2015年06月06日
2進数について
2進数
コンピュータの世界では、2進数がよく用いられます。2進数について、少し知識を付けておきましょう
◎IPアドレス と サブネットマスク について
IPアドレス や サブネットマスク の表現形式は、4つの 10進数 をドットで区切ったものでした。 実際は、 32ビット の 2進数 です。 たとえば、
192.168.1.2
↓
11000000
10101000
00000001
00000010
という2進数を使用しています。
コンピュータは論理演算回路として
AND(論理積)、OR(論理和)、Exclusive OR(排他的論理和)、NOT(否定)の4つの回路があります。
・ IPアドレスとサブネットマスクの AND(論理積) をとると、 ネットワークアドレス が抜き出せます。
・ IPアドレスとサブネットマスクの OR(論理和) をとると、 ホストアドレス が抜き出せます。
◎IPv4 と IPv6 について
IPアドレスは、 IPv4 が 32 ビット、 IPv6 が 128 ビット で表されます。
32 ビットの場合、すべての組み合わせは、 232 、すなわち約43億通りの IPアドレス が利用できるわけです。それに対して、 128 ビットのすべての組み合わせは、 2128 となります。
◎2進数 と 10進数 の変換について
たとえば、IPアドレス 11000000 10101000 00000001 00000010 を例にとりましょう。ここでは、IPアドレス の10進表記の場合を例に、8ビットづつ区切って、 変換してみます。 まず、最初(左端)の8ビット 11000000 は、
1. 最下位のビットから順に、 20 , 21 , 22 , 23 , 24 , 25 , 26 , 27 という重み付けをします。
2. 各ビットごとに重みを掛け算して、すべての桁の値を合計すると10進数が求められます。先頭の8ビットを計算してみましょう
0×20+0×21+0×22 +0×23+0×24+0×25+1×26+1×27=192
3. 2番目の8ビット 10101000 についても、計算してみましょう。
0×20+0×21+0×22 +1×23+0×24+1×25+0×26 +1×27=168
◎10進数 から 2進数 への変換
ここでも、IPアドレス 192.168.1.2 を例に、2進数に変換してみます。
1. 10進数、たとえば 192 を 2 で割ることを繰り返します。 2 で割るごとに、余り 0 か 1 が出ます。
2. この余りを取り出して並べます。
3. 並べ方は、最後に求めた余りが、最左端にくるように順に並べていきます。これで、2進数 が求められます。
あまり
2 192 0
2 96 0
2 48 0
2 24 0
2 12 0
2 6 0
2 3 1
1
11000000
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