大学ではパソコンクラブに入っていたが、私たちの学年はほぼ全員がPrologに興味を持っており、先輩からは「Prolog一派」と呼ばれていた。
しかし当時は、コンピューターに学習を行わせる「機械学習」という概念自体を知らなかった。
機械学習もスパムフィルターやウイルス対策ソフトなどセキュリティー分野を中心に実用化が進んだが、ブレークとまではいかなかった。
ディープラーニングの当初の技術は自然言語処理でもそれなりの成果を残したが、人間並みの言語理解はなかなか難しかった。
具体的には「新聞を( )する。」という文章を与え、空欄に入る言葉を推測させた。
「何々を意味する」は広い対象に対して成り立つのでずるい気がするし、「新聞を出版」はやや不自然だが、新聞とは何かを日本語BERTがおおむね把握していることがわかるだろう。
2022年6月には、Googleのエンジニアが「ついにAIに意識が生まれた」と主張し、大きな話題になった。
個人的には、LaMDAはおそらく人間のふりをするのが抜群にうまいだけだと思う。
さらに同社の子会社である米GitHubは、プログラマーが書きたいコードをAIが推測して自動的に補完してくれるサービス「GitHub Copilot」を2022年6月に正式に開始した。
プログラマーが書きたいコードを人工知能(AI)が推測して自動的に補完してくれるサービスが登場した。
重要なのは、不完全ではあっても「AIによるコード生成」が実際に可能になったことだ。
今のAIは機械学習をベースにしており、学習に使うデータは人間が書いたコードだ。
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00682/062900087/
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