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2016年07月19日

ヒヌカン(かまど)の昔と今

ヾ( ' - '*)こんばんは、konyです。

最近、ヒヌカン(御釜うかま=かまど)のあり方に手を焼いている子や孫がいる。

昔ガスや電気がない時代は薪を利用したかまどがとても大事だった。

結婚すると、それぞれの地域によって変わるが、嫁は実家のかまどから火種をもらって新居へ戻ってきた。
その途中に、火が消えない様に薪に灰をかけて持って来た。

そして、その置き場所が家の中心に置かれている火鉢(囲炉裏)で火を興し、その後台所へと火種を移動した。

自分の幼い頃は、火種を興す仕事が与えられていた。紙や木々をかまどに入れて竹の筒で息を吹きかけたりうちわで扇いだり大変な仕事だった。

もし、火でも興せなければ、ご飯が作れないので大騒動だった。そんなかまどがとてもありがたく感謝だった。

夏は暑いし冬は暖かい、そして、暖を取る為に手をこすり合わせている姿は拝みをしている様子にも見えた。今考えるとその姿こそ、神々へ祈りを捧げる母親の姿だ。

現代社会では、ガスや電気の普及率100%の世の中、当時の背景を物語る、ヒヌカンの存在はなくなっているがそれでも大事にしている。

共働きの世の中で台所で火を興す事もなく、仕事帰りや近くの店から食物を買ってきて食べる。火を興す事も滅多にない程になっている。なのに、ヒヌカンだけは大事に・・・そんな矛盾な考えは両親から受け継がれて来たのだろう。

独身の自分は母親が利用したヒヌカンは母親が他界した時に処分した。当人の物は当人が逝く時に持って行かす風習があった。

告別式や初七日に49日迄まとめて法要する変わった仕来りでは、ヒヌカンの扱い方のサポートは一切してくれないようだ。

これから先どのような時代へ変化して行くのか知らないが、本来住居にいる神々〔14神)の存在をもっと大事に真剣に考えるべきかも知れないですね。
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posted by agarizaki78 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 琉球易
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ハイサイ、沖縄在住のkonyです。 身の回りで日々興っている意味不明の出来事へ、多彩なイメージを膨らましながら対処し解決しています。 それでも判らない事が多すぎます、(×_×;)(´。`)。 そんな諦めの悪さが解決の発想転換に繋ぎコツコツと解決しています。
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