります。
がしかし、直後1分足と直後11分足の方向が一致し、且つ、反応を伸ばしたことは、最新データで跳幅同士54%・値幅同士46%です。初期反応方向を当てても、その後の追撃でのpips拡大には不向きな指標です。
つまり、取引するのを忘れてしまっても、ちっとも惜しくない指標です。
市場予想(前回確定値)
・前期比 +0.1%(+0.4%)
・前年比 +0.7%(△0.4%)
事前差異判別式の解は△1.5です。
過去平均順跳幅/値幅pips(2019-20年発表分)
・直前10-1分足:::5.8/ 4.0( 3.7/ 2.8)
・直前1分足::::::::2.7/ 1.7( 1.4/ 1.2)
・直後1分足::::::::5.1/ 3.1( 1.6/ 0.9)
・直後11分足::::::9.3/ 5.9( 7.5/ 4.7)
過去傾向に基づく取引方針
・直前10-1分足は、同期CPI前期比の実態差異判別式の解の符号と逆方向にポジションを取得し、発表1分前までに解消します。1/27に発表された10-12月期CPI前期比の実態差異判別式の解は△0.7なので、今回はロングです。
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同時発表される輸出入物価指数とは、2013年以降、同時発表を確認できません。但し、一般的に輸出入物価指数よりもチャートへの影響力が強い卸売物価指数は、過去に同時発表されても本指標への素直な反応事例が80%を占めます。卸売物価指数を相対判定基準にすれば、本指標は輸出入物価指数よりも影響力が強い、と言えます。
通常の反応は小さく、追撃の成否が大事になります。がしかし、直後1分足順跳幅が10pipsに達しない場合の追撃は、成功率が十分な水準に達しません。
市場予想(前回確定値)
・前期比 +11.2%(+8.2%)
・前年比 △4.0%(△3.9%)
事前差異判別式の解は△2.3です。
過去平均順跳幅/値幅pips(2020年発表分)
・直前10-1分足:::4.8/ 2.4( 3.4/ 1.9)
・直前1分足::::::::2.9/ 1.6( 2.0/ 0.6)
・直後1分足::::::::6.7/ 4.5( 2.9/ 1.6)
・直後11分足::::12.0/ 8.3( 4.7/ 4.5)
過去傾向に基づく取引方針
・直前1分足は、事前差異判別式の解の符号と同方向にポジションを取得し、指標発表前に解消します。事前差異判別式の解は△2.3なので、今回はショートです。但し、直前10-1分足値幅が2.4pips超の陰線だった場合にはロングとします。
・直前10-1分足値幅が1.2pips超のとき、指標発表直前にその逆方向にポジションを取得し、発表後1分以内に解消します。但し、直前10-1分足値幅が1.2pips以下だったときは、直前1分足値幅方向と逆方向にポジションを取得します。
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・直後1分足順跳幅が10pips超に達したら直ちに追撃開始し、直後11分足順跳幅を狙います。
直後1分足順跳幅が10pips超に達したら直後1分足終値がついた時点で追撃開始し、発表後11分以内に解消します。
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米国PCEデフレータ・個人消費・個人所得
四半期雇用指数と同時発表で、2015年以降の実績からは、本指標とどちらが強い指標かを判定できません。
また、直近の消費低迷からすれば、PCEコアデフレータが大きく上昇するとは考え難い情勢と考えています。
但し、現地・実際を知らないために気になる点があります。
というのも、コアCPIと違って、PCEコアデフレータには医療費や医療保険が含まれています。そして、米国ではそれらが消費に占める割合が無視できません(CPIとPCEデフレータの値が異なる理由のひとつ)。コロナ拡大によって、医療費や保険料が高くなるのか、公的資金投入なり法的規制等によってむしろ安くなっているのか、それを知らないことが気になります。
以上
以下は31日10時前に追記しています。
【事後検証】
豪州四半期生産者物価指数
結果は前回・予想を上回ったものの、反応はほぼありませんでした。
本指標今年の今後発表日は、4/30・7/30・10/29が予定されています。いずれもCPIより後の発表となります。
独国四半期GDP速報値
結果は悪化(事後差異判別式の解△32.3)でしたが、反応は陽線でした。
前回7-9月期前期比は+8.5%と急速な改善だったものの、当該期は感染再拡大で民間消費を抑えたようです。それにも関わらず前期比プラスになったのは、輸出と建設が好調によるものです。
反応は小さく、直後11分足順跳幅ですら5.4pipsしかありません(EURUSDは更に小さく、同3.4pipsしかありません)。直後11分足順跳幅が10pipsに及ばないのは、これで5期連続となりました。
以上
ーーー注記ーーー
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
注記以上
10GBで月額400円という安さです。参考までに、2016年末頃から始めたこのブログの情報量は、まだ0.5GBぐらいです。サーバー初利用なら400円から始めても十分だと思います。
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初心者に優しくなっていますよね。
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