左：Ssp.babai　Paratype Fujita,2010より
中：Ssp.moseri　Mizunuma&Nagai,1994より
右：Ssp.babai　記載文の絵(27：Ssp.moseri, 28：Ssp.babai)　Mizunuma&Nagai,1994より
　　
Allotopus moellenkampi babai Mizunuma in Mizunuma et Nagai,1994:18-21, figs. 48(a-c), pl. 53, figs. 243(15-18)
[Type Locality] Bilauktaung Range

テナセリム南部の独立峰から得られる。(Tenasserim = Tanintharyi)
Ssp.moseriによく似るが、体色は濃く、上翅の光沢は強くて表面がツルっとしている。
大型個体の顎上面に出る内歯は外側に向く傾向にある。
記載文によると体形はやや細く、唇の形状も異なる。


Allotopus moellenkampi moseri Möllenkamp,1906:211 [Allotopus moseri]
[Type Locality] Malakka

マレー〜ミャンマー南部〜南タイに分布する。
原名亜種の比べると大型化し、頭部は大きく、大顎も発達し、上翅の光沢は強い。
またよく似るSsp.babaiと比較すると、顎上面の内歯は外側に向かない傾向にあり、
上翅の光沢は若干弱く、上翅接合部にうっすらと皺が出る。
体色は薄い色〜Ssp.babaiのような濃い色まで見られるが、
Ssp.babaiでは体色の薄い個体は見られない。