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ハンモック(絵のない絵本2)





せかいのいろんな町にたびをして そろそろたびにもあきてきたころ、
かなちゃんは11才になっていました。

かなちゃんは がっこうからかえってくると、おともだちとあそぶことがおおくなりました。
ボクはさみくてなりませんでした。

そんなとき、となりのおうちのみゆきちゃんがボクにはなしかけました。
みゆきちゃんは5才になるおんなのこ。

みゆきちゃんはむじゃきにボクにいいました。
「ねえねえ、あなたはお空がとべるんでしょ? わたしもおそらをとんでみたいなあ。」
そういうと みゆきちゃんは ボクにのりました。
ボクは少し まよったけど みゆきちゃんをのせて 空をとびました。

「わーすごい!」
みゆきちゃんは ボクのなかで とてもよろこんでいました。
ボクは なんだかとても うれしいきもちになりました。

それから 次の日も また次の日も ボクはみゆきちゃんをのせて
空のたびをしました。

ある日、かなちゃんががっこうから かえってきて ボクがいないことにきがつきました。
その日のよる ボクがみゆきちゃんをのせてかえってくると、かなちゃんは
とても かなしいかおで ボクをみていました。
そしてなにもいわずに おうちの中にはいっていきました。

「かなちゃん・・・ごめんなさい。ボクがわるかった。」ボクはこころのなかでいいいました。

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つぎの日、かなちゃんががっこうからかえってきて ボクのところにやってきました。
かなちゃんはいいました。
「ハンモックのことをほったらかしにしていた わたしがわるかったんだ。さみしいおもいをさせてゴメンね。」
ボクはうれしいきもちと もうしわけないきもちになりました。

そこへ おとなりの みゆきちゃんがやってきました。
「あっ、みゆきちゃん。こっちにおいで。」とかなちゃんがいいました。
それから、ボクはかなちゃんとみゆきちゃんをのせて 空をとびました。

空から町をながめながら かなちゃんはみゆきちゃんに いいいました。
「みゆきちゃん わたしは このハンモックといろんなところをたびしたんだよ。
これからは、わたしのかわりに みゆきちゃんがハンモックとたびをするといいよ。
とーってもたのしいんだから!」

「うん! ありがとう」 みゆきちゃんは元気いいっぱいにこたえました。

「でもたまには わたしものせてネ。」いたずらっぽく かなちゃんがいいました。

ボクは こころもからだも おねえさんになっているかなちゃんをみて
ほんとうにうれしくなりました。

次の日から、ボクとみゆきちゃんのあたらしいたびがはじまりました。

おわり。。。



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