2017年12月18日
【エルサレム首都認定】「抵抗のシンボル」車椅子のパレスチナ人銃撃死
イスラエル軍と数十メートルの距離に迫り、抗議するパレスチナ人ら。イブラヒム・アブスライヤさんはこの後、この現場で撃たれた=パレスチナ自治区ガザ地区東部で2017年12月15日
https://lpt.c.yimg.jp/im_siggVn9ETyp5a_551SXok3l_Xg---x900-y602-q90-exp3h-pril/amd/20171218-00000007-mai-000-view.jpg
【ガザ市(パレスチナ自治区ガザ地区)高橋宗男】イスラエルのパレスチナ占領に反対してきた車椅子の青年が今月15日、イスラエル兵に銃撃され、死亡した。9年前にイスラエル軍の攻撃で両足を失い、「抵抗のシンボル」とされてきたイブラヒム・アブスライヤさん(29)。死の瞬間まで、トランプ米大統領の「エルサレム首都認定」にも抗議の声を上げ続けていた。パレスチナの多くの人々が、その死を悼んでいる。
アブスライヤさんは2008年4月11日、ガザ地区中部ブレイジキャンプのイスラエル境界近くで、イスラエルの無人機に攻撃され、両足を失った。掲げられていたイスラエル国旗をパレスチナ旗に替えたところを狙われたという。
ガザ市北郊の貧しい地区のシャティキャンプで父母と暮らしていた。「14歳のころからデモに参加して、足を失う前にも腹部を負傷したことがある」と母アドラさん(58)はいう。車椅子生活になっても、デモが行われるたびに参加した。「お願いだから、危ないところにはいかないで」。何度もそう声をかけたが、「パレスチナ人として闘いたい。殉教者になりたいんだ」と話していたという。
近くに住む友人のムハンマド・マーディーさん(35)は、アブスライヤさんが路上に駐車している車を洗って、家族の生計を助けていたと明かす。「金曜日には毎週、境界でイスラエルに抗議していた。(今月6日の)トランプの宣言後は毎日、境界に行き『パレスチナは我々の土地だ。我々は闘いをやめない』と声を上げていた」という。
そして今月15日午後。ガザ地区東部シュジャイヤのイスラエル境界近くで起きた抗議行動で、イスラエル兵に頭部を銃撃され、命を失った。いとこのウィサムさん(41)は「イスラエル兵はパレスチナ旗を手にしていただけの身体障害者を撃った」と怒りを押し殺すように理不尽さを訴えた。
15日にはガザに加え、ヨルダン川西岸や東エルサレムでもイスラエル治安当局との衝突があり、アブスライヤさんを含めて計4人のパレスチナ人が死亡した。
アブスライヤさんの亡きがらは16日埋葬された。パレスチナ自治政府のアッバス議長、イスラム原理主義組織ハマスの最高指導者ハニヤ氏らが弔意を示し、自宅前に設けられたテントは弔問客であふれかえった。
アッバス氏が率いる政治組織ファタハは16日、声明を出し、ペンス米副大統領が20日に予定するエルサレム訪問に合わせ、「エルサレムの入り口や旧市街でトランプの決定に対する怒りの抗議」をパレスチナ住民らに呼び掛けた。
配信12/18(月) 8:00
毎日新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171218-00000007-mai-int
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