2018年09月11日
9月10日経済指標(結果検証)
今週発表される主要指標の過去分析の要点要約は、こちらに記載済です。
昨日は、英国鉱工業生産指数・製造業生産指数の発表が17:30にありました。
仕事を終えてスマホを見たのが17:20過ぎ。急いで、自分の分析記事を見てポジションをオーダーしたものの、そういうのは駄目ですね。通りで立ち止まって、通行の邪魔になってました。
まず分析検証です。
指標結果は前回・予想を下回り、反応は陰線でした。
事前差異判別式の解は△0.6で直前10-1分足は陽線、事後差異判別式の解は△1.1で直後1分足は陰線、実態差異判別式の解は△0.1で直後11分足は陰線でした。
分析対象期間(発表前後10分)を過ぎてGBPは上昇しています。
このGBP上昇基調は、10月中のEU離脱交渉暫定合意の可能性が先週から報道されていることと、今週のMPCに向けてのトレンドと思われます。それにも関わらず、本指標発表後10分はややGBP売り優先なので、本指標の影響力は意外に強いのかも知れません。
事前分析記事の判定を行います。この記事の分析対象範囲は、2015年1月集計分〜2018年3月集計分(同年5月発表分)の39回の本指標発表前後でした。
まず、直前10-1分足での取引方針は「事前差異判別式の解と逆方向にオーダー」です。今回の事前差異判別式の解はマイナスで、結果は陽線でした。よって、判定は〇です。
次に、指標発表時の取引方針は「直前10-1分足が13pips以上跳ねたら、その方向に指標発表直前にポジションオーダー」でした。今回の直前10-1分足跳幅は10pipsなので、判定は前提不成立です。
そして、再追撃の取引方針は「直後1分足が30pips以上跳ねたら実施」でした。今回の直後1分足跳幅は6pipsなので、判定は前提不成立です。
判定が難しいのは、追撃時の取引方針です。事前方針は「初期反応方向への早期追撃開始、発表から1分過ぎたら決済機会を窺う」でした。
問題は初期反応方向の「初期」が発表から何秒後までを指すかです。
直前1分足終値は143.69円でした。これを直後1分足始値とします。
指標発表から30秒間の直後1分足が陽線となっていた時間と陰線となっていた時間は、ほぼ2:1でした。そして、指標発表から30秒後から直後1分足終値がつくまの時間は、陽線となっていた時間と陰線となっていた時間は、ほぼ1:2でした。そして、その後は陰線となっていた時間が支配的となっていました。
どのタイミングでポジションを取るかによって、追撃方向が異なります。
このような動きのとき、初期反応方向を見極めることなんてできません。よって、分析記事による事後差異判別式の解と直後1分足の方向こそ結果的に一致したものの、事前方針の「初期反応方向への早期追撃開始、発表から1分過ぎたら決済機会を窺う」は取引不可を結論とします。
分析自体はまぁ当ててたのに、ちょっともったいない気がしますが仕方ありません。
次に取引結果です。
本指標取引での過去成績を挙げておきます。
次回本指標発表は10月10日です。
昨日は、英国鉱工業生産指数・製造業生産指数の発表が17:30にありました。
仕事を終えてスマホを見たのが17:20過ぎ。急いで、自分の分析記事を見てポジションをオーダーしたものの、そういうのは駄目ですね。通りで立ち止まって、通行の邪魔になってました。
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まず分析検証です。
指標結果は前回・予想を下回り、反応は陰線でした。
事前差異判別式の解は△0.6で直前10-1分足は陽線、事後差異判別式の解は△1.1で直後1分足は陰線、実態差異判別式の解は△0.1で直後11分足は陰線でした。
分析対象期間(発表前後10分)を過ぎてGBPは上昇しています。
このGBP上昇基調は、10月中のEU離脱交渉暫定合意の可能性が先週から報道されていることと、今週のMPCに向けてのトレンドと思われます。それにも関わらず、本指標発表後10分はややGBP売り優先なので、本指標の影響力は意外に強いのかも知れません。
事前分析記事の判定を行います。この記事の分析対象範囲は、2015年1月集計分〜2018年3月集計分(同年5月発表分)の39回の本指標発表前後でした。
まず、直前10-1分足での取引方針は「事前差異判別式の解と逆方向にオーダー」です。今回の事前差異判別式の解はマイナスで、結果は陽線でした。よって、判定は〇です。
次に、指標発表時の取引方針は「直前10-1分足が13pips以上跳ねたら、その方向に指標発表直前にポジションオーダー」でした。今回の直前10-1分足跳幅は10pipsなので、判定は前提不成立です。
そして、再追撃の取引方針は「直後1分足が30pips以上跳ねたら実施」でした。今回の直後1分足跳幅は6pipsなので、判定は前提不成立です。
判定が難しいのは、追撃時の取引方針です。事前方針は「初期反応方向への早期追撃開始、発表から1分過ぎたら決済機会を窺う」でした。
問題は初期反応方向の「初期」が発表から何秒後までを指すかです。
直前1分足終値は143.69円でした。これを直後1分足始値とします。
指標発表から30秒間の直後1分足が陽線となっていた時間と陰線となっていた時間は、ほぼ2:1でした。そして、指標発表から30秒後から直後1分足終値がつくまの時間は、陽線となっていた時間と陰線となっていた時間は、ほぼ1:2でした。そして、その後は陰線となっていた時間が支配的となっていました。
どのタイミングでポジションを取るかによって、追撃方向が異なります。
このような動きのとき、初期反応方向を見極めることなんてできません。よって、分析記事による事後差異判別式の解と直後1分足の方向こそ結果的に一致したものの、事前方針の「初期反応方向への早期追撃開始、発表から1分過ぎたら決済機会を窺う」は取引不可を結論とします。
分析自体はまぁ当ててたのに、ちょっともったいない気がしますが仕方ありません。
次に取引結果です。
本指標取引での過去成績を挙げておきます。
次回本指標発表は10月10日です。
以上
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