2019年02月12日
2月13日経済指標(結果検証済)
明日2月13日は
08:30 2月集計分Westpac消費者信頼感指数
10:00 NZ中銀(RBNZ)金融政策
11:00 RBNZ総裁会見
18:30 1月集計分英国物価統計
22:30 1月集計分米国CPI
28:10 RBNZ総裁発言
の発表があります。
NZ中銀(RBNZ)金融政策
午前中、Westpacは取引しません。
RBNZ金融政策発表の時刻が今回から10時に変更されました。そして、RBNZ総裁会見も11時に変更されています。RBNZ声明か総裁会見で、RBA(豪中銀)に追従して利下げの可能性に言及するかがポイントです。
市場予想(前回結果)
・現状維持(現状維持)
過去平均順跳幅/同値幅pips(2018年)
・直前10-1分足7/4(7/4)
・直前1分足8/6(4/4)
・直後1分足37/30(21/13)
・直後11分足52/38(29/19)
過去傾向に基づく取引方針
・直前1分足はショートで、利確/損切の目安を5pipsとし、目安に達しなくても発表10秒前には決済します。
一気に動くこともある期間なので、OCOで始めから5pips指定を行う方が良いでしょう。また直前1分足での取引で“遅くとも”発表10秒前の決済は、豪州とNZ指標での取引に必須です。とんでもなく動く場合があります。
・発表後の追撃は早期開始し、指標発表から1分を過ぎたら利確の機会を窺います。
最近の反応の小ささを踏まえると、追撃開始時点で反応が15pips以上に達していたら、追撃は失敗の確率が高いと言えます。追撃は、初期反応が15pips以下のときに開始し、最近の直後11分足値幅平均が20pips程度しかないことを覚えておきましょう。
・その後は、5pips程度を狙った短期利確の繰り返しを行います。
・直後1分足跳幅の50pips到達は、直後1分足終値からの追撃サインです。すぐに追撃を開始し、必ず直後11分足が終値をつける前に利確機会を見つけましょう。
英国物価統計
取引しません。
米国CPI
市場予想(前回結果)
・CPI前月比+0.1%(△0.1%)
・CPI前年比+1.5%(+1.9%)
・コアCPI前月比+0.2%(+0.2%)
・コアCPI前年比+2.1%(+2.2%)
事前差異判別式の解は△1.3です。
過去平均順跳幅/同値幅pips(2018年)
・直前10-1分足6/4(4/2)
・直前1分足5/4(2/1)
・直後1分足18/12(10/4)
・直後11分足24/16(12/8)
過去傾向に基づく取引方針
・直前1分足はショートをオーダーし、利確・損切の目安を2・3pipsとします。
・指標発表直前に、直前10-1分足が陰線だったときに指標発表直前にロングをオーダーし、発表直後の跳ねで利確・損切です。
但し、直前1分足が10pips以上跳ねたときは、指標発表直前に逆方向にオーダーし、発表直後の跳ねで利確/損切することを優先します。
・追撃は、指標発表後に反応方向を確認したら早期開始、そして利確は早い方が良いでしょう。
※ リンク先詳細分析記事では、「直前10-1分足や直前1分足が指標発表直後の方向を示唆しないとき、前月集計分のISM非製造業価格指数の実態差異と同じ方向にポジションを取ります。このポジションは、本指標の市場予想が同じ方向になっていたら、本指標事前差異が1.0以上の場合のみ取ることにします」と記しています。
1月集計分のISM非製造業価格指数の実態差異の符号はプラスで、今回本指標の事前差異の符号マイナスと不一致です。
※ 本指標発表後の反応が大きめだったときのため、サポート・レジスタンスは4時間足以上のチャートを見ておきましょう。1時間足チャートのサポートやレジスタンスでは、本指標の動きを止められないことが多いようです。
2月13日23:20頃に追記しています。
RBNZ
驚くほど大きく反応しました。発表定時から10秒間で26pips上昇、10〜20秒の間に更に31pips上昇で、直後1分足値幅は72pips、直後11分足値幅は100pipsにも達しました。2017年5月以来の大きな反応でした。
これほど大きく反応した理由がよく判りません。
NZDJPYは前週終値75.08円から今週始値74.50円と、58pipsの下窓を開けていました。本発表まで窓は閉じていませんでした。上向きに動けば、75円までは窓閉めのため、上昇余地がありました。
