2018年01月11日
米韓首脳が電話会談 南北対話中は「いかなる軍事行動もない」とトランプ氏
【ソウル=桜井紀雄】韓国の文(ムン)在(ジェ)寅(イン)大統領は10日夜、トランプ米大統領との電話会談で、北朝鮮の平昌五輪参加で合意した9日の南北閣僚級会談の内容を説明、トランプ氏は「南北間の対話が行われている間は、いかなる軍事的行動もない」と述べた。韓国大統領府が明らかにした。
両首脳は、南北対話が北朝鮮の五輪参加にとどまらず、核問題をめぐる米朝対話につながる可能性があるとの認識でも一致したとしている。トランプ氏は「適切な時期と状況で北朝鮮が望むなら、対話の窓は開かれている」とも言及した。
また、2月9日に開幕する平昌五輪にペンス副大統領をトップとする代表団を派遣するとも表明した。文氏はこれまで、トランプ氏の五輪訪問を求めてきたが、トランプ氏は出席できない場合、高官を派遣する意思を伝えてきた。
9日の南北会談では、北朝鮮が平昌五輪に高官級代表団や選手団、応援団を派遣することや、軍事的緊張を緩和するための軍当局間会談の開催で合意した。
五輪をめぐっては、米韓が3月のパラリンピック終了まで合同軍事演習を延期することを決めた。韓国側によると、会談で北朝鮮側は演習の延期を評価する一方、中止自体を求める従来の立場も主張したという。
トランプ政権は、北朝鮮との対話の前提として核放棄を求めてきたが、会談で北朝鮮側は非核化協議に強い反発を示し、南北対話が米朝対話に結びつく可能性に懐疑的な見方も強い。
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