2019年02月27日
ヒマなので、カッコウの話です
カッコウはヨシキリの巣に卵を産む習性があります。その卵から孵ったカッコウの雛は、何とヨシキリの卵も雛も巣の外に捨ててしまう習性があります。気の毒なことに、ヨシキリの親鳥は巣に残ったカッコウの雛を育てる習性があります。
この「托卵関係」はかなり古くから知られていました。
ところがです。よくよく観察すると、一部のヨシキリはカッコウの卵を見分けて、巣からカッコウの卵を捨てていることが判明しました。すると驚くべきことに、一部のカッコウはヨシキリの卵そっくりの卵を産むようになっていたことも判明したのです。もっと驚くべきことに、一部のヨシキリは、それでもカッコウの卵を見分けて捨てていることも判明しました。
これらのことは事実ですが、あまり知られていません。もちろん、未だにカッコウに托卵されているヨシキリたちも、そのことを知りません。
もし、ヨシキリがカッコウの卵を見分ける能力が、カッコウがヨシキリの卵に似せて産卵する能力を上回れば、カッコウは絶滅に向かいます。その逆なら、ヨシキリは絶滅に向かいます。それを危惧した生物学者たちが必死に調べ上げたところ、同じ生存域で注意深いヨシキリか迂闊なヨシキリかの一方しか残っていない生存域は、少なくともアジアとヨーロッパに見られなかったそうです。
この状態を「両者の生存競争が平衡化している」と言います。
ではなぜ平衡化するのでしょう。
一部のヨシキリは、自分の卵の模様や形状の特徴を産卵1シーズン目こそ覚えていないものの、2シーズン目(あるいは3シーズン目)からは覚えているらしいのです。だから、カッコウの卵が一般的なヨシキリの卵に似ていても「自分の卵ではない」と識別できます。
カッコウがベテランのヨシキリに托卵すると失敗し、若いヨシキリに托卵すると成功しているから、平衡化していたのです。
残る疑問は、ヨシキリがカッコウの雛を育てている途中で、これは我が子ではないと識別する能力の有無です。もし識別能力があっても、ヨシキリには途中まで育てた子殺しができない、という可能性が残ります。だから、識別能力の有無はまだわかっていません。
無理矢理、FXの話に繋げます。識別能力を身につけて優しくない取引をしたいものです。
この「托卵関係」はかなり古くから知られていました。
ところがです。よくよく観察すると、一部のヨシキリはカッコウの卵を見分けて、巣からカッコウの卵を捨てていることが判明しました。すると驚くべきことに、一部のカッコウはヨシキリの卵そっくりの卵を産むようになっていたことも判明したのです。もっと驚くべきことに、一部のヨシキリは、それでもカッコウの卵を見分けて捨てていることも判明しました。
これらのことは事実ですが、あまり知られていません。もちろん、未だにカッコウに托卵されているヨシキリたちも、そのことを知りません。
もし、ヨシキリがカッコウの卵を見分ける能力が、カッコウがヨシキリの卵に似せて産卵する能力を上回れば、カッコウは絶滅に向かいます。その逆なら、ヨシキリは絶滅に向かいます。それを危惧した生物学者たちが必死に調べ上げたところ、同じ生存域で注意深いヨシキリか迂闊なヨシキリかの一方しか残っていない生存域は、少なくともアジアとヨーロッパに見られなかったそうです。
この状態を「両者の生存競争が平衡化している」と言います。
ではなぜ平衡化するのでしょう。
一部のヨシキリは、自分の卵の模様や形状の特徴を産卵1シーズン目こそ覚えていないものの、2シーズン目(あるいは3シーズン目)からは覚えているらしいのです。だから、カッコウの卵が一般的なヨシキリの卵に似ていても「自分の卵ではない」と識別できます。
カッコウがベテランのヨシキリに托卵すると失敗し、若いヨシキリに托卵すると成功しているから、平衡化していたのです。
残る疑問は、ヨシキリがカッコウの雛を育てている途中で、これは我が子ではないと識別する能力の有無です。もし識別能力があっても、ヨシキリには途中まで育てた子殺しができない、という可能性が残ります。だから、識別能力の有無はまだわかっていません。
無理矢理、FXの話に繋げます。識別能力を身につけて優しくない取引をしたいものです。
以上
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