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2017年03月20日

モモ

自分は2匹のアカハライモリを飼っていた
名前はモモとクロである

飼い始めてから4年ほどがたっていた

その間には自分に息子が生まれたり 仕事や生活環境の変化もあった
息子と二人でアカハライモリに餌をあげるのが いつしか日課になっていた息子は もうすぐ3歳になるが
アカハライモリは 息子よりも先輩なのだ 息子が産まれる前よりも先に我が家にいた

アカハライモリの寿命は長く20年は生きると言われているので
もしかしたら息子の成人式に参加も可能かと思っていたが

先日 モモが死んでしまった

水槽の中から 家族を見守り続けたモモ
お腹が減ると前足を手のように振り餌を催促するモモ
モモ 水中散歩1.jpg


いくら寿命が長いとは言え 実際に20年 生きるのは難しい
自然界にいるアカハライモリには到底 無理な話だろう 天敵や自然環境の変化が長寿を拒む

人に飼われていても やはり20年は難しい
食べ物による消化不良や栄養の偏り

そして 最大の問題が アカハライモリの習性とも言える水槽からの脱走

水場から離れることにより乾燥して息絶える 人がアカハライモリを飼う時に起きる最大の死因が これだろう 

モモも度々 水槽から向け出していた
クロと比べるとモモは活発な性格なので 隙間があると抜けでてしまうのだ

夏場に逃げだし 真っ白になったモモ
もうダメかと思いながら 水槽に戻したら しばらくして元気を取り戻した

今回も 願いを込めて水槽にモモを戻したが
1時間 2時間と時間が過ぎても動かない

水槽にモモがいないのに気づき慌てて探した
でも見つからない

嫁が隅々まで探し やっと見つけた
そこは水槽から5メートルぐらい離れた場所だった
モモを手のひらに置いた時 ほこりまみれでカチカチに固まっていた
さすがに いくら生命力の強いアカハライモリでも無理だと感じた

それでも
仮死状態でいるだけだと 冬眠状態なんだと
水槽に入れて 待っていれば起きると
そう思い待った

どれだけ待ってもモモは動かなかった

モモが水槽を向け出した時間は分からないが
嫁が起きている時間だったなら気づくはずだ

深夜に抜け出したのだろう
自分は その日 飲み会があり家に帰ったのが朝だった
その後 眠り 朝の10時に水槽を見た時にモモがいない事に気付いた
時間が立ち過ぎていた

後悔した
自分が飲み会に行かなければ せめて もう少し早く帰っていればと
いや それ以前に
水槽にある隙間を埋めておけば良かった

アカハライモリを飼う少し前
嫁は子宝に恵まれず不妊治療を受けに病院に通っていた
今思うと嫁の不妊の原因は 長年 続けていた夜勤などによる体調の乱れが大きかったように感じるが
子供の出来ない焦りと諦めの入り混じった嫁の心は 暗く沈みがちだった
そんな時にアカハライモリのモモとクロを飼うことになった

自分と嫁しかいない家にモモとクロが来た
何かが急激に変わったわけじゃない
ただ
部屋に水槽があり そこにモモとクロがいる
それだけだ
「かわいいね」とか言ったり「脱皮した!」と驚いたり
目に付けば のんびりとモモとクロを見る
それだけだ

そして しばらくして息子が生まれた

アカハライモリは子孫繁栄の象徴でもあるから
何となくモモとクロの おかげかなとか言ったりした


モモは動かない

クロがモモに身を寄せているのが切ない

もう起きないよね モモ
さよなら なんだよね

泣き声さえ出さない爬虫類のアカハライモリ
犬や猫とは違い なつくこともない 嫌うこともない
ただ そこにいる そんなアカハライモリ


なんだか さびしいな
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