2017年12月05日
『人づくり革命』と出世払いの『教育国債』構想
『人づくり革命』と出世払いの『教育国債』構想 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170817-00010000-nrin-bus_all
政府が新たな政策として掲げている「人づくり革命」には、経済効率を高めるという「右派」的な経済政策の側面と、機会均等、弱者救済という「左派(リベラル)」的な側面とが混在しており、これが企業の対応を効果的に引き出すことを難しくさせている面もあるように思われる。他方、「人づくり革命」の中で、大学の授業料を無償化し、その財源を「教育国債」で賄ったうえで、その後大学生が社会人となり、所得が一定以上となれば政府に授業料分を返金するという、「出世払い」制度が検討されている。しかしこの枠組みには、大学生、社会人が技能を磨くことで所得を高めるというインセンティブを低下させるというモラルハザード発生の可能性があり、それが経済効率を高める狙いには逆行してしまうという問題点があるように思われる。
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