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宇宙での血圧

人間の血圧は、重力があるので、上半身より下半身の方が10〜40mmHg高くなります。

しかし、無重力では圧力が生じず、上半身と下半身の血圧差はなくなります。
地上では、立っている限り下半身に多めの血液が流れるのに、無重力では体内を均等に流れることになります。

脳は、「いつもより血液が過多になっている」と判断し、心臓へ押し出す血液量が減ったままになるので、地球帰還時には水分不足と低血圧になってしまう。このため宇宙飛行士は、帰還時に塩水を1.5〜2リットル飲んでいるそうです。




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