walei Arrow,1927:61,fig.11 [Upolu I.:Apia].

記載文に絵は無いので、同種とされるA.swaleiから考察します。
旧大図鑑にはA.hindenburgiの♀も図示されてはいますが。
ウポル島から得られ、同所にA.upoluensisも分布していますが区別は容易でしょう。
顎は短く、顎付け根に長い内歯が出て、複眼縁は張り出し、体形は寸詰まり。
♀は前胸の点刻が荒く、体形は寸詰まり。


Aegus politus Montrouzier,1855:28
[Type Locality] Wallis

ウォリス（ウベア）島から得られる種類です。
同所で得られるA.dilatatusと同種？


Aegus tutuilensis Arrow,1927:62
[Type Locality] Ins. Samoa,Tutuila I.

ツツイラ島から得られます。
A.caledoniaeに似てますが、頭部・大顎は大きく、内歯は付け根寄り。



上左：A.dilatatus 記載文の絵　Fairmaire,1849より
上右：A.dilatatus Mizunuma&Nagai,1994より
下：A.upoluensis Mizunuma,2000より

Aegus dilatatus (Fairmaire,1849):416-417, pl.11-fig.6 [Alcimus dilatatus]
[Type Locality] Ìles Wallis
[sny] Aegus chelifer? (nec Mac Leay) Montrouzier,1885:27-28 [Woodlark].

A.alternatusを大きくしたような種類。
中型個体でも顎中央の内歯はよく発達し、
大型個体でも顎付け根の内歯の発達は弱い。
分布はウォリス島で、シノニムのA.chelifer?はかなり離れた場所のウッドラーク島とされています。
ウッド