カリマンタンから得られるホープによく似た種類です。
ホープとはサイズがかなり小さいことと 顎がやや湾曲気味であること
頭楯の形状で区別できます。
ラベルがしっかりしているならば 産地で同定しても大丈夫でしょう。
アークアトゥスも似ていますが、
本種は顎が直線的でやや長く 複眼下のふくらみが弱いことで区別できます。
小型個体では
本種の大顎は直線的で 内歯は横を向き、
アークアトゥスは大顎がやや湾曲し 内歯は先端方向に向きます。
アークアトゥスのほとんどが北ボルネオから得られますが、
3頭ほど東カリマンタンから確認しました。
産地で同定すると間違える可能性もあります。
新大図鑑のカリマンタン産のアークアトゥスは本種になります。
Aegus ipseni Bomans,1993:202
[Type Locality] Borneo oriental,Samarinda
[sny] Aegus arcuatus (nec Bomans) Fujita,2010:366,figs.1134(3-4) [Mt.Payang,Kalimantan,Indonesia].
記載文 Bomans,1993より
Paratype Websiteより
左:A.ipseni E.Kalimantan
中:A.arcuatus E.Kalimantan
右:A.hopei W.Sumatra
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