Dorcus属のMetallactulus亜属に分類されるグループです。
研究者によっては独立属にしたりもします。



左：D.bennigseni　記載文の絵　Boileau,1911より
左中：D.bennigseni　Websiteより
中：D.carolinensis Type Arrow,1939より
右中：D.dublonensis Fujita,2010より 右：D.dublonensis Type Arrow,1939より

Dorcus bennigseni (Boileau,1911):340-343,fig.1 [Metallactulus bennigseni]
[Type Locality] provenant de Ponape(îles Carolines)
[sny] Dorcus carolinensis Arrow,1939:84-85,figs.3-4 [PONAPE I.;Kolonie,Yamataman-Sakil; PALAO I.;Ngeremlengui].

ポナペ島とパラオ島から得られる。
光沢のある黒っぽい体色で、大顎は細く、顎中央部に鋭い内歯を備える。
同じポナペから記載されたD.carolinensisは本種の小型個体。
ちなみにD.carolinensisの記載文中ではD.bennigseniとの比較はされていません。


Dorcus dublonensis Arrow,1939:580-581,figs.1-2
[Type Locality] CAROLINE ISLANDS:Mt.Tolomain,Dublon I.,Truk Is.

ドゥブロン島から得られる。
D.bennigseniに似てますが、顎中央部に大きな内歯を備え、頭楯はやや突出し、符節はやや短い。
D.bennigseniの代置種で、亜種程度のものかもしれません。