2020年08月31日
WWEの特徴の1つ!多様な試合形式について ~ビートザクロックマッチ編~
初めまして、ザングースと申すものです。
今回は「ビートザクロック」についてお話ししたいと思います。
これは、正直試合形式というより、ルールに分類されると思います。
複数のノーマルマッチがあって初めて成り立つルールで、目的としては次のPPVでの試合形式を選ぶ権利を得るためだったり、ベルトへの第1挑戦者を決めるときに使われたりします。
ルールの内容としてはタイムアタックだと思ってもらえればいいです。
最近ではサシャ・バンクスとベイリーがこのルールでどちらが先にアスカの挑戦を受けるかを決めていましたね。
では、ルールの説明をします。レスラーAとレスラーBがライバル関係だとします。
そして次のPPVで自分に有利なルールを決めるためにビートザクロックマッチをするとします。
ここで行う試合はレスラーA VS レスラーCとレスラーB VS レスラーDになります。
レスラーAとレスラーBが直接戦わないのがこのルールの肝になります。
まず、レスラーAとレスラーCがノーマルマッチをします。
ここでレスラーCが勝てば、次レスラーBはレスラーDに勝てば試合形式を決める権利を持ちます。
レスラーAが勝った場合、レスラーAがレスラーCに勝ったまでの時間が基準となります。
例として、レスラーAは5分でレスラーCに勝ったとします。
次に、レスラーBとレスラーDの試合ですが、レスラーAが5分で決着をつけたため5分しか試合時間は取られません。
5分経過した時点でレスラーAに試合形式を決める権利が与えられます。
レスラーBとレスラーDの試合自体はドローで終わります。
そのため、レスラーBは5分以内でレスラーDに勝つ必要があります。
このルールの変わっているところは試合の結果より、試合が決着するまでの時間のほうが重要視されるということです。この例で出したレスラーBについてですが、レスラーAより早く決着がつけられなかったら、試合に負けていないのに本質で負けているというなんとも腑に落ちない結果になります。
母数が少ないのでオススメの試合はパッと出てこないですね。。。
なので、上記にもある、サシャ・バンクスとベイリーのビートザクロックを紹介、解説できればと思います。
動画はこちらになります。
サシャ・バンクスとベイリーはこの時点でそれぞれRAW女子王座のベルトとSMACDOWN女子王座のベルトを保持していました。
そして、サマースラム2020でその両方にアスカというディーバが挑戦することになり、どちらから試合をするかを決めるために、このビートザクロックというルールで対決します。
勿論、後に試合をする方が、1試合こなした後のアスカと試合することにあんるので有利になります。
自分のベルトを失いたくないからこそ、是が非でも後に試合をしたいところです。
ここで、サシャ・バンクスとベイリーはWWE女子タッグ王座を保持しており、ライバル関係どころか共闘関係にあります。
なので、仲間割れのタイミングでもありましたが、ベイリーの方がどちらかといえば主導権を握っていたのでサシャ・バンクスが先に挑戦しましたね。
少し嫌そうな顔をしていますが、仲間割れには発展しませんでしたね。
さらに、このビートザクロックは珍しく、サシャ・バンクスとベイリーの試合相手が同じです。
私もこのパターンは初めて見たので、少し驚きました。
だからこそ、最初に挑戦するサシャ・バンクスは嫌だったんですね。
結果として、後に挑戦したベイリーが負けたため、サマースラム2020ではベイリーからアスカとの試合をすることが決まりました。ベイリーが負けた時のサシャ・バンクスの喜ぶ顔は少し、いや結構個人的にかわいいと思いました。
まぁ、その後すぐにベイリーのフォローをするあたりサシャ・バンクスはベイリーに気を使っているのが伺えます。
こういう背景をわかって見るサマースラム2020と背景を知らずに見るサマースラム2020はやっぱり見ごたえがあるんじゃないでしょうか。
まぁ、こういう点が歴が長いファンを作る1つの理由であり、また新規のファンが入りにくい1つの理由なのかもしれません。
そのネックになっている部分を今後このブログで紹介できればと思います。
今回はこんな感じですね。、ビートザクロックというルールはライバル関係が加速するきっかけになりやす試合形式になります。ベルトへの第1挑戦者を決める場合にはライバル関係が生じるきっかけにもなりますが。今回の例ではなかったですが、周囲からの妨害をもろに受けやすい形式なので思わぬライバル関係が見えてくれるのもいいところですね。
いかがだったでしょうか?次回も読んでいただければ嬉しいです。
fin...
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