大図鑑に載ってないクワガタたち(主に)


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スラウェシ島とその周辺のネブト その3
(tkyk4 at 12/08 15:35)
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上左:A.implicatus C.Sulawesi 特大個体
上中:A.implicatus N.Sulawesi
上右:A.implicatus S.E.Sulawesi
下左:A.isogai Holotype Fujita,2010より
下右:A.jasmini Holotype Araya&Fujioka,2007より

Aegus implicatus Nagai in Mizunuma et Nagai,1994:34-35,294-295,figs.610(1-10)
[Type Locality] Palolo,C.Sulawesi

スラウェシの最大種で裏ギネスは40oを超えます。
たいがいの場合は30oを少し超えるくらいで、36oもあれば特大になります。
分布は北〜南・南東スラウェシとほぼスラウェシ島全域になります。
大型で目立つ形状をしていて分布域も広いのに、
比較的新しく記載されたのが不思議なくらいです。


Aegus isogaii Nagai in Mizunuma et Nagai,1994:34,283,fig.509(1)
[Type Locality] Mt.Rolekaotinbu,Palolo,Palu,C.Sulawesi

1♂のみの採集記録しかない超珍品です。
顎は直線的で細く、上翅がナガイ・ツヤのような感じに赤くなるのが特徴的です。


Aegus jasmini Araya et M.Fujioka,2007:103-106,figs.1-13
[Type Locality] Batu Ampan,Mamasa,South Sulawesi,Indonesia

こちらも1例のみの超珍品。
イソガイと違い、ネブトが大量に採集される地域にもかかわらず追加個体が得られません。
平たい形状なので、ニューギニアの小型種の様に樹皮などの隙間に入っているのかもしれません。
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