けれども、この窓が開いたままだった理由は、先にRBA(豪中銀)総裁の発言で「利下げもあり得る」との見解を示していたからです。そして、RBNZはRBA政策変更に追従しかねないから、窓を埋められなかった訳です。
上昇し得る余地(窓)があったのに、上昇できなかった理由があった訳です。
RBNZ政策発表が「無難」に終了して、NZDも他の通貨と同じく、米中貿易協議合意の予感に基づくリスク選好の流れに追いつこうとした、と捉えるしかない気がします。
こんなことは予見できません。
NZDで大きく稼げるチャンスでしたが、発表時刻が悪すぎます。豪州指標と同じく、今後は取引が難しくなるでしょう。
本発表以降の予定は、3月27日・5月8日です。
米国CPI
指標結果は総合的に低下したものの(実態差異マイナス)、市場予想に対しては総合的に上回りました(事後差異プラス)。今は物価が上昇しない方が利上げ中断のFRB施策を裏付けるし、市場予想を超えることはポジティブなため、反応は陽線でした。
本指標以降の発表は、3月12日・4月10日が予定されています。
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
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そして、申込むと自動でWordPressがセットアップされるため、難しい設定をしなくても最短1〜2分でホームページの作成を始めることができます。定期的に行われるWordPressのバージョンアップも自動で行われるので、古いバージョンを使用して起こるセキュリティーリスクの心配もありません。
初心者に優しくなっていますよね。
08:30 2月集計分Westpac消費者信頼感指数
10:00 NZ中銀(RBNZ)金融政策
11:00 RBNZ総裁会見
18:30 1月集計分英国物価統計
22:30 1月集計分米国CPI
28:10 RBNZ総裁発言
の発表があります。
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NZ中銀(RBNZ)金融政策
午前中、Westpacは取引しません。
RBNZ金融政策発表の時刻が今回から10時に変更されました。そして、RBNZ総裁会見も11時に変更されています。RBNZ声明か総裁会見で、RBA(豪中銀)に追従して利下げの可能性に言及するかがポイントです。
市場予想(前回結果)
・現状維持(現状維持)
過去平均順跳幅/同値幅pips(2018年)
・直前10-1分足7/4(7/4)
・直前1分足8/6(4/4)
・直後1分足37/30(21/13)
・直後11分足52/38(29/19)
過去傾向に基づく取引方針
・直前1分足はショートで、利確/損切の目安を5pipsとし、目安に達しなくても発表10秒前には決済します。
一気に動くこともある期間なので、OCOで始めから5pips指定を行う方が良いでしょう。また直前1分足での取引で“遅くとも”発表10秒前の決済は、豪州とNZ指標での取引に必須です。とんでもなく動く場合があります。
・発表後の追撃は早期開始し、指標発表から1分を過ぎたら利確の機会を窺います。
最近の反応の小ささを踏まえると、追撃開始時点で反応が15pips以上に達していたら、追撃は失敗の確率が高いと言えます。追撃は、初期反応が15pips以下のときに開始し、最近の直後11分足値幅平均が20pips程度しかないことを覚えておきましょう。
・その後は、5pips程度を狙った短期利確の繰り返しを行います。
・直後1分足跳幅の50pips到達は、直後1分足終値からの追撃サインです。すぐに追撃を開始し、必ず直後11分足が終値をつける前に利確機会を見つけましょう。
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英国物価統計
取引しません。
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米国CPI
市場予想(前回結果)
・CPI前月比+0.1%(△0.1%)
・CPI前年比+1.5%(+1.9%)
・コアCPI前月比+0.2%(+0.2%)
・コアCPI前年比+2.1%(+2.2%)
事前差異判別式の解は△1.3です。
過去平均順跳幅/同値幅pips(2018年)
・直前10-1分足6/4(4/2)
・直前1分足5/4(2/1)
・直後1分足18/12(10/4)
・直後11分足24/16(12/8)
過去傾向に基づく取引方針
・直前1分足はショートをオーダーし、利確・損切の目安を2・3pipsとします。
・指標発表直前に、直前10-1分足が陰線だったときに指標発表直前にロングをオーダーし、発表直後の跳ねで利確・損切です。
但し、直前1分足が10pips以上跳ねたときは、指標発表直前に逆方向にオーダーし、発表直後の跳ねで利確/損切することを優先します。
・追撃は、指標発表後に反応方向を確認したら早期開始、そして利確は早い方が良いでしょう。
※ リンク先詳細分析記事では、「直前10-1分足や直前1分足が指標発表直後の方向を示唆しないとき、前月集計分のISM非製造業価格指数の実態差異と同じ方向にポジションを取ります。このポジションは、本指標の市場予想が同じ方向になっていたら、本指標事前差異が1.0以上の場合のみ取ることにします」と記しています。
1月集計分のISM非製造業価格指数の実態差異の符号はプラスで、今回本指標の事前差異の符号マイナスと不一致です。
※ 本指標発表後の反応が大きめだったときのため、サポート・レジスタンスは4時間足以上のチャートを見ておきましょう。1時間足チャートのサポートやレジスタンスでは、本指標の動きを止められないことが多いようです。
以上
2月13日23:20頃に追記しています。
【事後検証】
RBNZ
驚くほど大きく反応しました。発表定時から10秒間で26pips上昇、10〜20秒の間に更に31pips上昇で、直後1分足値幅は72pips、直後11分足値幅は100pipsにも達しました。2017年5月以来の大きな反応でした。
これほど大きく反応した理由がよく判りません。
NZDJPYは前週終値75.08円から今週始値74.50円と、58pipsの下窓を開けていました。本発表まで窓は閉じていませんでした。上向きに動けば、75円までは窓閉めのため、上昇余地がありました。
けれども、この窓が開いたままだった理由は、先にRBA(豪中銀)総裁の発言で「利下げもあり得る」との見解を示していたからです。そして、RBNZはRBA政策変更に追従しかねないから、窓を埋められなかった訳です。
上昇し得る余地(窓)があったのに、上昇できなかった理由があった訳です。
RBNZ政策発表が「無難」に終了して、NZDも他の通貨と同じく、米中貿易協議合意の予感に基づくリスク選好の流れに追いつこうとした、と捉えるしかない気がします。
こんなことは予見できません。
NZDで大きく稼げるチャンスでしたが、発表時刻が悪すぎます。豪州指標と同じく、今後は取引が難しくなるでしょう。
本発表以降の予定は、3月27日・5月8日です。
ーーー$€¥£A$ーーー
米国CPI
指標結果は総合的に低下したものの(実態差異マイナス)、市場予想に対しては総合的に上回りました(事後差異プラス)。今は物価が上昇しない方が利上げ中断のFRB施策を裏付けるし、市場予想を超えることはポジティブなため、反応は陽線でした。
本指標以降の発表は、3月12日・4月10日が予定されています。
ーーー注記ーーー
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
ーーー注記ーーー
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
注記以上
10GBで月額400円という安さです。参考までに、2016年末頃から始めたこのブログの情報量は、まだ0.5GBぐらいです。サーバー初利用なら400円から始めても十分だと思います。
そして、申込むと自動でWordPressがセットアップされるため、難しい設定をしなくても最短1〜2分でホームページの作成を始めることができます。定期的に行われるWordPressのバージョンアップも自動で行われるので、古いバージョンを使用して起こるセキュリティーリスクの心配もありません。
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